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有意義に過ごす!小学生におすすめの冬休みの過ごし方

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寒い!大して長くもない!なのに宿題は出る!受験もある!しかも親戚づきあいまである!

そんな風に考えてしまうこともある?冬休みを有意義に過ごすヒントを提案させていただきます。

ポイントは、「特別なことはしない」
なるべくリーズナブルに、準備や手間のいらない、けれど有意義な過ごし方を考えてみました。



寒さを体験する

現代は快適すぎて本来、自然の中で感じられるであろう不便さ、恐さを体験する機会が希薄になりつつあります。
冬の「寒さ」を冬休みに体験してみるのはいかがでしょうか。

自然体験の重要さ

自然に触れる体験は、こどもの成長において大きな影響があることがわかっています。

独立行政法人国立青少年教育振興機構が平成22年に行った「子供の体験活動の実態に関する調査研究」の青少年調査(高校二年生)を見てみましょう。

    「自然体験」、「動植物とのかかわり」、「友だちとの遊び」、「地域活動」、「家族行事」、「家事手伝い」といった体験が中学校期までに多いほど、現在の「自尊感情」、「共生感」、「意欲・関心」、「規範意識」、「人間関係能力」、「職業意識」、「文化的作法・教養」(体験の力)が高い。

こどもの頃の自然体験その後の成長に与える影響の大きさがわかる結果となりました。

ところが、60代の大人がこどもだった頃にくらべ、現在のこども達の自然体験は減少している事も調査結果から明らかに。

さらに、自然体験の量と個人・家庭全体の収入は比例しているという結果も出ています。
自然体験の量が多いほうが、将来の収入が多くなるというのです。

しかしこれは単純に自然体験の多寡が収入を左右するというものではなく、どのような背景でこどもが育つかにもよると予想されています。

こどもの育つ背景には、例えば家庭の経済力も含まれます。

近年では教育産業主体の有料の自然体験活動企画が増加。

そのため、こどもが育つ家庭が経済的に豊かであるほうがよりそういった機会を与えやすくなっているというのが現状です。

そのことをふまえ、自然体験の量において経済による家庭間格差が生じるおそれがあることをこの調査では指摘しています。

格差を生じさせるのは家庭の経済が豊かか否かだけではなく、保護者の意識の高さにも関係があるとしています。

つまり、自然体験をはじめとした体験活動の有意義であることを多くの保護者が共有し、意識して体験の機会を持つ・与える工夫をすることが大切なのです。

出典:独立行政法人国立青少年教育振興機構「子どもの体験活動の実態に関する調査研究」報告書

冬のお散歩

わざわざ遠くの山の中まで出かけたり特別なプログラムに参加しなくても、まずは近所をお散歩してみてはいかがでしょうか。
寒い!と感じることができたら、冬を体験する第一歩は踏み出せています。

霜柱、落葉、木の実、虫や鳥の様子などを気にしながら歩くとさらに発見がありそうです。

氷作り

夜寝る前に容器に水を張って家の外へ出しておくと、翌朝、氷がはっているかもしれません。
食紅などで色のついた氷や、花や紅葉を入れた氷も作れます。

ニュースや新聞で調べた天気・気温と氷の出来具合の関係を調べてみると、さらにわかることがあるかと思います。

容器はキッチンにある食品の空き容器、カットした牛乳パックなどで充分です。

伝統にふれる

株式会社ウェーブプラネットによる「都市部(首都圏、京阪神)在住の25-44歳の既婚男女における家庭内季節行事実施率」に関する調査によると、都市部の家庭における行事実施率は低下しているそう。

そういった傾向の中、もうひとつ注目すべきなのが「家庭生活満足度が高いほど家庭内行事実施率が高い」という結果です。

例えば、年末年始の行事に限っても、「年越しそばを食べる」、「初詣へ行く」、「お年玉をあげる(もらう)」、「年賀状を書く」は、家庭満足度が高い層ほど実施率が高くなっています。

