子供の教育・成長・食事・遊び

発達障害を受け入れられない親へ(発達障害児の子を持つ親の発信)

お気に入りリスト

会員登録するとお気に入りリストが作れます

Loading

会員登録をするとお気に入りができます

0

大切な我が子が発達障害と言われたら、戸惑い、悩む事でしょう。

現実を受け入れるまで時間が掛かる方も多いかと思います。

両親ともに受け入れ、その子に合った育児を協力し合って行うのが一番良い事なのは当たり前ですが、片方の親が受け入れられない、若しくは両親とも受け入れない事もあります。

そうなると、発達障害の特性を理解しようとしないので、子供にとってストレスになる生活が続くことになり、2次障害(精神疾患)が出る可能性が多くなります。



父親が発達障害を受け入れなかった我が家の場合

我が家の長男も発達障害(自閉症スペクトラムとADHD)です。

我が子が発達障害であることを受け入れた私と、それを受け入れられなかった元夫は離婚する道を選びました。

発達障害のある子供にとって生活環境が変わることはとても大変な事ですが、2次障害が出るより良いと考えました。

もちろん離婚の理由はその他にも色々な事が溜まりに溜まって決断したことです。

しかし、私は今でもその決断を早まってしまったのではないかと思う事があります。

なぜなら離婚後、父親として何が出来るのかと考えた彼が発達障害の専門書を読み、勉強を始めたからです。

離婚というきっかけが彼の気持ちや考えを替えることになったのは間違いありませんが、何か他のきっかけでも変わってくれたかもしれません。

同じように悩んでいる方も、この先悩むようになってしまう方もいるかもしれません。私の経験から少しでもお役に立てればと思います。

私が発達障害を受け入れるまで

1歳を過ぎても単語1つ覚えることもなく、喃語のみでした。

1歳半検診で発達の遅れがあると診断され、半年に一度の経過観察をするように勧められました。

最初は、そのうち話し出すだろうと、私も元夫も両親も発達障害の疑いという言葉を受け流していましたが、2歳を過ぎても、2歳半になっても、「ママ・パパ」すら覚えませんでした・・・

それだけではなく、落ち着きがないし、いたずらや危険行為(高いところに上ったり、走っている車に近づいて行ったり等)が頻発し、起きている間、目を離せない状態でした。

当時すでに次男を出産していたので、とても大変でした。

幸い日中活発に動いているせいか、夜泣きは全くなく、睡眠時間は確保できていました。

夜泣きがひどい子を持つママ友がいたので、昼間大変か、夜大変か人それぞれね、と軽く考えていました。

しかし、仕事復帰を早め、保育園に入園させてからは、同じクラスの子供たちがしっかりおしゃべりをしている光景を見て、驚きが隠せませんでした。

また、先生の話をきちんと聞いて、他の子供たちが着席する中、我が家の長男はフラフラ歩き回ったり、ひどい時には園庭に出て走り回ったり、何度注意されても自分の思うがまま自由に行動してしまっていました。

うちの子はこんなにも発達に遅れがあったのかと実感したことで、発達障害の疑いがあるという事が理解できました。

その頃から発達障害について少しずつ勉強を始めました。

しかし、元夫はそうではありませんでした。

「自分も小さい頃は落ち着きなく、いたずらばかりしていて毎日怒られていた」

とか

「甥っ子は4歳になるまで話さなかったが、小学生になった今では成績も優秀だ」

とか、理由を付けては私の話は聞かず、全く発達障害を受け入れようとしませんでした。

その後、地域の療育センターで自閉症スペクトラムとADHDと診断されました。

私は、専門書を読んだり、インターネットで調べたりしていたので、特性などからそうだろうと見当は付いていましたが、主人はとてもショックを受けていました。

診断後も発達障害を受け入れない父親

発達障害だと診断を受けたあとは、療育センターで親が講習など受ける機会もありましたが、元夫は仕事を理由に参加することは有りませんでした。

長男は3歳過ぎてから、2学年下の次男とほぼ同時に少しずつ単語を覚え始めると、会話が出来るようになるまでは、思っていたより早かったです。

意思疎通が出来るようになり、善悪の判断が付くようになるのではと期待しましたが、4歳になっても、5歳になってもイヤイヤ期のままでした。

自分の思い通りにならないと癇癪を起し、大泣きをして暴れる・・・

これは発達障害の特性で、いくら叱っても意味のない事です。

なんとか、他で気を引いて泣き止ませようとあやす私を、元夫は「甘やかしすぎ、俺からしてみれば、ただの我儘、叱って分からせる」と言う考えを替えてくれませんでした。

健常児でも子育ての事で両親が揉めることは多いでしょうが、発達障害を受け入れる、受け入れないはもっともっと大きな問題です。

「もしこのまま怒鳴られ叱られ続けて育ったら絶対に2次障害が出てしまう!」と言う私の言葉は元夫に届きませんでした。

休みの日には公園に連れて行ったり、子供達とお風呂に入ったり、子煩悩な面もあった元夫ですが、平日は残業で全く育児や家事を手伝うことはなく、育児の仕方も理解されず、私たちの気持ちのすれ違いは広がるばかりで、離婚することになりました。



