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男の子の名前で「わたる」漢字21選と由来のヒント

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『わたる』という響きから、どんな男の子を想像されますか?

おそらく「世界をわたる、海をわたる、大陸をわたる」等の言葉から、広い視野を持ってグローバルな活躍に期待できる、そんなイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。

男の子らしく壮大なスケールを思わせる『わたる』の響きには、正しい読みで使える漢字がそれほど多くはありません。

ひとつひとつの漢字の意味を知って、深い思いを込めて選んでいきましょう。漢字の意味や成り立ちを詳しくご紹介します。



『渡』の意味と名付け由来例

日常の様々な場面において、最も多く使われるのが『渡』。この漢字には素敵な意味があります!

自由さと行動力を表す『渡』

右側の「度」は、「庶=たくさんのもの」+「又=手の形」の組み合わせで、物を数えたり計ったりする『基準』を意味します。

そこに流れる水を表す「氵(さんずい)」を加えた『渡』は、一歩一歩を基準として川をわたる様子を表して生まれた漢字です。

もともとは川や海などを船でわたることを表しましたが、現在はその範囲が広がり、「道を渡る・渡り歩く・長時間に渡って~・人の手に渡る」のように、様々な場面で用いられるようになりました。

“〇〇から○○へ”と、いくつかの物事の間を移動する、そのように捉えるのが正しい意味になると考えます。

どっしりと力強い印象を与える漢字ですね。成り立ちには「基準」という少し畏まった意味を含みますが、その部分にこだわらず、自由度の高い由来付けで使うことができるでしょう。

『渡』にはこんな由来がおすすめ!

世界中を渡り歩くイメージで、「広い視野と行動力で世界の壁を越えて活躍してほしい」「夢と目標を持って色々なことにチャレンジしてほしい」「地に足を付けてしっかりと力強い人生を歩んでほしい」のような願いを込めることができます。

また「世間を渡る」という言葉に重ね、「人付き合いの上手な子に」「人との絆を育み、人の優しさに包まれた幸せな人生になりますように」と願いを込めることもできます。

ちなみに『渡る世間は鬼ばかり』という有名なドラマがありますが、これは「渡る世間に鬼はなし」という慣用句を逆手にとって付けられたタイトルです。

本来は“世の中には心ある優しい人がたくさんいる”という意味です。

どんな人の心にも愛はあり、優しい気持ちを持っていることを知り、「分け隔てなく人と接することのできる優しい子に育ってほしい」という素敵な願いを込めることもできるでしょう。

『航』の意味と名付け由来例

『航海・航路・航空』などの言葉から海や空を想像させる『航』。かっこいいイメージが強く、男の子には人気の漢字です!

もともとは『海』にちなむ漢字!

成り立ちは、渡し船の象形である「舟」と、人の首の線を表した「亢」。「亢」は、“真っすぐ・高い”という意味を持ちます。

つまり『航』の字は、“舟が真っすぐ進む様子”を形にした文字なのです。転じて、空を海に見立てて「航空・飛行機」など、空を表す言葉にも使われるようになりました。

『航』にはこんな由来がおすすめ!

大きく広がる海、どこまでも続く果てない空をイメージしてください。

堂々と前へ進む力強さ、高く高く上を目指す向上心、壮大な自然の息吹を感じながら素敵な由来を考えてみてください。

これから始まる人生は、海や空のように見えない先に向かって広がっています。

「豊かな可能性を信じて、おおらかな心で人生を楽しんでほしい」「ありのままの自分を愛し、素敵な未来に向かって自由に成長してほしい」などの願いを込めてみてはいかがでしょう。

また、澄んだ青い色の海、輝く太陽がまぶしい空、それぞれが時間や季節によって様々な姿に変化することに結び付け、

「充実した人生を謳歌できますように」「変化のある毎日を楽しんでほしい」「小さな出来事にも目を向けられる豊かな感性を育んでほしい」
と由来付けることもできそうです。

『渉/涉』の意味と名付け由来例

『渉』とその旧字体である『涉』。どちらも人名に使うことができます。

しっかり歩む力強さを感じる『渉/涉』

『渉/涉』の字は、左右の足を前向きに描いた形「歩(步)」と流れる水を表す「氵(さんずい)」の組み合わせで、川などの流れがある中を歩いてわたることを意味します。

自分の足を使って一歩一歩を確実に進む力強さが伺える漢字です。熟語では、人と掛け合い話を進める「交渉」に使われます。力強いだけでなく、知的な意味を持たせて使うこともできそうですね。

『渉/涉』にはこんな由来がおすすめ!

