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これでOK!子供の偏食に悩むママに伝えたいこと(管理栄養士の2児ママの発信)

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こんにちは!男女の兄妹を育てる管理栄養士ママです。
今回のテーマは、お子さんの偏食。

偏食とは、好き嫌いの枠を超えて、決まった食べ物しか食べられない状態のことです。たとえば、ピーマンや人参などの特定の野菜が食べられないだけなら、それは「好き嫌い」です。

偏食の強いお子さんは、本当に「野菜はお芋しか食べない」「お肉は唐揚げしか食べない」など、食べられるものが限定されてしまっています。

じつは約3割のママが、お子さんの偏食に悩んでいるというデータもあるほど。

個人的に、今のお母さんは頑張りすぎだと思っています。ほぼ一人で責任を負わなきゃいけないのに、情報がありすぎてどれを信じていいのかわからない。せっかく作ったのに食べてもらえないと、本当につらいんですよね…。

なので、この記事では「これでOK」なゆるーいラインを発信していきます。少しでも、悩んでいるママの助けになれば幸いです!



子供の偏食に悩むママは約3割

厚生労働省の調査によれば、2~4歳のお子さんをもつお母さんの3割が、「偏食」に悩んでいると回答しています。

参考:厚生労働省/平成27年度乳幼児栄養調査結果

つまり、食べられないものよりも、食べられるものを挙げていった方が早い状態。

しかし、先ほども書いたように、「好き嫌いが多い」=偏食ではありません。回答した人の中にも、好き嫌いが多いから、という理由で偏食を挙げた人も多いと思います。

この結果を見て、私が大切にすべきだと思うのは、悩んでいるというお母さんたちの気持ち。

3割もの人が、イヤイヤの激しい強敵(笑)と戦って、毎日疲れているんですよ。そこに、「栄養はバランスよく取るべき」「もっと調理法を工夫して」など、上から言われたら私だって嫌になります。

そこでまず先に、ママの気持ちを整理していきましょう。

怒ったり凹んだりは、愛情の表れ

お子さんの偏食が強いと、「何で食べないの!」とついつい怒ってしまったり、「何でも食べないのは私の料理のせいなんじゃ…」と凹んでしまったりしますよね。

しかし、そんな時でも、あまり自己嫌悪しないでほしいのです。

ネットで調べるという行動は、お母さんの「何とかしたい!」という気持ちの表れです。さらに実践までしてみるなんて、なんて子供想い!!と私なら褒めまくりたいです。

自分本位なママはそもそも悩んでない

個人的に多くのママと接して思ったのは、ほんとうに子供の食に興味がないお母さんは、子供の偏食について調べることすらしません。

「うちの子、○○しか食べなくて~」と言うわりには、お菓子や菓子パンを欲しがるだけあげていたり、対応策を示してみても実行されない人の方が多いです。

また、子供が怒って暴れるのがイヤだからと、好きなものばかり与えているケース。自分が楽したいから、という理由で子供を放置している、これは論外です。

だから、今悩んでいて、『検索という行動』をしているママなら必ずなんとかなります。

それでも心配になる理由は、将来への不安

それでも、子供たちの将来を心配せずにいられないのが母心。

「今食べないと大きくならない!」
「給食が食べられないと苦労するんじゃ…」

そんな気持ちから、お子さんの偏食を改善しようとがんばっている人も多いと思います。しかし、それはあくまで親目線の気持ち。一度、食事というものを子供目線に切り替えてみましょう。

「うちのごはんは美味しい」
「うちのごはんは食べると安心できる、元気になれる」

子供にそう思ってもらえるためには、どんなメニューがいいでしょうか?あとで解説しますが、実はここに、偏食を治すカギがあるのです。

2~4歳の子供が偏食になりやすい理由3つ

子供の偏食に効果のあるメニューの前に、まず、2~4歳の子供が偏食になりやすい理由を、3つあげていきます。

子供はそもそも野菜嫌い

そもそも子供は、野菜嫌いで普通なのです。

私たちが感じることのできる味は、つぎの5つ。人間の本能は、それぞれの味をこのようにとらえています。

甘味 → エネルギー源
塩味 → 生命維持に必要
旨味 → タンパク質に多く含まれる

酸味 → 腐っている可能性のサイン
苦味 → 有害物質のサイン

幼児の味覚は、大人よりも敏感です。これは、食べ物についての知識がまだあまりない幼児が、「害があるかもしれないものを身体に入れないための本能」と言えます。

幼児のうちは、「野菜嫌い=生存本能が強いタイプ」と考えてもらって構いません。そう考えると、野菜に対するイヤイヤも、ちょっと頼もしく見えてきませんか。

馴染みがないものは食べない

もう一つ、人間の本能として「食べたことがないものや、馴染みがないものは食べたくない」という習性があります。

たとえば海外旅行に行って、現地ではよく食べられている食べものでも、最初はあまり食べる気にならないケースってありますよね。しかし、ガイドさんや他の人がおいしそうに食べていたり、毎日食卓にかならず出ていたりすると、だんだん「ちょっと食べてみようかな~」という気持ちになってきます。

