4歳の男の子がいる転勤族ママです。4月から幼稚園に通っていますが、実は、直前の3月に夫の転勤が決まり、縁もゆかりもない土地へ引っ越しました。
転勤が決まってから、家探しや引っ越し準備と並行して幼稚園を探しましたが、無事に理想通りの幼稚園に入園式から通わせることができました。もちろん、息子も毎日楽しく登園しています。
今回は、幼稚園選びにあたって筆者が気をつけたことを、転勤族ママ目線でご紹介します。
転勤が決まるまでに気をつけたこと
転勤するか否か3月にしかわからない場合でも、今住んでいる場所の幼稚園も探しましょう。
我が家は転勤族なので、転勤は想定していましたが、確実に分かるのは3月・・・実際に転勤しないこともありますが、今住んでいる場所の幼稚園も探してました。
面倒ではありますが、転勤しなかった時に大変なことになりますので、準備はしておくと良いでしょう。
幼稚園の申し込みスケジュールは?
大抵の幼稚園は、9月から入園説明会や面接が始まり、10月になると願書を提出し、入園が決定します。人気の幼稚園だと、プレ枠でほぼ埋まったり、願書提出に行列ができたり・・・10月の時点で満員になります。
それなら「申し込みだけはしておこう!」と思いますが、入園が決定したタイミングで支払う入園金は、実際に入園しなくても返金されない幼稚園が多いのです。
希望の幼稚園の入園倍率を確認しよう!
入園金は幼稚園によって違いますが、10万円前後の幼稚園も多く、決して安い金額ではありません。
そこで筆者は、希望の幼稚園の園庭開放や入園説明会に参加し、園児のママや先生から毎年の入園倍率を情報収集しました。
その結果、幼稚園の方針に賛同する人は受け入れる=希望すれば全員入園できることが分かったので、10月の時点では申し込みはせず、転勤の有無がはっきりしてから申し込むことに決めました。
筆者は結果的に転勤になりましたので、その幼稚園へ通うことはなく、入園金だけを支払うという状況を回避することができました!
人気の園で、どうしても入園させたい!という希望のある方は入園金を支払ってでも申し込みするべきだと思いますが、ちょっとの情報収集で入園金を支払わずに済む方法があるのなら、その方がいいですよね。
転勤が決まってから気を付けたこと
実際に転勤が決まったら、いよいよ幼稚園探しのスタートです。
転勤族の幼稚園探しはスピード重視!
筆者は、新しく住む市のホームページから幼稚園の一覧を印刷し、仕事の休憩時間や通勤時間を使って片っ端から電話しました。
インターネットで幼稚園のホームページや口コミサイトを見て希望の園を絞っていく方法もありますが、10月の時点で満員の幼稚園も多く、受け入れのない幼稚園を一生懸命調べても時間がもったいないのです。
それに、電話をすると、その幼稚園の雰囲気が分かるのでオススメです。
電話で幼稚園の雰囲気を見極めよう!
筆者は60件程度の幼稚園に電話を掛けましたが、「空いていません」とすぐ切られたり、「ホームページ見てください」と面倒そうにされたりすることも多くありました。
忙しいのに電話してきて迷惑だ!という幼稚園の事情は重々承知しているのですが、筆者への電話対応が子どもへの接し方とリンクしているように感じ、正直そういう幼稚園には預けたくないな。と思いました。
逆に、「定員いっぱいですけど、キャンセル待ちできますよ」とか「パンフレット送りましょうか?」とか言ってくださる幼稚園はとても好感が持てました。同時に、転勤族の対応に慣れている感じがして、転勤族仲間ができるかも?と期待もできました。
子どもに合う雰囲気であることは大事ですが、ママも行事やPTAで幼稚園と関わることが多いので、電話対応が明るいのか、落ち着いているのか、フレンドリーなのか、キビキビしているのか・・・ママの好みに合うことも大切です。
比較するならノートが便利!
空きがある、もしくは、キャンセル待ちができる幼稚園が分かったら、比較をします。
筆者はノートを用意し、各幼稚園の情報を1ページにまとめました。スマホやパソコンにメモするのも良いですが、気づいたときにすぐメモできたり、夫と一緒に見るときはノートが便利でした。
記入した項目は、
・制服の有無
・お弁当の有無(給食の場合は自園調理か業者か)
・預り保育の有無(時間や金額も)
・課外教室の種類
・園の特徴(お勉強系かのびのび系か、行事の種類)
・口コミサイトの評判(ネガティブなことはあまり記載されていないので参考程度に)
・新居候補からの交通手段(子どもはバス利用でも、ママが幼稚園に行くことも多いので)
です。
比較する際に重視したい箇所にマーカーを引いて行くと、自然とマーカーだらけになる幼稚園がでてきます。
そこが理想の幼稚園となりますが、新居が希望通りの場所になるとは限らないので、あまり候補を絞りすぎず、可能性のある幼稚園の情報はできるだけ多く集めておきました。
決めるのは見学してからにしよう!
候補の幼稚園が絞れたら、実際に見学してみましょう。筆者は、夫の家探しに同行し、第一希望の幼稚園に見学に行きました。
新居が希望通りになりそうだったので、見学に行くまでは、「絶対この幼稚園にする!」と決めていましたが、実際に見てみると、「ちょっと狭い?」、「女の子が多いな・・・」と気になることが出てきました。
その場で決断することができず、時間にまだ余裕があったので、他の幼稚園も見に行くことに。
他の幼稚園は事前に見学の予約をしていなかったので、外観のみでしたが、充分に幼稚園の雰囲気は伝わってきて、結局、園庭の広い、建物が新しそうな幼稚園にしました。
ご家庭の事情で見学に行けない人は、グーグルマップで幼稚園の外観や、周辺の道路状況や街並みをチェックするだけでも、イメージが沸きやすいと思いますよ。
幼稚園決定から入園式まで
入園を決めたら幼稚園に連絡して、今後の流れを確認します。
入園までには、面接、制服の採寸、入園金の振込等やることがたくさんありますが、引っ越し後の手続で間に合うか、引っ越し前に行かなければいけないのか確認しておくと、スケジュールが立てやすくなります。
筆者は、手提げバックやくつ袋など、幼稚園の指定用品以外についても事前にサイズ等を確認し、事前に制作していました。
すべての準備が終わったら、いよいよ入園式です!もし、入園式までに制服が間に合わない場合は、貸し出しの制服があるかも確認しておくといいですね。
入園式は子どもにとって思い出に残る一日ですし、写真にも残ります。ぜひ、笑顔いっぱいで入園式を迎えてください。
まとめ
引っ越し準備をしながらの幼稚園探しはとっても大変だと思います。
でも、入園式での子どもの嬉しそうな姿、毎日楽しく幼稚園に行っている姿を見れば、一生懸命探して良かったと必ず思います。
唯一の反省点を挙げるとするならば、同じ幼稚園から同じ小学校に行く子がいなかったことです。これは入園してみないと分からないことだと思いますが、小学校に幼稚園のときのお友だちがいないのは寂しいかな?と感じました。
でも、新しいお友だちがたくさんできること、小学校までにまた転勤する可能性があることを考えると、今はそこまで気にすることはないと思っています。
幼稚園入園を控えた子どものいる転勤族のママのみなさん、色々と悩まれることも多いと思いますが、筆者の話が少しでもお役に立てれば幸いです。