育児の悩み・疑問

子供乗せ電動アシスト自転車の選び方と注意点

2016年に出荷された電動アシスト自転車は約54万台。

これは10年前の2倍超となる数字です。

さらに、2017年の1月~9月間の出荷台も前年の同時期と比べて13%増。

電動アシスト自転車を利用する人は増え続けています。

出典:朝日新聞デジタル 電動アシスト自転車、スイスイ成長 発売から25年

また、日経DUALが共働き世帯の読者を対象に行ったアンケートによると、63.2%の世帯が幼稚園・保育園などへのこどもの送迎に電動アシスト自転車を使っていると回答。

市場拡大中の電動アシスト自転車が、共働き世帯を中心に育児中の保護者から支持されていることがわかります。

出典:~共働き世帯(日経DUAL読者)106人に聞く!~子供の送迎、自転車使ってますか?



子供乗せ電動アシスト自転車の選び方

育児の味方である子供乗せ電動アシスト自転車。

どのように選んだら良いか、選び方のポイントをチェックしてみましょう。

子供乗せモデルがおすすめ

自転車に乗せるこどもが一人の場合、道路交通法上ではごく普通の電動アシスト自転車にチャイルドシートを装着して乗せても問題ありません。

ですが、こどもを乗せた状態での安全面では、子供乗せモデルが圧倒的に優れています。

・フレームの剛性
・バランスを考えた重心
・電源をこどもが切ってしまわないようにするチャイルドロック
・ブレーキのサポート
・駐輪時のふらつきを防止するハンドルロック

子供乗せに特化したオプションパーツも豊富です。

ちなみに、道路交通法上、こども二人の場合は子供乗せモデルを選ばなくてはなりません。

小径タイヤ

こどもを乗せるなら、重心が低く安定感のある小径タイヤのモデルがおすすめです。

万が一の転倒でも、小径タイヤのほうが低い地点からの落下になります。

さらに、フロントチャイルドシートにこどもを乗せても視界が良い、運転者が小柄であっても扱いやすいという利点もあります。

バッテリーの容量

電動アシスト自転車にはバッテリーが搭載されています。

単純に考えて、このバッテリー容量が大きければ、航続距離は長くなります。

現在のモデルは優秀なので、平坦な地形で短距離しか乗らないのなら、さほど容量を気にする必要はないかもしれません。

もちろん、急な坂道が多かったり、毎日遠距離を乗るならバッテリー容量の大きなほうが良いでしょう。

また、バッテリーは充電できる回数にかぎりがあり、それが寿命となります。

バッテリー容量が大きいと価格アップとなりますが、少量を何回も充電するより、一度に大容量の充電をして長持ちさせたほうがコストパフォーマンスが良いという結果になるかもしれませんし、そのほうが手間もかかりません。

電動アシスト自転車を使用する地形、目的、頻度、距離などを参考に、バッテリー容量を選びましょう。

安心できる販売店やメーカーを選ぶ

電動アシスト自転車の購入に迷ったら、販売店で相談してみることが大切です。

経験豊富なスタッフがいれば、良いアドバイスをくれるでしょう。

このように良いアドバイスをくれるようなスタッフのいる販売店なら、購入後のメンテナンスも安心できます。

まずはそういうお店を選ぶことがポイントです。

電動アシスト自転車購入の際、安全性よりも価格が重視される傾向にあるという調査結果がありますが、本体の安全性、購入後のメンテナンスを考えると、信用のおけるメーカーの電動アシスト自転車がおすすめ。

電動アシスト自転車も三大メーカーと呼ばれる、ブリヂストン、ヤマハ、パナソニックは、子供乗せモデルでも定評があります。

信頼のできるお店とメーカーから、安全な製品を選びましょう。

出典:KDDI 電動アシスト自転車「危ない経験」約4割、その中でもペダル踏み込み時の急発進が危険 約半数

電動アシスト自転車の事故

便利な電動アシスト自転車。

ですが、電動アシスト自転車ならではの事故も増加中です。

こどものためには安全第一。

どんな事故がおきているのかを知ることで、事故の予防につとめましょう。



電動アシスト自転車は重い!

