子供の健康・食事

朝ごはんを食べる子供の方が成績優秀者が多い結果を掘り下げてみた

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朝ごはん、ちゃんと食べていますか?

文部科学省の「平成 27 年度全国学力・学習状況調査の追加分析報告」では、朝食を食べている生徒のほうが、問題の正解率が高いという結果になっています。

朝食の影響はこども時代だけではありません。進学する大学の偏差値や、将来の年収にも関係があるという調査結果もあります。

どういうことでしょうか。くわしく見ていきましょう。



農林水産省「めざましご飯」

農林水産省では「めざましご飯」というキャンペーンを実施しています。これは、朝ごはんを毎日とることを推奨し、お米の消費拡大につなげようというものです。

しかし、単にお米の消費拡大になるというだけでなく、朝食には大きなメリットがあるのです。

文部科学省「早寝早起き朝ごはん」

また、文部科学省も「早寝早起き朝ごはん」というキャンペーンを行っています。これは朝食とともに、早寝早起きという生活サイクルをあわせて推奨しているものです。

朝ごはんのメリット

めざましご飯」のホームページでは、朝ご飯を抜くとイライラしたりボーっとしたりするとしています。特に、こどもの場合、集中力が弱まることを心配しています。

これは、脳のエネルギー不足によって生じるトラブルです。脳のエネルギーは、ブドウ糖。ブドウ糖は貯蔵しておくことができず、寝ている間も消費され続けます。

ですから、きちんと朝ご飯を食べて、しっかりと脳にブドウ糖を送り込むことが大切なのです。(※1)

その根拠とは

では、本当に朝ご飯の有無で脳の働きが異なるのか、データを見てみることにしましょう。

冒頭に書いたとおり、文部科学省が「全国学力・学習状況調査」をもとにで朝ご飯と問題の正答率の関係を調査したところ、最も正答率が高いのが朝ご飯を「毎日食べている」グループでした。

次が、「だいたい食べている」グループ、その次が「あまり食べていない」グループ。最下位は「食べていない」グループでした。

「毎日食べている」グループと「食べていない」グループの差は、おおよそ20ポイント前後。

これは、小学校~中学校まで通して変わらず、国語でも算数でも同じ結果でした。

また、スポーツにおいても朝食を「毎日食べている」グループのほうが成績が良いことが、やはり文部科学省の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」でわかっています。

偏差値65以上の大学生は朝ご飯を食べる人が多い


小学校~中学校以降はどうでしょうか。

東北大学による「朝ごはんに関する意識と実態調査」によると、偏差値65以上の大学に通う大学生の29.1%は朝ご飯を「ほぼ毎日食べている」、19.3%が「毎日は食べない」と解答。

これが偏差値44以下の大学になると、21.8%が「ほぼ毎日食べている」、29.5%が「毎日は食べない」と解答。「毎日は食べない」と答えた大学生のほうが多くなります。

大学生全体で見ると、65.3%が朝ご飯を「ほぼ毎日(週に4~5日)」食べているそうです。

大学生の半数以上はほぼ毎日朝ご飯を食べています。また、高偏差値の大学生のほうが、より朝ご飯を食べる習慣が身についています。

これに対して、調査を行った東北大学はこうコメントしています。

「朝ごはんを食べ続けているだけで大学に合格するわけではないが、朝ごはんを毎日食べる習慣を見につけることが、受験に勝つ第一歩へつながっているようだ」


社会人になっても、成功している人は食べている

社会人になっても、朝ご飯の習慣は大切です。

同じく東北大学がビジネスパーソンを対象に行った調査では、年収1000万円以上の人の82%、年収700万円以上の人の81%が朝ご飯を「ほぼ毎日」食べているそうです。

500万円未満の人は74%が「ほぼ毎日」と答えてはいるものの、「ほとんど食べない」の割合が急増しています。

年収だけではありません。「第一志望の道に進んでいる」という人は84.6%が「ほぼ毎日」食べていて、「それ以外」の人よりも朝ご飯をよく食べているのです。

幸せは朝ご飯が運んでくれる?

さらに、東北大学の川島隆太教授を中心に実施された「15歳~69歳の男女1100人に聞く、朝ごはん実態調査」の内容を紹介しましょう。

「朝ごはん習慣で日中の『やる気度』が高まり、仕事も充実し、家事も効率化する」、「ライフステージごとの『目標達成力』が高い人は、朝ごはんを毎日食べる習慣がある人だった」ということです。

朝ごはん習慣と人生の充実度の関係が見える結果となりました。(※2)

この結果から、川島教授は次のような結論を出しています。

「朝ごはん習慣を持つことが、学生であれ、主婦であれ、ビジネスマンであれ、自分の生活の質をよりよく保つため、自分が幸せに暮らすために必須であることが明らかになりました」


【引用文献】
特集1 お米の魅力(2):農林水産省(2017/06/9検索)

大切な朝ご飯は何がいいの?

朝ご飯の重要性はわかりました。では、どんなメニューが良いのでしょう。

ごはん食

農林水産省の「めざましご飯」では、お米の「ごはん食」をすすめています。

脳のエネルギー源はブドウ糖ですが、体内でブドウ糖へと分解される炭水化物がお茶碗一杯(白精米150g)には55.7gも含まれており、朝食にぴったり。

また、ご飯は粒状なので、パンや麺類よりも消化・吸収がなだらか。ゆっくりと血糖値を上昇させます。そのために腹持ちがよく、体脂肪の蓄積を抑えます。

朝ご飯を諦めないで


朝食を用意するのが大変でしたら、まずはバナナ一本でも。

最近はこども食堂の朝食もあります。(※3)

朝は忙しく、朝食の準備は大変かもしれません。しかし、朝食への努力は、かなりリターンの大きな効率の良い努力だと思います。

子どもの頑張りを応援するために、そして家族の幸せのためにちょっと頑張って、朝ご飯を食べてみませんか。


【参考リンク】
(※1)農林水産省/朝ごはんを食べないと?(2017/06/9検索)(※2)朝ごはんとやる気が出る時間帯の関係――東北大学調査 – ITmedia ビジネスオンライン(2017/06/9検索)(※3)子ども食堂:朝食も 早起き効果、全国広がり「親も安心」 – 毎日新聞(2017/06/9検索)


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