満足度と実施率のどちらが先にあるものなのかは明らかでないものの、行事実施率の高さは家庭円満と密接な関係にあることは確かです。

また、東京都教育委員会では、日本の伝統・文化を学ぶことで郷土への愛着を育み、自らのアイデンティティを確立させ、グローバルな人材育成に繋がるとしています。

年末年始のお休みである冬休みには、大晦日、お正月に関係する地域の伝統行事がたくさんあります。

これらの行事を体験することは、こどもにとって大変有意義だといえるでしょう。

出典:日本マーケティング協会「家庭内年中行事にみる、 しあわせな人vs.不満だらけの人」

出典:東京都教育委員会「伝統・文化教育」

寺社仏閣を訪ねる

近所にお寺や神社はありませんか。

地元の寺社仏閣には自分の暮らす地域の伝説やいわれが残っていたり、土地ならではの伝統行事があったりします。

それらについて調べたり見てみることや、年末年始の行事に参加することで、身近な伝統、歴史に触れる体験ができます。

行事食

行事にはそれにまつわる行事食があることが多いものです。
年末年始の行事食を食べたり、調理を手伝ったりすることは、食を通じた文化の継承に繋がるでしょう。

伝承あそび

お正月は凧揚げや独楽回しなどの伝承あそびを楽しむこともあるでしょう。

地域の児童館、郷土資料館、プレーパークなどで体験できることも。

伝統に触れることができるだけでなく、シンプルなしくみを観察することで揚力やジャイロ効果などの科学的な気づきに繋がるかもしれません

家族で過ごす

下着メーカー「ワコール」が取り組んでいる「10歳の未来プロジェクト」

これは 10歳の女の子たちとその親世代に「輝やかしい未来につながる大切なこと」を知ってもらおうというプロジェクトで、2015年にはじまりました。

「10歳の未来プロジェクト」の一環として、等身大の10歳について知るための意識調査「10歳キラキラ白書」が実施されています。

最新版の「10歳キラキラ白書2018」によると、自己肯定感の高いこどもの特徴は「家族との関係が良好である」「人との関わりに積極的である」ことでした。

こども達の自己肯定感は10歳がピークでその後は成長とともに低下していくこともこの調査から明らかになっています。

その中で自己肯定感を守っていくために必要なのは、良質なコミュニケーション

こどもを理解し受け止めることだと、目白大学人間学部心理カウンセリング学科教授の小野寺敦子先生はアドバイスしています。

冬休みはクリスマス、お正月など、家族で過ごす行事があります。

家族の時間を通じ、良質なコミュニケーションを大切にして過ごすことは、こども達の自己肯定感を高めるための有意義な冬休みの過ごし方と言えるのではないでしょうか。

年末年始は親戚の集まる機会が多くあります。
こういった機会に、自分へと繋がるルーツを知ることや、祖父母や親戚からの伝統文化の継承がされることも有意義です。

出典:10歳キラキラ白書 2018年版(ワコール)

ボードゲーム

コミュニケーションと言えばボードゲーム。
冬のボードゲームと言えばすごろくです。

核家族化がすすみ大人数で盛り上がることが普段難しいとしても、親戚が集まる年末年始ならにぎやかに楽しめるのではないでしょうか。

インターネット上には無料ダウンロードできるすごろくがあります。

お正月の新聞の付録になっていることもありますし、手作りもできます。

お手伝い

年末年始の行事の飾り付け、大掃除、食事の準備などのお手伝いを通じ、しきたりやしつらい、古くからの生活の知恵、家庭の味や行事食のレシピが自然と身につきます。

家族の中でそれなりの働きをすることによる満足感は、自己肯定に繋がるでしょう。



手仕事

雪に閉ざされたかつての暮らしの中で、冬の手仕事は次の季節への備えであり、収入源であり、また楽しみでもありました。

冬は手仕事の季節です。

天才棋士と話題の藤井聡太四段が幼少時に受けた教育法ということで話題になった「モンテッソーリ教育」では、リリアン、刺し子、織物など、多くの手仕事を取り入れています。
これらの手仕事をこどもが自分で選び、くりかえしとりくむことで、多くの能力を獲得していくのです。

冬休みに気に入った手芸などの手仕事を見つけて楽しむことで、こどもが得るものがきっとあるでしょう。

手仕事は癒しになってくれることもあります。

アメリカの若年層の間で手芸への関心が高まっているという「ニューヨークタイムズ」の2016年の記事によると、心身医学のパイオニアでMassachusetts General Hospitalの創始者のDr.Herbert Bensonは針仕事によってヨガやメデテーションに似たリラックスが得られると言っており、多くの健康上のメリットがあるのだそうです。

高学年になると冬休みはホリデーよりも受験が気になる気の重い時期かもしれません。
そんな時にはぜひ、癒し効果のある手仕事を。

出典:日本モンテッソーリ教育綜合研究所「モンテッソーリ教育について」

出典:The New York Times “The Health Benefits of Knitting”