電動アシスト自転車はバッテリーなどを搭載している分、どうしても重くなってしまいます。

標準的な子供乗せモデルの電動アシスト自転車にチャイルドシートを装着すると35kg前後比較的軽めのモデルでもぎりぎり29kg前後。

さらに、こども二人+運転する大人一人+荷物となると、その総重量は100kg近くにもなります。

一般的なシティサイクルが16kg~20kg程度ですので、子供乗せ電動アシスト自転車はかなり重い自転車であると言えます。

転倒の危険

重くて、こまわりがききにくい電動アシスト自転車。

そのため、曲がり角や段差などでバランスをくずすと立て直すのは難しく、転倒事故に繋がる危険があります。

転倒の危険は乗降時にも

転倒の危険は走行時だけではありません。

荷物とこどもを乗せる順番によって、転倒事故が起きやすくなってしまいます。

先に荷物を載せて、こどもは最後に乗せるのが、より安全な順番。

降ろす際は逆になり、こどもが先で、荷物を後で降ろします。

この順番にすることで、荷物の上げ下ろしのためハンドルから手が離れてバランスがくずれるのを防ぎます。

ブレーキがききにくい

重量があるため、どうしてもブレーキは一般的なシティサイクルに比べて遅めにかかります。

余裕を持ってブレーキを握らないと、タイミングよく止まれないということもおこります。

重いからここに注意!

とにかく、重量があるということを念頭において乗る必要があります。

走行時には、滑りやすいマンホールの蓋、縁石の段差に気をつけ、慎重に。

どのくらいで止まるのか、ブレーキのききを確認しておきましょう。

ブレーキ部品の消耗品が激しいので、メンテナンスも大切です。

踏み込みによる加速

現在、増加中の事故が踏み込みによる加速でおこる事故。

電動アシスト自転車は、ペダルを踏む力に応じてアシストが発生します。

これは片足だけでも同じことです。

このことに慣れていないと、一般的なシティサイクルでは当たり前にしていた動作から、思わぬ事故へと繋がるおそれがあります。

KDDIの調査では、電動アシスト自転車での危険な経験のうち半数は、踏み込みによる急発進だったということです。

出典:KDDI 電動アシスト自転車「危ない経験」約4割、その中でもペダル踏み込み時の急発進が危険 約半数

こぎ出し

一般的なシティサイクルで、片足をペダルにおき、片足を地面についた状態でこぎ出すというのは自然な動作です。

ですが、電動アシスト自転車ですと、急発進、予想しない方向へと進む、転倒するなどの事故の原因となります。

立ちこぎ

サドルから腰を浮かせてこぐ立ちこぎも危険

左右それぞれのペダルに体重がかかりすぎてしまい、急な加速やバランスがくずれる原因となります。

信号待ちでも・・・

一時停止も注意が必要です。

信号待ちなどで一時停止している際に、ブレーキをかけず片足をペダルにのせた状態でいると、アシストが発生して自転車が動き出してしまいます。

踏み込み→加速のここに注意!

ペダルに片足をおいたままにする、強く踏み込む動作をしないようにします。

電動アシスト自転車のスイッチは、サドルをまたいで両足を地面につけた状態で入れましょう。

ペダルを踏みながらスイッチをいれるのはNGです。

また、一時停止する場合も、ブレーキをしっかりとかけ、足は地面につけます。

特性を知って正しく乗りましょう!

夕方、保育園の入り口付近を通りかかると、たくさんの電動アシスト自転車とすれ違います。

もはや電動アシスト自転車は、育児に欠かせない存在となっていることを実感する瞬間です。

ですが、育児に便利な道具の登場には、何かと苦言がつきもの

実際に私もひやりとする場面を前述の保育園前で見かけないわけではありません。

電動アシスト自転車の特性を知り正しく乗ることで、少しでも世間の理解を得ることができたらと願います。



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