「氵(さんずい)」には、水が持つ透明感、清らかな様子が伺えます。「きれいな心を持ち、素直にまっすぐ生きてほしい」という願いを込めることができるでしょう。

また、一歩一歩前へ進むことに重ねると、「小さな幸せを積み重ね、豊かで充実した未来を築いてほしい」「日々の出来事に丁寧に目を向けられる子に」「努力を怠らず何事にも懸命に励むことのできる子に」のような由来で使うこともできそうです。

『亘』の意味と名付け由来例

『亘』は先にご紹介した3つの漢字とは少し異なる成り立ちを持つ、個性的な漢字です。

旋回することを意味する『亘』

『亘』の字は、横棒「一」を上下に置き、その中に「日」。この「日」はもともと「回」と書かれ、渦状に旋回する様子を表していました。

時代とともにその形が変化しましたが、一般的に“太陽”の象形とされる「日」とは元の形が異なることを覚えて使うようにしたいですね。

旋回、つまり“ぐるりとめぐる”ことを名前に重ねるときには、「いつまでも続く」というニュアンスで用いたり、絶えず動きを感じるパワーに結びつけると素敵な名前を作ることができそうです。

『亘』にはこんな由来がおすすめ!

ぐるぐると回る、いつまでも続く、繰り返すことは努力の積み重ねに結びつけて「途中で諦めることなく努力を重ねて夢を叶えてほしい」という由来を持たせることができます。

また、たとえ同じことの繰り返しであっても、その中には必ず小さな成長があることを由来付け、「些細な幸せを敏感に感じ取れる心の豊かな子に」「知識や経験をコツコツと積み重ねて豊かな未来に結び付けてほしい」のような願いを込めることもできるでしょう。

「ひとつひとつの出会いを大切に、強い絆に成長させてほしい」
という由来も素敵ですね。

『亙』の意味と名付け由来例

『亙』は『亘』の旧字体、また許容字体だという捉え方がされていますが、厳密にいうとそうではありません。行政上でも混用されることが多くありますが、違いを知ることで名前に持たせられる意味が変わってきます。

月を表す幻想的な『亙』

『亙』の字は、上下にある横棒「一」の間に「三日月」が描かれた文字です。

空間にあるものが、上下両端をしっかりとつなぎ留めていることから、“端から端まで続く・連なる・渡る”という意味が生まれました。

月が天空を渡る、というイメージから、幻想的な意味を持たせて使うことができるでしょう。字面も個性的で名前に使われる頻度が低いため、目新しい印象を与えそうです。

『亙』にはこんな由来がおすすめ!

月をイメージし、そのパワーにあやかった由来を持たせることができます。

古来は月の満ち欠けを暦として利用したり、その形の変化に雅やかな呼び名を付けて親しんだり、また人の心と体に影響を及ぼすパワーが秘められているとも考えられてきました。

中でも『三日月』は、魔除けや願いを叶えてくれる力が強いと信じられていたようです。

神秘的に輝く月の光をイメージし、「穏やかながら光輝く内面を持った子に」「人を癒せる魅力のある子に」「しなやかな落ち着きを感じさせる男の子に」と願いを込めてみてはいかがでしょう。

また、漢字の持つ意味“連なる・端から端まで続く”という意味に結び付けて「責任を持って仕事を全うできる子に」「決めたことを最後までやり遂げる忍耐力のある子に」のような由来で使うこともできます。



