1歳~3歳児

食事を食べない2歳児に効果的な対策4つ(管理栄養士の2児ママの発信)

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2歳は、心も身体も大きく成長する時期。それなのに、ご飯を全然食べてくれない…と悩むお母さんは多いです。

「一日に一食分くらいしか食べない」「こんなに少なくて、栄養は足りているのかな…?」

など、焦りや不安を感じていると思います。最終的には、せっかく作ったのに!と怒ってしまって、後から落ち込んだり…。

イヤイヤ期とも呼ばれる2歳児の行動は、実はとてもシンプル

「やる」か「イヤ」の2択なので、ご飯に対しても同じようにします。理性で「食べた方がいい」と思うことはありません。

そこで、食事を食べない2歳のお子さんに効果的な対策を4つ、お伝えします。お母さんの心がラクになる方法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。



食事に関する悩みはとても多い

育児に関するお悩みのなかでも、食事に関する悩みはとても多いです。

とくに2歳児では、次のような悩みが上位を占めます。

【2歳児に対する食事の悩み】

・遊んでいて食べない
・食べるのに時間がかかる
・むら食い、好き嫌い
・ご飯よりも甘いものをほしがる

状況はそれぞれ違いますが、共通しているのは「栄養バランスが心配」というお母さんたちの気持ち。子供を想うあまり、食べないことにイライラしてしまう気持ち、私もよくわかります。

食べさせよう!という気持ちが逆効果になることも

しかし、食べさせよう!というお母さんの気持ちが逆効果になることも多いです。

無理に食べさせたり、食卓で怒られた経験が続くと、お子さんは食事自体が嫌いになってしまいます

ですので、まずは食べさせなきゃ!という気持ちをいったんリセットしてみましょう。

どんなお子さんでも、生命を維持していくだけの食欲はかならずあります。

2歳なら、まだ上手く喋れなくても食べものに手を伸ばす、冷蔵庫や戸棚を指さすなど、もう何らかの意思表示はできますよね。まずはお子さんの「食べたい」という気持ちを引き出すことが大事です。

最適な食事のペースは一人ひとり違う

一度、朝昼晩という概念を捨てて、お子さんの「食べたくなる時間」を待ってみてください

水分はお茶かお水だけにして、お子さんが空腹感を感じるまでの時間をチェックするのです。

意外と食べなくても平気なんだな~と思う時もあれば、さっき食べたのにもう?と思う時もあります。

最適な食事のペースは一人ひとり違い、また日によっても大きく変わります。お子さんの欲しがる量やタイミングが掴めると、少し心がラクになりますよ。

少しずつなら、一日5食でもいい

3食のペースに慣らすのは、まずは食べるようになってからでも構いません。

一度に食べる量が少ないなら、おやつも食事の時間として、野菜入りおやきやヨーグルトなど栄養のあるものに変えてみましょう。2歳児のおやつは、大人のおやつと違って、あくまで栄養補給と考えるといいでしょう。

2歳児に必要な量は?

ところで、2歳児に必要な一日の食事の量は、どれくらいでしょうか?

厚生労働省がすすめている量を見てみましょう。

12歳で必要な平均量

男の子

女の子

エネルギー量

950kcal

900kcal

タンパク質

1320g

炭水化物

エネルギー全体の56

出典(日本人の食事摂取基準2015より)

成人女性に必要なエネルギー量(カロリー)は、1日あたり1,800~2,000kcal。

そのため、1~2歳児の場合はおよそ「ママの半分くらいの量」と考えてください。一応男の子と女の子で分かれていますが、それほど差はありません。

1歳過ぎまでは、離乳食ということでお肉やお魚も計ってあげていたと思います。

タンパク質は、それより少し多いくらいの量で大丈夫。また、パンやご飯などの炭水化物の目安は全体の5~6割。

もちろん、これはあくまで平均の値なので、身体の大きさや活動量によってそれぞれ違ってきます。これくらいでいいんだ!という基準を少し見直してみましょう。



2歳児が食べない理由から考える対策4つ

ここからは、お子さんの「食べない理由」から考える、対策を4つ紹介します。

食べないといっても、状況はさまざま。そもそも食卓に来ない、来ても遊んでしまう、好き嫌いが多い…など、「食べない」の程度は一人ひとり違います。そこで、食べない理由をつぎの4つに分類してみました。

