出産

【実際に無痛分娩で出産したママが発信】無痛分娩の種類とは?気になる当日の流れや麻酔についてお伝えします!

最近ではあつかう病院も増えてきた無痛分娩。

せっかくだから無痛分娩を選ぼうと思っても、周りの反対があったり、安全性が心配になるニュースが流れたり…。

本当に痛くないの?
麻酔の管ってどう入れるの?
どんな産院を選べばいいの?

など、不安や疑問もありますよね。

もちろん無痛分娩にもメリットがあればデメリットもありますが、

私は「無痛分娩で産むことができて本当に良かった、最高の出産ができた」と感じました。

自分の当時の記録を元にリアルな体験談を交えつつ、無痛分娩の種類や出産時の流れなどを細かに解説していきます。

「お腹を痛めて産んで一人前」という風潮

無痛分娩を選ぼうとしたとき、想像以上に多くの人が周りから反対されています。

その中で一二を争う理由が、「痛みを味わって産まなければ母性がうまれない」という意見。

結論から言います。全くそんなことはありません!

私も無痛分娩で産みましたが、世界で一番愛していると断言できます。

無痛分娩だろうが帝王切開だろうが子を愛する親心に差が出るはずもありません。

たまに、自分が産むわけでもないのに無痛分娩に反対する旦那様もいらっしゃいます。

ではその旦那様もお腹を痛めて産んだわけではないのですから、子供が可愛くないのでしょうか?

自分の母親やお姑さんも、自分が産んでいないのですから孫が可愛くないのでしょうか?

歯医者に行って麻酔を打たずに歯を抜く人がいないのと同じく、とれる痛みをとることの何がいけないのでしょう

このような意味のない反対で無痛分娩を諦めないでください。

あなたの出産です。あなたが満足できる方法を選びましょう。

海外では当たり前、日本での安全性は?

日本ではまだスタンダードではない無痛分娩ですが、アメリカやヨーロッパなどの先進国で無痛分娩を選択する人の割合は、多い国でなんと8割といわれています。(帝王切開を除く)

そもそも海外での無痛分娩の歴史は古く、初めて麻酔を使った分娩が行われたのは1847年のこと。

その6年後である1853年には、イギリスのヴィクトリア女王も無痛分娩でレオポルド王子を出産しています。

これだけ歴史のある無痛分娩ですが、なぜ日本ではこんなにも普及が遅く、さらには痛ましい事故などが起こってしまうのでしょうか?

