子供の教育・成長・食事・遊び

4歳児が食べない…対処法を考えてみた(管理栄養士の2児ママの発信)

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こんにちは!2年生男子と2歳女子を育てている管理栄養士ママです。

「もう4歳なのに、食事を全然食べてくれない…」「そのうち食べるようになるって、一体いつの話?」今回は、そんなお悩みへの対処法をまとめてみました。

実は、私自身が小さいころ「とにかく食べないタイプ」でした。

幼稚園の給食は、いつもいちばん最後。だまって座って、先生が声をかけてくれるのを待っていました(笑)そんな私でも、今はバランスのいいご飯を自分で作り、しっかり食べられるようになっています。

そこで、お子さんのタイプ別に、今できる対策をまとめてみました。よかったら参考にしてみてください。



「どうやっても食べない子」はいる

お母さん方にまず知っておいてほしいのが、「どうやっても食べない子」はいる、ということ。

おやつやジャンクフードを徹底的に与えなければ、絶対食事を食べるようになる

子供は本能で生きているから、お腹がすけば自分に必要な栄養を選ぶ(常に用意はしておく)」

ほとんどのお子さんは、この2つで食事をとれるようになります。

しかし、小さいころの私のように、それでも本当に食べないタイプもいます。

食事は、一口大のおにぎりを2個。それを1時間くらいかけて、ゆーっくり食べていたそうです。

給食は半分も食べません。母は、「この子は本当にどうやって生きているんだ?」と不思議だったそうです。

それでも、大人になってもおにぎりしか食べないという人はいません。

実際、私も5年生くらいには、給食も完食できるようになっていました。ただ、必要になる時期が、みんなより少しゆっくりだっただけのこと。

だから、お子さんもきっと大丈夫です。

食べない原因として考えられるのは、つぎの3つです。

・消費カロリーが少ない
・食べられるものが少ない
・精神的な要素が強い

順番にみていきましょう。

消費カロリーが少ない

4歳のお子さんに必要なカロリーの目安は、一日あたり男の子で1,300kcal女の子は1,250kcal。(日本人の食事摂取基準より)

あまり動かず、静かな遊びを好むタイプのお子さんや、身体が小さい子は、必要となるカロリーはさらに少なくなります

ご飯を食べないならせめて…、とおやつやジュースを与えていて、それでお腹がいっぱいになってしまっているケースも考えられます。

食べられるものが少ない

2つ目の理由は、食べられるものが少ないから。

「好き嫌いが多いのはただのわがまま」と周りから言われてしまったりして、お母さんたちもつらい思いをされていると思います。しかし、子供は好き嫌いが多くて当たり前

特に野菜は、ただ食卓に出して「食べないと大きくなれないよ」だけでクリアできる子はほぼいません

このやり方についても、もっと健診などで広めていく必要があると私は思っています。(くわしくはまた後ほど解説します)

精神的な要素が強い

3つ目の理由は、お子さんの気持ちが食べる方に向いていないから。とくに人の気持ちを敏感に感じ取ってしまう、繊細なお子さんに多いです。

3歳くらいまでは、遊びや他のことに気が散ってしまったり、ムラ食い・ばっかり食べもよくあることです。しかし、4歳を超えると、それ以外の感情もたくさん出てきます。

「食べさせないと…」というお母さんの気持ちがプレッシャーになっているケースや、「食べない自分はダメな子なんだ」という自己否定の気持ちから、食欲がなくなっているケースもあります。この場合、まずは周囲の理解が必要です。

お子さんも困っている

こんなふうに、お子さんが食べないのはただの「わがまま」や「親の指導不足」ではありません

お母さんも困っていますが、実はそれ以上にお子さんも困っています

その子にあったやり方は、一人ひとり違います。お子さんの気持ちを尊重しつつ、今日からでもできる対策をあげていきます。

おやつなら食べるタイプ

まず、「おやつなら食べるけど、食事は食べない」タイプのお子さん。いちばんの対策は、おやつは買わない、家に置かないことです。

【食べない原因】
・食べないと身体が心配だから、ついおやつをあげてしまう
・お兄ちゃんやお姉ちゃんがいて、ついお菓子を一緒に食べてしまう
【対処法】
・甘いお菓子・菓子パンなどを家におかない
・「泣いてもおやつは出てこない」「おやつをもらう条件はほかにある」と学習させる