【2歳児が食べない理由】

1.お腹が空いていない
2.他に気がちる、食べるスピードが遅い
3.便秘ぎみ、もしくは運動不足
4.食べることに興味がない

一つずつ見ていきましょう。

1.お腹が空いていない

2歳児にとって、食べない一番の理由は「お腹が空いていないから」

子供は、お腹がすけばかならず食べ物を欲しがります。

大人であれば、栄養バランスやダイエットを考えて食事の量や内容を調節したりしますが、本能のままに生きている2歳のお子さんはそんなことしませんよね。

つまり、お腹が空いてない=ご飯を必要としていないから食べないのです。

大人によるコントロールが必要

食育は、お子さんだけでなく保護者の方に対しても行います。お子さんが欲しがるときに、いつでもおやつやジュースをあげてはいませんか?

厚生労働省のアンケートでも、約2割の家庭で「おやつは欲しがるときにあげることが多い」と回答しています。

出典(平成27年度 乳幼児栄養調査結果より)

2歳児に必要なカロリーは、一日に900~950kcalです。

【カロリーの例】

・ジュース100ml …53kcal
・牛乳100ml … 67kcal
・ビスケット5枚 …50kcal
・ゼリー1個(4個パックのもの)…50kcal

これを一日に何度も食べていたら、必要なカロリーは足りてしまいます。まだバランス良く食べものを選べない2歳児には、大人によるコントロールが必要なのです。

ご飯を食べたら褒める!を続けよう

おやつに偏りがちなお子さんは、とにかく食事だけを与え、食べたら褒める!を続けることです。

もし食卓に来なかったら、一食くらい抜いても命に別状はありません。お菓子などすぐ食べられるものは、子供の手の届くところには絶対に置いてはいけません。水分はお茶かお水にしましょう。

お子さんの様子を見ながら「ご飯食べる?」と聞いて、「うん」と言うまでは心を鬼にして頑張りましょう。

そして、食べてくれたときは、お母さんが笑顔でしっかり褒めてあげること。食べてくれて嬉しいという気持ちを伝えることで、かならず次に繋がっていきます。

2.他に気がちる、食べるスピードが遅い

2つ目の理由は、他に気が散ってしまったり、ゆっくり食べているうちにお腹がいっぱいになってしまうから。

ご飯を食べる時間にテレビをつけていたり、食卓におもちゃがあったりすると、どうしてもそちらに気が移ってしまいます。また、人間が満腹感を感じはじめるのは、食べ始めてから15分~20分後。

遊び食べをしていても、30分を過ぎたら片付けましょう。時計はまだ読めませんが、指さして時間を伝えてあげると、なんとなく伝わるようです。

食べることに集中できる環境をつくって

我が家では、朝ごはんを食べ終わるまでテレビはつけないルールにしていました。

そしてご飯を食べるテーブルの上におもちゃは置かない、子供の席はできるだけおもちゃが目に入らない場所にすることも大事です。

また、食べるスピードが遅いお子さんは、噛む回数が多かったり、逆に口にいれたまま止まっていることがあります。そんな時は、「モグモグだよ」「ゴックンしてね」と適宜声をかけていきましょう。

3.便秘ぎみ、もしくは運動不足

3つ目の理由は、便秘や運動不足など、身体による原因です。

大人でもお通じがないと、食欲がなくなることがあります。身体の小さいお子さんは、さらに影響が大きいです。

また、寝っ転がって遊んでいたり、座ってYouTubeを見ているだけなど、いわゆる「省エネモード」の日は食欲も低下しがちです。

たとえば雨の日に、10時におやつを食べて、そのあと家でゴロゴロしていたら大人でもお腹は空きませんよね。

大人から見れば十分動いてる!と思っても、「その子にとって」は運動が足りていないのかもしれません。

ライフスタイルを変える

公園やお散歩に行く、テレビを見ながらダンスやリトミックをするなど、思い切ってライフスタイルや遊びの内容を変えてみましょう。

新しい刺激は頭と身体の両方をつかうので、適度に疲れることで食べてくれるようになりますよ。

また、便秘のお子さんに対しては、まず次のような対策をしてみてください。

【2歳児の子供への便秘対策】

・水分を多くとらせる

・ヨーグルトや果物、海藻類など便秘に効果のある食材を食べさせる

・生活リズムを一定に(寝る時間、起きる時間)

