ミュージシャンのナオト・インティライミさん(本名:中村直人さん)、俳優の緒方直人さんや、体操選手の早坂尚人さんなど、有名人にも珍しくない響きの「なおと」。
名前ランキングにおいては何年も連続で上位にランクインし続けることはありませんが、安定した人気を保ち続けている名前であると言えるでしょう。
誰もが聞いたことがあり、耳にもすんなり馴染みやすい響きですね。そんな素敵な響きの「なおと」を、漢字を使って様々ご紹介していきます!漢字の意味や成り立ち、そして由来のヒントも合わせてご覧ください。
この記事の目次
大らかなイメージの『なおと』38選
寛大な心を持ち、周囲を自然と和ませてくれる、そんな落ち着きある人をイメージさせる名前をご紹介します。
周囲を和ませる魅力あふれる名前
那音・那雄人・那夫・那温人・南温人・名温翔・尚翔・尚人・尚飛・凪音・凪穏人・那穏人・凪温人・多音・多温人・多小翔・多人・多翔・多呂・那呂・凪呂・凪韻・七韻・凪韻・那韻・多韻・南響・那響・凪響・七響・多響・多和人・凪和人・那和杜・南和杜・尚杜・七和杜
芸術をイメージさせる「音・韻・響」の3つの漢字は、「おと」と読んで使うことができます。音の響き、音楽から得られる心の潤いなど、豊かな感性を表す名前を作ることができそうです。また、気持ちをゆったりとさせるイメージで使うのもおすすめです。
『那』の字は、最近の名前ではよく見かけますね。この漢字の左側はもともと「冄」と書いて表され、頬髯や糸、毛などが伸びて垂れた様子が形になったとされています。
その様子から、しなやかで美しいことを表すようになりました。
右側にある「阝」は特定の土地を意味する文字で、しなやかで美しい土地を表して「那覇」や「那須」などの地名にも残っています。
しなやかで美しい意味とともに、おおらかな風景、安らかな状態を感じさせる『那』。
心の状態に重ねて、「ゆったりとおおらかで美しい心の持ち主に」「悠々とした安らかな人柄の子に」「何事にも縛られず、おおらかな気持ちで人生を過ごしてほしい」と願いを込めてみてはいかがでしょう。
優しいイメージの『なおと』18選
誰に対しても優しい気持ちで接することのできる男の子。雰囲気や上辺だけでなく、芯の強さをも合わせ持つ素敵な優しさを育んでほしいですね。そんな想いで考えた名前の数々をご覧ください。
優しさと芯の強さを併せ持つ名前
亨人・亨仁・亨土・亨斗・如人・如斗・如冨・如翔・如仁・七生仁・尚仁・直仁・哉仁・有仁・順仁・順人・順杜・順斗
「と」に当てる優しさ・思いやりを表す漢字として『仁』の字があります。この漢字は人名読みにある「と」を使うことができます。思いやり・慈しみ・親しみ、そして人道を意味する漢字として、「仁義」などの言葉でご存知の方も多いことでしょう。
上辺だけの優しさではなく、相手の立場に立って強い正義感を持った行いをする、そのようなニュアンスで使うと良いでしょう。
「深い思いやりの心で相手の本当の幸せを考えることができる子に」「社会の平和と幸せのために芯の強さと愛を持って行動してほしい」
のように、強い思いやりの心を表す由来がおすすめです。
『如』の字は、人名読みの「なお」を用いて使うことができます。「○○のようだ」「もし」という具合に、相手の心意を伺う、先を予測すること、と捉えると素敵な由来に結びつけることができそうです。
「相手の本意を考えて行動できる優しい子に」「人の思いを汲み取り、先の幸せを思うことのできる子に」と由来付けてみてはいかがでしょう。
真面目なイメージの『なおと』31選
「なお」の響きでは定番の『直』。素直で真っすぐな人柄が感じられます。そのような意味を持つ漢字を、他にも多数集めてみました!
正しく真面目な人柄を表す名前
直人・直斗・直翔・直杜・直表・哉表・尚表・名乙表・正人・正翔・正仁・正登・真人・真翔・真渡・真登・真土・脩人・脩表・脩仁・脩登・脩斗・真音・真大斗・真保人・真和人・矢人・矢土・矢表・矢斗・矢登
『正』と『直』。組み合わせて「正直」という熟語になりますが、その熟語の意味通り、どちらの漢字も正しく真っすぐであることを意味します。
『真』の字は、自然まま、ありのままの姿を表す漢字で、嘘偽りがなく素直で真っすぐな人柄を表すに相応しい漢字です。
「根が真面目な男の子に」「自然体のまま、素直にすくすくと成長してほしい」
のような願いを込めると良さそうです。
目に見える外側・表面を表す『表』は、明らか・明白という意味があります。「陰のない素直な人柄の男の子に」「隠し事や秘密を持たないハキハキとした明瞭な男の子に」と由来付けることができます。
『脩』は、「しゅう」と呼んで男の子の名前に使われることが多くあります。
ここでは人名読みの「なお」を用いてご紹介します。
この漢字は、干した肉を細長く裂いて束ねた様子が形になった漢字だと言われています。
整えるという意味があり、その部分に重ねて、正しく整頓された、きちんとした、という由来に結びつけると良いかもしれません。
「人として正しい行いを当たり前にできる子に」「几帳面な性格で任された仕事に責任を持って取り組んでほしい」
などの願いを込めることができそうです。
植物をイメージする『なおと』32選
「なおと」の響きに使える、植物を意味する漢字はたくさんあります!