『杭』の意味と名付け由来例

地中に打ち込む『杭(くい)』のイメージを、素敵な名前に表すヒントをご紹介します。

月を表す幻想的な『亙』

『杭』は、訓読みで「くい」。土の中に打ち込んで、目印などにする棒のことです。

昔は木製が主であったためにこのような形になったと考えられますが、現在は木製は腐りやすいために鉄やプラスチックを素材としたものが用いられます。

しかし、この意味は日本独自のものであり、もともとは「こう」という読みが「行」に通じ、「木の舟で行く」→「舟で渡る」ことを意味したという説があります。

従い、“船で移動する”とう意味も持ち合わせます。訓読みの「わた(る)」は、この意味が元になっているのでしょう。

『杭』にはこんな由来がおすすめ!

目印や支柱としての役割を果たす『杭(くい)』にちなみ、「人を支えることのできる子に」「物事の支えとなる中心的存在になってほしい」「しっかりと土台を固め、立派な人生を築き上げてほしい」などの由来を持たせて使うことができます。

また、「亢」の字が持つ“真っすぐ”という意味を用いて「硬い信念を貫きながら自分の道を強く生きてほしい」と願いを込めても良さそうです。

『度』の意味と名付け由来例

「度胸・限度・度々・都度・年度」など、日常の中でも多く目にする『度』。この漢字も、訓読み「わた(る)」を用いて使うことができます。

真面目さを表す『度』

『度』の字は、“たくさん”という意味を持つ「庶」と、手を表す「又」を組み合わせて変化した漢字です。“たくさんの物を、手を使ってはかること”から転じて“はかるための基準・決まり・法則”等の意味を持つようになりました。

物事の“句切り”を表すのにも用いられ、きっちりと正確、真面目な印象を与える名前を作ることができるでしょう。

『度』にはこんな由来がおすすめ!

「年度」や「尺度」など、年月・物事の基準を表す『度』。

「節度を持って真面目に物事に向き合える子に」「善悪の区別がきちんと付けられる子に」と由来付けることができます。

また「幾度」という、その基準が定まらない言葉にも用いられることに重ねると「夢を諦めず、何度でも挑戦できるチャレンジ精神にあふれた子に」「たくさんの夢や可能性に満ちた人生になりますように」という素敵な願いを込めることも出来そうです。

『弥/彌』の意味と名付け由来例

『弥』と、旧字体になる『彌』。あまり知られていませんが、訓読みに「わた(る)」があります。珍しく個性的な印象を与える名前を作ることができるでしょう。

ゆとりと向上心を表す『弥』

『弥』の字は、男女ともに名前には多く使われる漢字です。

しかし、「わた(る)」という読みで用いられることは稀なので、珍しい印象を与る名前になるでしょう。

旧字体になる『彌』を見ると、「弓」+「爾」。この「彌」の部分は“美しく輝く花”を表しますが、もっと昔の形は上に「日」が付けられ、太陽と花を表していたという説があります。

太陽が揚々と輝く様子、花が活き活きと育つ様子から、何事も伸びやかに満ちわたることを表すようになり、時代の流れとともに“広く行き渡る・いよいよ・ますます”という意味として定着していきました。

気持ちや人柄に余裕を持たせた由来や、向上心や成功につなげて使うことができます。さらに、時代名や陰暦3月を表す「弥生」の字であることから、和風なイメージで使うこともできます。

ちなみに、3月をなぜ「弥生」と呼ぶようになったのかというと、そこには「草木がますます生い茂る月」という理由があるそうです。自然の息吹を感じながら使うのもまた、素敵な名前になりそうです。

『弥/彌』にはこんな由来がおすすめ!