お子さんは、家におやつがあることを知っています。そして、ご飯を食べないと泣いたりごねたりすることで、「おやつが出てくる」と学習しています。

そして、おやつで必要なカロリーが足りてしまっているので、さらに食べなくなってしまっています

お菓子を家に置かないこと

そこで、徹底しておやつは買わない、家に置かないと決めること。間食はすべて、お菓子ではなく、食事の延長といえるものに変えます。

実は、市販のお菓子や菓子パン、カップラーメンなどは、子供にとっては手軽に満足感を味わえるもの。子供は基本的に、すぐに脳のエネルギーになる甘いものを好みます。

楽なものと、がんばらないと食べられないものなら、楽な方に流れてしまうのは当然です。

【おすすめのおやつ】
蒸したさつまいも・かぼちゃ、おにぎり、果物、ヨーグルト、魚肉ソーセージ、にぼしやこんぶ

ほかに兄弟がいると難しいかもしれませんが、「おうちのルールが変わりました」と言って厳しく線引きをしてください。

パパに協力してもらうのもいいですね。健康診断の結果などを見せて、「パパ、お医者さんにおやつ禁止されちゃったよ~。だから○○も手伝って!」と言ってみてもいいかもしれません。

習慣を変えるには、まず3週間つづけることが大事と言われています。泣かれるとつらいですが、「泣けば思い通りになる」はそろそろ卒業です。まずは3週間、がんばってみましょう!

食べてもいい条件を決めておく

しかし、お菓子を完全に禁止してしまうと、大きくなってから反動がきたり、友達付き合いがむずかしくなったりします。

コツは、食べてもいい時のルールを明確にすること。

・お友達と遊ぶときや、遊びに出かけたときはお菓子OK
・食べるときは、お皿にのせた分以上は食べない
・習い事をがんばった日は、食べてもいい
・自分で作ったおやつは食べてもいい(ゼリー、クッキーなど簡単なもの)

このように、続けやすいルールを決めてみてくださいね!



給食や外食なら食べるタイプ

つぎは、「家では食べないけど、給食や外食なら食べる」タイプのお子さん。いちばんの対処法は、食事のときに楽しい雰囲気を心がけることです。

【食べない原因】
・食事はみんなで食べたいという気持ち(一人はさみしい)
・お母さんの「食べなさい」がプレッシャーになっている
【対処法】
・家族みんなで食卓につく
・月に一度は、お友達と食べると決めてみる
・ママの心を変えてみる
・食べたいメニューを聞き、その通りにしてみる

対策をあげていきます。

食卓で一緒に、食べることに集中する

幼稚園や保育園、外食では食べるというお子さんは、【雰囲気重視型】といえます。

食卓にはかならず一緒につき、テレビやスマホは見ないようにしましょう。

お子さんが一人でご飯を食べることが多い場合も、食事への興味を失いやすくなります。ご飯中もママがスマホをいじっていたり、ママが台所にいたりすると、子供は楽しくないので食べなくなってしまいます。

子供の食べる様子をずっと見ていると、苦手なものと好きなもので表情が変わったり、食べる順番が決まっていたりします。

食べ物の好みや、給食の話など、食べながらいろいろ聞いてみましょう。そんなこと考えてたんだ!という発見があったり、けっこう面白いですよ。

月に一度は、お友達と食べてみる

仲の良いお友達や親せきなど、誰かと食べる機会を増やしてみるのはいかがでしょうか。4歳なら、お友達とのかかわりも増えてきて、中には好き嫌いがあると恥ずかしい、と思う子もでてきます。

コツは、できれば家にきてもらうこと。

一緒に食べるのは、お昼でも、夕飯でもどちらでもいいです。何食べたい?と聞いて、一緒に買いにいったり準備するのもいいですね。作らずに出前でも、それぞれ持ち寄りでも、ママのやりやすい方法で大丈夫です。

家で楽しく食べられた!という経験は、かならずお子さんの心にプラスになっていきます。また、おもてなしの心を育てることもできます。

お子さん中心の視点に切り替えてみる

このケースで意外と多いのが、お母さんの怖い顔や、食べなかったときのため息がプレッシャーになっているケース

食べないと大きくならないよ」「食べないならもう作らないよ!」など、つい言ってしまった経験がある人も多いと思います。

誰だって、子供のためを思ってがんばって作った料理を食べてもらえなかったら、イライラも凹みもします。まして、離乳食からずっとそうなら、もう本当にイヤになってもおかしくないです。それでも何とかしたいと思える、お母さんってすごいなと私は思います。

ネットでかんたんに知識を得られるようになった最近は、完璧主義のお母さんがふえているように思います。手作りのバランスの取れた料理を、毎日きちんと食べさせてこそいい母親」だと思っていませんか?

バランスのいい料理にこしたことはないのですが、そこにはお子さんの気持ちが入っていません

お子さんは、お母さんのためにご飯を食べるのでしょうか?違いますよね。考え方のコツは、食事の中心を、料理ではなくお子さんに切り替えてみることです

お子さんの好きなメニューをあえて続けてみる

おすすめは、お子さんの食べたいメニューや好きなメニューを聞き、一週間その通りにしてみる方法。たとえ食べなかったとしても、この一週間は怒るのをグッと我慢してみてください。

もし、おやつでお腹がいっぱいになってしまっているなら、先ほど紹介した「おやつを家におかない作戦」をしてみます。または、「今日は○○ちゃんの好きな~~だから、もう少し我慢しようね」と言いつづけます。