植物に由来する漢字の名前
楠音・楠小登・楠於斗・楠乙杜・楠響・樹音・樹緒人・樹人登・樹韻・菜音・菜尾人・菜乙杜・七桜人・名桜人・奈桜人・奈音・奈於杜・奈穂人・楠穂人・朴人・朴翔・朴斗・朴登・梗人・梗登・梗斗・梗土・梗音・梗響・梗乙斗・桔尾人
『梗』の字は、「桔梗」という名の植物でご存知の方が多いと思います。桔梗はキキョウ科の多年草。青みがかった紫色の花を星型に咲かせます。
その美しさは秋の風物詩として古い時代から親しまれてきました。明智光秀など戦国時代の武士たちが家紋に用いた花としても有名です。
「梗」の字を単体で見ると、桔梗とは異なるニレ科の落葉高木「やまにれ」を示す植物名になります。
芯が硬く、いばらのようにトゲを持つ樹木で、この樹木の特徴から、漢字そのものにも硬い・強いという意味があります。
「困難にぶつかっても負けることなく強い気持ちで立ち向かってほしい」「芯の強さを持ったしっかりとした男の子に」と願いを込めることができるでしょう。
『朴』の字は、「素朴・純朴」などの言葉に使われますね。もともとは、ニレ科の落葉高木「えのき」を表す漢字でした。
現在でも中国においては「えのき」を指して使われますが、日本ではモクレン科の「朴(ほお)の木」を表す漢字として定着しています。
その葉は、日本にある樹木の中では、最も大きいとされる長さ40cmほどにも成長します。昔は皿として食べ物を盛るために使われたこともあります。
また、葉に山菜と味噌を乗せて炭火で焼いた朴葉焼きや、具を混ぜ込んだ酢飯を包んだ朴葉寿司などの郷土料理もあります。
葉の特徴に重ねて「大きく健やかに成長してほしい」「たくさんの人の役に立てますように」と願いを込めることができるでしょう。
また漢字自体には、素直・飾り気がないという意味がありますので、「素直で純粋な気持ちを大切にしてほしい」のような由来で使っても素敵な名前になりそうです。
成功をイメージする『なおと』42選
子供の未来が豊かで幸せに満ちたものになりますように、自分の力で未来の成功をつかみ取ってほしい、そんな願いに相応しい漢字を集めてみました。
未来の成功を表す名前
実杜・実人・実斗・実登・七生登・尚登・奈央登・哉登・哉人・哉斗・哉渡・尚渡・七生渡・南央渡・有渡・有富・尚富・七生富・奈央富・通冨・通土・通斗・通人・通登・成小登・成生斗・成生登・成央人・成音・端音・端小冨・端乙斗・端生人・成頌・七頌・夏頌・名頌・奈頌・修人・修斗・修土・修登
『頌』の字は、訓読みで「ほ(める)・たた(える)」です。褒めること、褒めたたえることとして、人格や功績が優れていることを表します。
未来の成功をイメージし、「立派で優秀な人に成長してほしい」と願いを込めることができます。
成功の『成』は、物事を最後までやり遂げる意思を感じさせ、自分の力で安定した未来をつかみ取ることに期待した由来を持たせる名前にぴったりです。
『登』の字は、山を人生に例え、目的に向かって一歩一歩確実に進む強い精神力をイメージして使うことができるでしょう。
『渡』の字は、海や川を船で進むことを意味する漢字です。広い世界に出て活躍する未来を想像して使うことができそうです。
「成・登・渡」、どの漢字も男の子らしい強さと意欲が伺えます。
「逞しい精神力で自分らしい未来を切り開いてほしい」「人生に目的を持って困難にも勇敢に挑むことのできる強い子に」
のように、向上心を表す名前の先に末来の成功を描いてみてはいかがでしょう。
勇ましいイメージの『なおと』20選
名前に託す親の思いとして、優しさをテーマにする傾向にあるのは事実ですが、やはり男の子らしさと言えば勇ましさ。
優しさの中にも勇敢で強い気持ちを持った男の子に育ってほしいというのが本音ではないでしょうか。どんな世の中であってもしっかりと自分の足で立って歩んで行けるような、強く勇ましいイメージの名前をご紹介します。
強く勇ましい様子を表す名前
侃斗・侃人・侃翔・侃土・侃翔・名男・那男・奈男・奈勇人・那勇斗・南勇斗・名勇土・奈己人・奈己翔・南己翔・南己人・南己斗・南大斗・奈大斗・名大斗
『勇』の字は、男の子ならではの漢字と言っても良いかもしれませんね。この漢字は、「甬」と表す、柄のついた大きな鐘を表す文字が元になっています。
非常に重いものを持ち上げるために必要な「力」を下に加え、力強い腕、強い気力を意味する漢字でした。
そこから転じて、現在は勇ましい・元気がある・気力がある・気持ちを奮い立たせる、といった意味で使われるようになりました。
「思い切りよく挑んで行く勇敢な男の子に」「何事にも活発に挑戦する意欲にあふれた子に」と願いを込めることができます。
『侃』の字は、「人」と「口」で真実を意味し、口の下にある流れる水が、いつまでも続くことを表しています。誠実な気持ちを常に持ち続けることは容易ではありません。
漢字の持つ意味「強く正しい」をそのままに、「誘惑等に負けず、信念を貫き通す強さを持ち続けてほしい」という想いで使ってみてはいかがでしょう。
下に真っすぐと伸びたラインが特徴的な字面からも、潔く誠実な様子が伺える素敵な漢字です。
「なおと」の響きは、世代を問わず多くの人に親しまれやすい素敵な名前です。ご覧の通り、使う漢字によって持たせることのできる由来は様々!思いを込めて、世界にたった1つの男の子らしい名前を考えてあげてくださいね。