海外と日本の無痛分娩の違い

海外ではメジャーな無痛分娩が日本では普及しない一番の原因を、私は産科の形態の違いだと思っています。

海外で無痛分娩を行う場合、多くの病院では産科医の他に専門の麻酔医や緊急時に対応できる医師など、出産する妊婦さんを複数人で支えています。

しかし日本での産婦人科といえば個人で経営している医院が多く、1人の産婦人科医がすべてを行う病院も少なくありません。

1人で診察・治療・お産・縫合など多くの作業をこなす産科医は、今の時点でも仕事量がオーバーしている状態。

無痛分娩の導入など簡単にできることではないのです。

少しでも安心できる病院を選ぶには

普及が遅れている無痛分娩ですが、導入が遅れるということは無痛分娩に対する経験が浅い医師もいるということです

以前、無痛分娩による事故で命を落とされた悲しいニュースがありましたが、その病院の医師も自分の経験不足を認めていました。

まずはあなたを担当される産科医の経歴をよく調べ、確かな技術を持った医師であることを確認しましょう。

そして先ほど「海外と日本の無痛分娩の違い」の項目でも言いましたが、海外では複数人の医師でお産を支えています。

個人医院には個人医院でしかできない心配りやサービスがあることも確かですが、無痛分娩に限らず全ての出産において、私は複数人でサポートしてくれる病院をお勧めします。

できれば産科医の他に麻酔医と緊急時の対応医、新生児専門医が常駐していることが望ましいです。

1人でされているような個人医院を選ばれる場合は経歴の確認を念入りにしたうえで、万が一の緊急事態がおこった場合はどのような対応をされるのか確認をしてみてください。

無痛分娩の種類

麻酔を打って痛みを除くという知識はあっても、無痛分娩にも種類があることはあまり知られていません。

日本で使われている麻酔は、主に

  • 脊髄クモ膜下麻酔併用硬膜外麻酔
  • レミフェンタニル麻酔
  • 硬膜外麻酔
  • の3つに分けられます。

    3つ目の硬膜外麻酔は最も多くの産院で選ばれている麻酔なので、2つの麻酔の説明の後で詳しく解説します。

    脊髄クモ膜下麻酔併用硬膜外麻酔

    1つ目の脊髄クモ膜下麻酔併用硬膜外麻酔は、後ほど詳しく解説する硬膜外麻酔に加えて脊髄クモ膜下麻酔も併用する無痛法です。

    陣痛や分娩の進みがとても早く、痛みが急で強い場合などに効果的な方法になります。

    レミフェンタニル麻酔

    レミフェンタニル麻酔はかなり扱いが難しいことから、使用される産院も少ない麻酔です。

    背中に管を通したりする必要のない麻酔なのですが、その代わりに呼吸が抑制されてしまいます。

    高度な技術をもった医師による呼吸の管理ができていないと、妊婦さんの呼吸がコントロールできなくなってしまう危険性はあります。

    硬膜外麻酔の特徴と針の刺し方

    無痛分娩のほとんどが硬膜外麻酔といっていいほど、スタンダードな麻酔です。

    この麻酔は、背骨の間から背骨の中に針を刺した後、硬膜の外側である硬膜外腔に管を通し、そこから麻酔を注入します。

    刺すときは自分のおへそを見るようにグッと背中を丸めて突き出した状態で打ちます。

    麻酔が効いてきても意識がはっきりしていて手足も自由に動き、普段と何一つ変わらない状態です。

    とにかお腹と股間の痛み「だけ」をとる麻酔で、出産時にはもちろんお腹に力を入れていきむこともできます。

    ですが効きすぎた場合は正座して痺れた時のように足の感覚がぼやけますので、細かな麻酔量確認が必要となります。

    痛みを最小限に!針の通し方

    私も硬膜外麻酔で分娩しましたが、針を刺される時のコツ

    「とにかく背中を強く丸め、絶対に針から逃げないこと!丸めた背中を緩めず、動かない!」

    とはいえ、背骨に針を刺すなんて考えただけでゾッとしますよね。

    背中を丸めた状態をしっかりキープできていれば、背骨の間が開いているのでスムーズに針を入れることができ、そこまでの痛みも感じません。

    恐怖心で針から逃げると背骨の間が閉じてしまい針が入れづらく、より時間がかかって痛みも増します。

    大丈夫ですよ。針を通す痛みなんて麻酔によって無くなる出産の痛みからしたら羽にあたったくらいのものです。

    出産前~出産後の流れ

    ここで私が体験した無痛分娩前日・当日のスケジュールを公開します。

    出産ペースは人それぞれですが、大まかな流れに変わりはないと思いますので、ぜひ参考になさってください。

    入院~出産当日の流れ

    1月1日(仮)昼

    臨月の定期健診にて子宮口が3㎝まで開いていることを確認、翌日夜より入院するよう言われる

    1月2日

    20:00 入院開始
    21:30 無痛分娩処置、背中に管を通す
    22:00 子宮口3㎝

    1月3日

    06:00 陣痛促進剤を1錠服用
    07:00 追加1錠服用
    08:00 張り2分間隔。ビスケットを1枚食べ、これ以降絶飲絶食
    08:30 硬膜外麻酔開始
    09:00 子宮口4㎝、人口破水
    09:30 子宮口5㎝
    10:20 子宮口全開
    10:30 麻酔追加
    11:00 LDRへ移動
    11:30 出産
    13:30 歩いて部屋へ戻る

    一切の痛みを感じることなく出産

    もちろん背中に管を通すときに少し痛みは感じましたが、その他で痛みを味わうことは一切ありませんでした。

    助産師・看護師いわく、「せっかくの無痛分娩なのに我慢する人が多い」とのことです。

    麻酔は入れてから効きだすまでに30分くらいかかりますので、痛みを感じ始めてから入れては遅いのです。

    普段のあなたは生理痛がありますか?「あ、生理が始まったな」くらいの痛みがあらわれたら、もう麻酔を入れてもらうよう頼みましょう。

    心穏やかに我が子の誕生を迎えられる

    出産中、無痛分娩のおかげで痛みはありませんが、ただのんびりしていれば産まれるわけではありません。

    呼吸法をとりながら、おもいっきりいきむ作業は必要になります。

    例えるなら、キツい腹筋を延々とするような感覚です。妊娠で腹筋が伸び切っている妊婦さんにとっては中々大変ですよ。

    ですが産まれた瞬間もしっかり見ることができますし、感動的な光景を存分に味わうことができるのが無痛分娩の一番のメリットといえるでしょう。

    これから無痛を選ぶあなたへ

    私の出産した産院は無痛分娩も普通の分娩も両方おこなっている病院でした。

    出産後に仲良くなったママさんが数人いましたが、普通に産んだママさんは疲労でゲッソリしており、話を聞くと「なんで私も無痛分娩にしなかったんだろう…」と後悔されていました。

    やつれたママさんの顔を見ると、普通出産の壮絶さが感じ取れます。

    友人でも「1人目は普通・2人目は無痛で産んだけど、絶対に無痛分娩を勧めたい!」という声が多いです。

    私も2人目を産む機会があれば、間違いなく無痛分娩を選ぶでしょう

    どうぞあなたも痛みから解放された穏やかな出産を体験してみてください。

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