「心の広い子に」「おおらかな性格の子に」と人格を表す使い方ができます。

また、「見聞を広げ豊かな知性を育んでほしい」「広い世界に出て大きな夢を実現させてほしい」と未来の発展を想像することもできます。

「たくさんの出会いに恵まれた人生になりますように」という由来も素敵ですね。様々な角度から、「いよいよ・ますます」の意味に結び付けてみてくださいね。

『済』の意味と名付け由来例

日常の中でもよく目にする『済』。訓読みの「わた(す)」「わた(る)」を使うことができます。

思いやりに通じる『済』

『済』は旧字体で『濟』と書きます。右側にある「齋」は、祭壇が整っている様子を表します。その様子が転じて“補う・調整する・等しくする”という意味を持つようになりました。

そこに「氵(さんずい)」を組み合わせ、“流れる水=川の水量を調整して不足を補うこと”を表すのが『済』の字です。

成り立ちでは「川の水量」に限られますが、現在は、人を助けることを「救済」、財貨やサービスで世を整えることを「経済」、互いに力を合わせて助け合うことを「共済」、借りた物を返すことを「弁済・返済」など、様々な方面で使われるようになっています。

名付けに用いる場合は「助ける・救う」という意味を「思いやり・優しさ」に結びつけることができます。

『済』にはこんな由来がおすすめ!

「人に優しく思いやりを持って接することのできる子に」「困った人に手を差し伸べられる優しい子に」「社会のために役立てる子に」のような由来を持たせると素敵な名前になりそうですね。

物事を片づけるという意味で「済ませる」と使われることがありますが、これは日本独自の意味だそうです。

「テキパキと事を運ぶ要領の良さを身に付けてほしい」「最後まできちんと事をこなす責任感を大切に育んでほしい」と由来付けることもできそうです。

漢字2~3文字で表記する『らん』10選

『わたる』という響きは、「わた・る」や、「わ・た・る」と分解すると、漢字二文字で表記することもできます。いくつかの名前をご紹介します。

「わた」+「る」に使える漢字と由来例

亘流…幾度もの壁を乗り越えながら留まることなく人生を謳歌してほしい。

渡留…止まったり進んだりを繰り返しながらゆっくりと自分のペースを保って成長してほしい。

弥瑠…和の心を大切に品のある子に育ってほしい。

渉琉…海のように豊かに輝く人生になりますように。

綿流…柔らかな優しい雰囲気の男の子に。

「わ」+「た」+「る」に使える漢字と由来例

輪多流…丸く穏やかな性格でたくさんの人に愛されて成長してほしい。

我大瑠…自分らしい素敵な輝きを見つけてほしい。

和大留…穏やかで大らかな人柄が素敵な男の子に。

環多流…協調性を持って誰とでも平和な関係を築けますように。

倭太塁…大きな夢を描き、堅実に努力を重ねる子に。

名前の文字数が与える印象

1文字、2文字、3文字と、漢字の文字数によって名前の印象は大きく異なります。

1文字名前の印象は?

1文字で表記する名前は、大正・昭和初期の時代には非常に多く見られました。

昭和中期から平成にかけては漢字を組み合わせて個性を表すものがグッと増えましたが、最近また、1文字名前の人気が高まっています。

漢字で表記してもすっきりと見える、覚えやすい、漢字の意味や雰囲気から想いがストレートに伝わってくるというメリットがあります。

また、そのストレートさが男らしく潔い印象を与えるのも1文字名前のメリットだと言えそうです。

2文字名前の印象は?

最も多いのが、漢字2文字を組み合わせる名前ではないでしょうか。漢字にはそれぞれ意味があり、それを組み合わせることで様々な想いを込めることができます。

最も一般的ながら、名付けの幅が広いのはメリットだと言えるでしょう。「どんな思いが込められているの?」と想像させてしまうのもまた、2文字名前の醍醐味かもしれません。

3文字名前の印象は?

昔のように「〇之介」「〇太郎」ではなく、最近は個性的な組み合わせによる3文字名前が多いですよね。そのような名前は、見た目に豪華、派手という印象を与えがちです。それは決して悪いことではなく、独創性が感じられると捉えると素敵な名前になりますよ。

名前は苗字とのバランスも大切です。実際に書き出してみて、どの文字数がしっくり馴染みやすいかを検討して選んでみてくださいね。


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