4歳なら、数日でかならず変化に気づきます

お母さんが自分のことを見てくれている、というのは、お子さんにとって何よりうれしいことなのです。

給食もたべないタイプ

最後は、「家でも食べないし、給食や外食でも食べない」タイプのお子さん。いちばんの対処法は、ドンと構えて気長に待ってあげることです。

みんなが食べているから~が通用しにくい、マイペースなお子さんが多いのではないでしょうか。おそらく、私もこのタイプでした。

【食べない原因】
・消費カロリーが低く、すぐお腹いっぱいになってしまう
・食べられるものが少ない
・「食べない=ダメな子」と思ってしまっている可能性がある
【対処法】
・一日5~6食でもよしとする
・たとえ食べなくても、お手伝いや買い物は積極的にさせる
・園の栄養士さんに相談してみる
・食べられない現状を受け止めてあげる

そもそも食べられる量が少ない

消費カロリーが低く、すぐお腹いっぱいになってしまうお子さんの場合、一度にたくさん食べられないのかもしれません

その場合、間食も食事ととらえ、一日5~6食でもよしとしましょう。離乳食のころに作っていたような、野菜入りのおやきや蒸しパンを、幼児用にステップアップしたものも有効です。

牛乳が飲めるなら、ココアやミロなどの栄養をプラスできる食品を利用してもいいと思います。

苦手な食品でも、食卓には出しておく

私は、「子供の好き嫌いまだ食べられない状態」と思っています。

実は、多くの野菜は苦味や酸味など、子供にとって本能的に好きではない味が多くふくまれています。また、セロリなど匂いの強い野菜も、子供は苦手です。

食べられるものが少ないお子さんの場合、大人の料理から、食べられそうなものを自分で選んでもらいましょう。気持ちが繊細なお子さんは、最初から盛ってあるとプレッシャーになり、自分だけ盛っていないと疎外感を感じてしまう可能性があります。

また、たとえ食べなくてもお手伝いや買い物は積極的にさせたほうがいいです。おうちの人が食べているのを見て、お子さんは「この食べ物は安全」と認識していきます。

もし、いつもと違う食べものを食べたら、「食べてくれて嬉しい」という気持ちを目いっぱい伝えてあげましょう。

食べられないお子さんの気持ちに寄り添って

食事を食べられないお子さんは、「みんなと同じように食べられない自分はダメな子」と思ってしまっている可能性があります。

少なくとも、私はこのタイプでした。幼稚園で、給食が食べられなくて、毎日一人残される状態。実はこれ、子供にとっては何の解決にもならず、デメリットしかないのです。

お友達が心配して来てくれるけど、なんかみじめな気持ちになっちゃうんですよね。だから余計に凹んで、食欲もなくなってしまって。

もし自園調理をしている幼稚園/保育園なら、栄養士さんに相談してみましょう。担任の先生だと、中には独特のやり方を通したい方もいるので、角がたってお子さんが不利になる可能性もあります。

そこで、「家でも食べないので、一度栄養士さんに相談してみたいのですが」とお話してみてください。誰か中立的な立場の人に入ってもらうことで、状況が改善できるかもしれません。

ママが理解してくれるのがいちばん

しかし、お子さんによっては自分だけ特別扱いは嫌、という場合もあります。

その場合は、ママが「今は食べられなくてもいいよ。○○ちゃんもがんばってるんだよね!」と抱きしめてあげてください。

お母さんが受け入れてあげることで、お子さんは前に進む勇気をチャージできます。

食べるのが遅い子への対処法は?

最後は、食べるのが遅い子への対処法

食べるのが遅くても、全部食べるなら、とくに問題はないと思います。

しかし、集団生活での食事は「みんなで一緒に食べ始めて、時間内に食べきる」がルール。家でも、片付かないとイライラしてしまいますよね。

なので、まずはそのルールを伝えます。そして、お子さんをよーく観察して、遅くなってしまっている原因を考えます

【箸の動きや、噛むのが途中でとまってしまうことがある】
→テレビやおもちゃなど、ほかに気が散るものが目に入らないようにする
【噛んでいる時間が長い】
→「20回かんだらごっくんしようね」など、具体的なやり方を教えてみる(できれば横で一緒にやってみる
→飲み込みやすい、のどごしの良いメニューに変えてみる
【朝はとくに遅い】
→起きてすぐ食べられる子もいれば、起きて1時間くらいしないと食欲がわかない子もいます。起きる時間を早めてみましょう。

達成感をつみ重ねて自信につなげよう

また、全部食べられない場合、お子さんの必要量に対して盛りすぎてしまっていることも考えられます

まずは「少ないかな」と思う量を盛って、時間内に「完食できた!」という達成感を味わってもらいましょう。

できれば主食はおにぎりやサンドイッチなど、手でもって食べやすいもの。もし足りなければ、おかわりすれば良いのです。達成感のつみ重ねは、いずれ大きな自信につながりますよ。



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