指編み

特別な道具や技術が必要な手芸ばかりではありません。
あまった毛糸と指や適当な棒さえあれば、簡単な編み物が楽しめます。

ウインタースポーツ

ひとつのスポーツに専門的に打ち込むべきだという考えからすると、継続の難しいものもあるシーズンスポーツを短期間だけやってみることに抵抗があるかもしれません。

しかし、複数のスポーツ経験は物の捉え方の幅を広げて将来に対する的確な見通しを持つ力を養ってくれるのだと、早稲田大学スポーツ科学学術院の広瀬統一教授は言います。

もちろんアスリートとしても複数のスポーツ経験は有効であり、多数のトップアスリートの名前を代表例としてあげています。

    <複数のスポーツを経験したトップアスリートの例>

    ☆柔道と野球を両立していた元メジャーリーガーの松井秀喜選手

    ☆バスケットボール選手としても高評価を受けていた女子サッカー・アメリカ元代表のアビー・ワンバック選手

    ☆バスケッボールと野球を両立していた元メジャーリーガーのランディ・ジョンソン選手

    ☆野球経験もある元アメリカン・フットボール選手のディオン・サンダース選手

    ☆柔道経験もある元プロサッカー選手のジネディーヌ・ジダン選手

むしろ、筋肉も骨格も未発達な段階で同じ動作を繰り返すことによるリスク、ドロップアウトやバーンアウトのリスクなどを考えると、早い時期に特定のスポーツに絞ってしてしまうことは避けた方がいいといえるそうです。

幅広くスポーツを楽しむことは、アスリートとしての可能性を広げることや将来を見通す力を身につけることに繋がるということであれば、その一環としてウインタースポーツに挑戦してみるのも有意義ではないでしょうか。

出典:早稲田大学スポーツ科学部「幼児期から始めれば、スポーツの才能は開花するか」

スケート

ウインタースポーツの代表といえば、スキーかスケート

フィギュア競技が大人気のスケートは、スキーに比べ用意する道具も少なく、リンクがあれば都市でもできるので、どちらかといえば挑戦しやすいと思います。
東京都内にも意外にたくさんのリンクがあります。

ちなみに、東京都唯一の公営リンクは江戸川区スポーツランド。
大人入場料510円・貸し靴料310円、小中学生入場料210円・貸し靴料210円という公営ならではのロープライスで屋内リンクを利用できます。

    「江戸川区スポーツランド」
    住所:〒133-0063 東京都江戸川区東篠崎1-8-1
    電話:03-3677-1711
    ※アイススケートスケートリンクは10/1(月)~5/31(金)。
    ※日曜日の11:30~、14:30~に初心者対象の無料レッスン実施。(自由参加)
    http://www.edogawa-sportsland.com

マラソン

いますぐスタートできる冬のスポーツなら、なんといってもマラソンです。
冬の行事としてマラソン大会がある学校も多いと思います。

脱水症状になる危険性が夏に比べて低い上、運動不足になりがちな冬の体力作りに良いということで、冬はマラソンということになったのだとか。

のんびりペースのお散歩感覚で挑戦してみてはいかがでしょう。

天体観測

冬は天体観測の季節。
天体を身近に感じ、宇宙に興味を持つきっかけとして有意義な天体観測をしてみませんか。

冬に星空がよく見えるのには、いくつか理由があります。

ひとつは空気が乾燥していて、塵が少ないこと。

もうひとつは、明るい一等星が多いうえに肉眼で観測できる星団や星雲があること。

光が届きやすく、しかも見やすい星がたくさんある季節なのです。

さらに、日没が早く早い時間から星が出るので、こどもにとって観測しやすい季節でもあります。

冬の夜は冷えます。

天体観測の際には充分な寒さ対策をしてお楽しみください。

出典:学研キッズネット「夜になると星がよく見える日と見えない日があるのはなぜ」
出典:Astro Arts「冬の星空を楽しもう」

ふたご座流星群の観測

例年、12月14日前後に活動するふたご座流星群。
2018年は12月14日21時頃がピークとなると予想されています。

20時~21時くらいと比較的浅い時間帯にピークがくるため、こどもと一緒に観測しやすいおすすめの流星群です。
住宅街でも観測の報告があります。

くれぐれも暖かくしてどうぞ。

読書

寒い冬は室内で過ごすことが多くなります。
暖かいお部屋で読書を楽しむのも、おすすめです。

国立青少年教育振興機構が平成25年に実施した「子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究」では、就学前から中学時代までのこどもの頃の読書活動が多いほど、「未来志向」、「社会性」、「自己肯定」、「意欲・関心」、「文化的作法・教養」、「市民性」において高得点を示しており、成人後にそれらの意識・能力が高いことが明らかになっています。

特に強いのが、就学前から小学校低学年までの読書活動と成人後の「文化的作法・教養」との関係でした。

こども時代の読書がいかに有意義であるか、この調査結果からよくわかると思います。

出典:国立青少年教育振興機構「子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究報告書」

図書館へ

本をたくさん読みたいと思ったら、まずは図書館へ。
思いもよらぬ良い出会いがあるかもしれません。

こどもに本への興味を持たせたいのでしたら、やはり図書館へ。
読み聞かせ、展示など、こどもの好奇心を刺激する催しがあります。

楽しい冬休みを

あまり「有意義」にこだわってしまうと、楽しめなくなってしまうこともあります。
とにかく楽しむことこそが何よりお休みとして有意義だと思うのです。

楽しい冬休みになりますように。



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