それでも便秘が続く場合は、小児科で相談してみることをおすすめします。

4.食べることに興味がない

4つ目の食べない理由は、食べることに興味がないから。

2歳児の興味は、次から次へと移りかわります。我が家でもそうでしたが、まだ遊びたい、おもちゃの方が楽しいなど、ご飯を食べることに興味がわかない状態では食卓に来てもくれませんよね…。

また、大人が時間に追われてしまっていて、お子さん一人で食卓に座って食べるような場合も食べものへの関心を失いやすくなります

そこで、食べ物にいかにして興味をもってもらうかが、大事になってきます。

見た目を変えてみる

まったく同じメニューでも、形を変えるだけで食べることもあります。

私の経験上いちばん効果があったのは、「お弁当箱に入れる」こと。絵本やテレビでお弁当のお話を見たことがあれば、○○と一緒だね、などの声かけも効果的です。

また、デコ弁みたいにキャラクターを作れればベストですが、毎日は無理ですよね…。そこで、食べ始めるためのきっかけとして、いつもと違う感じを出してみましょう。

【2歳児が食べるためにできる工夫】

・のりアートやキャラかまぼこなど、既製品を使う

・先のとがっていないピックを使う

カラフルなお皿やデコグッズは、100均でも揃えられます。

ちなみに、子供は視覚で示したほうがわかりやすいです。食卓から呼ぶのではなく、遊んでいるところにお皿を持っていって、実際に見せる方が来てもらえました。

2歳児にパクパク食べてもらうコツ

ここからは、2歳ならではの食べてもらいやすくするコツを3つお伝えします。

好き嫌いを無くしていくには、まず食事を好きになることが大切。食事中もそれ以外でも、お子さんはおうちの人に構ってもらうとやっぱり嬉しいんです。

この時期ならではの、楽しい雰囲気を作るコツを紹介します。

好きなキャラの力を借りる

2歳なら、アンパンマンをはじめとする「好きなキャラクター」が出来てくる頃。お子さんが大好きなキャラやジャンルの力を借りると効果絶大です。

電車や車、ぞうさんなどの動物などでもOKです。大好きなキャラクターの食器なら、ご飯も楽しくなる!というのは本当です。

もし、食器などにこだわりがある場合、声かけだけでも効果的です。

「あっ!△△が応援してる!△△と一緒にあーんしてみよう」
「ママの手はショベルカーになりました!○○ちゃんのお口はどこかな~」

食育の基本は、まずはご飯の時間を楽しいと思ってもらうこと。2歳の今は離乳食の時期よりも反応が大きいので、思い切って演技してみましょう。

とことんお手伝いをさせる

お手伝いをしてもらうことで、食べものやご飯への興味を引き出すことができます。

お手伝いといってもまだ2歳なので、玉ねぎの皮をむく、お野菜に「美味しくなーれ」の魔法をかけるとか、そんな感じです。

ほかにも、スーパーで野菜をカゴに入れるのを手伝ってもらう、スプーンを出してもらうなど、ちょっとしたことでいいんです。そして、「○○ちゃんが手伝ってくれたご飯、美味しいなぁ~」「手伝ってくれてありがとう」と言いながら食べます。

遊んでいて食卓に来てくれない場合も、「今日は○○ちゃんが手伝ってくれたご飯だよー」と呼ぶと、スッと来てくれることがあります。

大人もスマホ・ゲームはNG

食事中は、大人もスマホやゲームは無しにしましょう。

やっと座った時間だからといって、大人がスマホを弄ったり、そばに置いておいてはいけません。食卓は子供と向き合う時間。

これは何の野菜だよ、ごはんも順番に食べようね、など声かけをしていくことが、お子さんの将来の食事の基準をつくっていきます。

食事の時間が楽しくなれば、必ず食べてくれるようになります。食育は親も子供も一緒に、を心がけましょう。

焦るときほど、急がば回れ

イヤイヤ期の2歳児は、やることも多くお母さんもヘトヘト。栄養状態や周りの目が気になる気持ちも痛いほどわかりますが、まずはお子さんの食べない原因が何か、よく観察してみてください。

ぶっちゃけそこまでやってられないよ!と思いますが、急がば回れです。一生食事を食べない人はいません。保育園や幼稚園に通うようになれば、ほとんどの子は食べてくれるようになります。

こちらがどれだけ手を尽くしても、相手は気分にムラの大きい魔の2歳児。今日は食べなかったな…という日は、一日ではなく、2~3日のスパンで考えてみてください。

子育ての悩みはつきませんが、一人でも多くのお母さんが笑顔になってくれることを願っています!



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