子供の教育・成長・遊び

子育てにおける“甘やかし”と“甘えさせる”の違いについて考えてみた(小4の娘をもつママの発信)

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育児においての「甘やかし」と「甘えさせる」ことの違いについて話題になっているのをネットで目にします。

自分は実際どうなのか、振り返ってみることにします。

私が「甘やかし」ている部分

娘は小学校4年生。

しかし、朝はすこぶる弱く、お支度がいたらないこともしばしば。そのため、日によっては4年生にしてかなりの用意を私がしてしまう日があります。

定期券が入っているか、お弁当が斜めに詰め込まれていないか。そろそろ自分で判断してある程度の責任を負うべき年齢だよなと思いつつ、つい手を出してしまうあたり、「甘やかしているなぁ〜」と思ってます。

結局自分が楽だから

私はどうしてこれらを「甘やかし」だと感じているのでしょうか。これらのことは娘のためでもありますが、結局は私自身が楽だから、私がしていることです。

さっさとお支度させてしまえば、楽。

娘が困るのではないか。。。という心配から解放されて、楽。

私が私のためにしていることを、私は「甘やかし」と感じているようです。

私が「甘えさせる」部分

娘は私が本を読んでいると、ごく自然な身のこなしでするするするっと小脇にすべりこんで、猫の子のようにくっついて一緒に本を読みはじめます。

あまりに迷いのない動作なので私も気づかず、くっついて本を読み続けていますが、思えばこの子も、もうすぐ思春期。

こういう時間はいつまでなんだろうなあと思いつつ、くっついてくる限りは好きにさせておこうと好きにさせているのでした。

娘の好きなようにさせている

私はどうしてこれらを「甘えさせる」ことだと感じているのでしょうか。

くっついて来るのは娘の意志です。いずれくっついてこなくなるとしたら、それも娘の意志です。

娘の意志に任せて、あちらからやって来る限り、私は迎えるだけで何もしません。娘の好きなようにさせておくことで彼女を尊重し、くっついてもはなれても受け入れることで肯定しています。

娘が娘のためにする行いを私が受け入れることを、私は「甘えさせる」だと感じているようです。

「甘やかし」はネガティブで「甘えさせる」はポジティブだと感じている

私が「甘やかし」と「甘えさせる」について分析した結果、「甘やかし」には「私自身が楽」という後ろめたい気持ちがあり、「甘えさせる」には「娘を尊重する」という前向きな気持ちがありました。

「甘やかし」はネガティブに感じ、「甘えさせる」はポジティブにとらえているのです。

ネットでもそのような印象でアドバイスされることが多いようです。

(※1)

「甘やかし」と「甘えさせる」の研究

本当に「甘やかし」はネガティブで「甘えさせる」はポジティブなことなのでしょうか。

「母子間の「甘え」「甘やかし」と青年期の自立」(長 憲枝/九州大学大学院人間環境学府)という論文を参考にしてみようと思います。

ここでは、甘えが「自分の甘えを満たす反応を相手から引き出す」という『受動的であると同時に能動的な行為』であるのに対し、

甘やかしは相手の誘いに動かされる。あるいは『自分の甘えが相手を喜ばすことを知っていて』行動をとるのである。

そのため、『甘やかし』は甘えてみてもそこに本当の満足はないと考えられる。

この考え方を踏まえて、幼児期の「甘え」と「甘やかし」のバランスが青年期に与える影響について考えています。

(※2)

幼児期の「甘え」の経験が低く「甘やかし」の経験が高いと

幼児期の「甘え」の経験が低く、「甘やかし」の経験が高いと、屈折的甘え・とらわれの傾向が強くなりました。「甘え」の経験不足からか依存欲求は低めで、独立欲求は高めでした。

幼児期の「甘え」の経験が高く「甘やかし」の経験が低いと

一方、幼児期の「甘え」の経験が高く、「甘やかし」の経験が低いと、依存欲求と独立欲求のバランスが良いという結果になりました。

「甘やかし」はネガティブに、「甘えさせる」はポジティブに捉えられているのには、こうした根拠があると考えられます。

「甘やかし」は「お節介」

「甘やかし」を心理学の面から考えてみます。

アドラー心理学では、こどもが失敗しないように守ってしまうことを「甘やかし」だとしています。

こうしてお節介を繰り返していると、こどもは保護者が自分を信頼してくれていないと思うようになり、正常な信頼関係が築けなくなってしまいます。

(※3)

私の場合

確かに、私が「甘やかし」と考えている部分はお節介です。もっと娘と娘の能力を信じるべきですね。娘からヘルプがあるまでは、見守る努力を心がけます。

「甘えさせる」ことは「安全基地」作り

「甘えさせる」については、このように考えることができます。

1982年に、アメリカの心理学者であるメアリー・エインスワースが「安全基地」という考えを提唱しました。

これは、こどもが保護者から心地の良い安全な環境を提供されることで、安心して外の世界へ探索に行けるとするもの。保護者の愛情を「安全基地」とすることで、外部への好奇心や自信を身につけ、自然に自立していけるようになるのです。

「甘えさせる」ことは「安全基地」作りであると考えると、「甘え」がこどもの自立に大きな役割を果たしていることが理解できます。

(※4)

私の場合の「安全基地」

私のところへ娘が自発的にくっついてくる行動は、この「安全基地」によるものではないかと考えると、納得です。

娘が自発的にくっついてくる限り、安全基地でいようと思います。

試行錯誤は良いこと

Q, 子どもの「甘え」への対応のポイントは?
A, 「甘やかしている?」と考えることで、子どもの気持ちを受け止めている

親が子どものために、どうすればいいのかを考えることが大切です。
それが、子どもの気持ちを受け止めることにつながっています。
「甘やかしている?」と試行錯誤することは、とてもいいことです。
(回答:大豆生田 啓友さん)

引用:子どもの「甘え」への対応のポイントは? | 子育てに役立つ情報満載【すくコム】 | NHKエデュケーショナル

まとめ

「甘やかし」は時として良好な親子関係を築けなくなる原因となり、適切に「甘えさせる」ことが自立に繋がることと、その根拠になりえる考えがわかりました。

私も、これらをふまえ、「甘えさせる」と「甘やかし」の違いを意識しつつ、試行錯誤を続けてみようと思います。

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