両親ともに発達障害を受け入れていない家庭の場合

近所に発達障害と診断された子がいるのに、適切に通院等されていない家族もいます。

幼稚園の時に発達障害の疑いがあると指摘を受けていたそうですが、専門医に受診したのは小学生になってからだそうです。

発達障害と診断された後も、通院はせず、学校へ報告はしたものの「障害者と思われたくない」とのことで普通級のまま周りには隠し続けていました。

私はその事実を昨年まで知りませんでしたが、その子は近所でちょっとした有名人でした。

健常児として生活させるデメリット

なぜ有名人だったかというと、うちの子供たちもよく行く近所の公園での子供同士のトラブルの多さからです。

その子は5年生ですが、同級生とのトラブルのみならず、まだ就学前の園児ともトラブルを頻繁に起こしていました。

遊具の順番を守れず、小さい子を押しのけたり、木の枝を振り回して遊んだり、大声で周りの子供たちを罵倒したり、色々ありました。

その度、公園に付き添いで来ていた他の子の親や近所の方に注意され、家に帰されていました。

そのうち、「あの子がいるから安心して公園で遊ばせることが出来ない」と親たちの中で噂になって、公園に付き添う親が増えました。

その子の親は苦情がきても、「うちの子本当に悪ガキだから、親が叱っても言う事を聞かない、どうしようもない」などと、その子の前で話し、改善する姿勢も見せていなかったようです。

でも、5年生にもなれば自分が周りの人に嫌がられている、避けられていると感じ取ることが出来るでしょう。

一緒に遊ぶ友達がいなくなり、孤立してしまったその子は学校も休みがちに・・・

そんな状態にまでなってしまってから、その子の親は支援学級への在籍を検討中らしいのですが、私はもっと早く適切な対応はなかったのか?と思ってしまいます。

普通級へ通わせるにしても、通院は必要だったと思います。

問題行動が多ければ投薬も必要だったでしょう。

1度孤立してしまうと、学校に戻るのは簡単ではないと思います。なにより、子供の心には大きな傷として残ります。

きっとその子の親も健常児として生きていかせることが将来のためだと考えたのではないでしょうか?しかし、発達障害は治るものではありません。

遅れながらも少しづつ成長して、社会に出れるように準備が必要です。本人の為を思うなら、障害を受け入れ、特性を理解し、サポートをしていきましょう。

発達障害を受け入れないと、苦しむのは子供です

我が家のように片親が障害を受け入れられず、離婚までに至るケースは多くはないかもしれません。

パニックになるたびに園や学校に迎えに行かなくてはなりません。

幸い私の職場は、子連れOKだったので、仕事を中抜けして、職場に戻ることが出来たので良かったですが、そういった職場はまだまだ少ないです。

安定した職と子育てしやすい環境が整は無ければ離婚は難しいでしょう。

しかし、障害を受け入れていない人と生活することは子供にとって大きな負担です。

外見ではわからない障害は、周りの人から理解されにくいです。

それは親であっても同じことで、外見が普通な分、色々な事が普通に出来ると期待されてしまうのです。

すると出来なかった時に叱られて、自尊心を失っていきます。

発達障害児も成長はしています。してはいけないことを理解し、社会性も少しずつ身に付いてきます。

でも欲求が強いとその場で考えることが難しいので、同じ間違えを繰り返します。怒鳴って叱ってもまたやってしまいます。

「何度言っても、叱ってもわからない子」ではなく本当に出来ない時があるのです。

本人も叱られたくはないので気を付けようと思っています。でも、出来ない・・・本人も苦しい思いをしています、悔しい思いをしています。

では親はどうするべきか・・・

小さいうちは、繰り返し注意は必要ですが、危険行為や他人に迷惑な行為でなければ自由にさせてあげるのもいいかもしれません。

ある程度大きくなれば、自分がやった事を冷静に考えた時に、「これはダメだったな・・・」と勝手に反省するようになります。

時間がかかっても、本人が自分の行動を分析出来るようになれば、あと一歩で問題行動は減っていくでしょう。

なぜダメなのか、相手の気持ちはどうなのか、本当にこれでいいのかな?など本人に考える時間を与えるためのサポートにまわるといいかと思います。

『躾が悪い・なっていない』などと言われることもあるかもしれませんが、厳しく叱っても良い方向に向かわないのは確かです。

親が子供を生き難い環境にしてはいけないと思います。

我が子の特性を見極め、その子に合った育児をしていくようにしましょう。



お気に入りリスト

会員登録するとお気に入りリストが作れます

Loading

会員登録をするとお気に入りができます

0

このママの記事が参考になったらイイネしてね!
最新記事をお届けします