このように、その食べものとの接触回数が増えることで心の壁が取り除かれていくことを、「単純提示効果」といいます。

幼児の場合は、信頼しているお母さんが出してくれる、お母さんが美味しそうに食べている、ということが安心につながります。

ただし、安心とわかってから食べられるようになるまでは時間差があります。未来への種まきだと思って、あせらないようにしてください。

子供は必要なものしか食べない

また、本能で生きている子供は、自分の身体に必要なものをわかっています。

1.ご飯、パンなどの炭水化物
2.お肉や魚、卵などのタンパク質
3.野菜、果物、海藻などのビタミン・ミネラル

人間はこの3つがとれていれば、生きていけます。たとえば納豆ご飯とサツマイモしか食べない子だって、
1.ご飯
2.納豆
3.サツマイモ

分類してみると、ちゃんと3つの栄養素になっています。

お菓子や菓子パンなどをまったく与えていない状態で、子供が食事を選べる状態にあるのなら、子供はかならず自分で必要なものを選びとります。

いも類やコーン、枝豆などを食べられているなら、とりあえず野菜はOKとしてあげてください。子供の味覚を考えると、なすやピーマンはかなりハイレベルな野菜なのです。



管理栄養士が伝える「これで十分」メニュー

ここまでで、子供は本能で必要な食べ物を選んでいることが分かったと思います。

なので、怒ってまで苦手な食材を無理に食べさせる必要はありません。お家でのご飯に必要なことは、子供につぎのように思ってもらうこと。

「うちのごはんは美味しい」
「うちのごはんは食べると安心できる、元気になれる」

これを細かく見ていくと、
1.子供にとって不安な食材(苦い、知らないなど)が入っていない
2.好きな味付けだからおいしい
3.ママが笑顔で出してくれるからうれしい

こんな感じではないでしょうか。

とくに、3のポイントは一番大切。がんばるお母さんほど、食事の内容そのものにばっかり気をとられていませんか?

子供を想うあまりに、子供との信頼関係を壊してしまっては本末転倒です。なので偏食に悩んでいるお母さんは、今日からつぎのポイントを意識してみてください。

1.同じメニューばっかりでもいい

お子さんが喜んで食べているのなら、同じメニューばっかりのローテーションでも構いません。

子供は、本能で自分に必要な栄養を分かっています。「その子にとって」必要な時期がきたら、必ず食べるようになります。

ただし、あわせてやっておきたいことが2つあります。
・大人のメニューは様々な食材をつかっておくこと(一緒に食卓につく)
・食材の名前を教えておくこと

もし、子供が食べたいと思った時のために、これは安全な食材だから大丈夫だよ、と常に示しておくことが大切です。

2.子供の好きな味付けで構わない

料理は、基本的に子供の好きな味付けにしてあげましょう。

・カレー、シチュー、オムライス、焼きそばなど
・サラダはポテサラ、もしくは好きなドレッシングでOK

大人になれば、自然といろいろな味にもチャレンジできるようになります。その土台として、今は「食べられた!」という自信をつけてあげることが大事。

毎日でない限り、好きな味付けで飽きる子はほぼいません。変わった味よりも、まずは安心して食べられる味、を提供してあげてください。

むしろ、あえて続けることで「違うものが食べたい」とリクエストしてくれるかもしれませんよ。

3.買ってきたお惣菜でも構わない

3つ目は、買ってきたお惣菜でも構わないこと。

栄養士さんでも、「家でまで作りたくないから、夕飯はほぼお惣菜を買ってきて食べる」という人もいます。揚げ物は週一、ご飯とみそ汁は家で用意する、などのルールを決めれば、お惣菜でも結構バランスのいいメニューになります。

子育ては手作り料理で!という風潮がありますが、頑張って作った料理を食べてもらえないのは大きなストレス。それならいっそ、作らないことでストレスを一つ減らしてみましょう。

お惣菜の野菜なら食べるという子もいれば、やっぱりママが作ったほうがいい…となる子もいます。外の味を入れてみることは、子供の好きな味を知る手がかりにもなります。

いろいろ試してみることで、意外な好みを発見できるかもしれません。

ただし、パックのまま食卓に出すのはやめ、かならず家のお皿にうつして食べましょう。いつものお皿で食べるだけで、立派な「うちのご飯」になりますよ。

未来のために今できること

「子供の偏食」に悩んでいるママは、お子さんのことが大好きでついつい心配になってしまいがち。

ですが、食事の内容ばかりにフォーカスせず、もっと子供の本能を信じてみてください。

今はまだ、種まきの時期。
・お子さんに寄り添って「安心して食べられるご飯」を提供する
・今後食べたくなった時のために、食材の名前はできるだけ教えておく

この2つさえ守っていけば、いつかかならずチャレンジできるようになりますよ。お母さんの笑顔が、お子さんにとっては何よりのエールになりますから。

★食べられる野菜をふやしていきたい場合は、食卓以外でのアプローチも必要です。
くわしくはこちらの記事で解説していますので、よかったら参考にしてくださいね。
【野菜食べない子供に効果的な3つの対策】



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