出産

自宅出産経験者が伝える自宅出産のメリット・デメリット!費用はどれくらいかかる?(体験談あり)

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念願の命が宿った時、あなたはどのような出産をしたいですか?筆者は1人目を助産院で、2人目を自宅で出産しました。

自宅で出産したのには理由があります。2人目出産時には通院できる距離に助産院がなかったのです。

「どうしよう……」と悩んでいた時、幼稚園のママ友が「自宅出産専門の助産師さんがいる」と教えてくれて、自宅で産むことを決めました。

今回は、筆者自身の経験も踏まえ、自宅出産の費用やメリット・デメリットをお伝えします。



昔は当たり前だった自宅出産。今は1000人に2だけ

1950年に行われた厚生労働省の人口動態調査によれば、「自宅・その他での出産が95.5%」と昔は自宅出産が当たり前でした↓↓



【引用文献】
お産の移り変わり-お産子育て向上委員会

では現代はどうでしょう?

2006年の統計では「自宅・その他での出産は0.2%」のみ↓↓


【引用文献】
お産の移り変わり-お産子育て向上委員会

現代では1000人に2人しか自宅出産を選択しないほど、珍しい出産方法となりました。(※1)

ちなみに芸能人で自宅出産を選んだ方は、ともさかりえさん、石田ひかりさん、相川七瀬さん、高岡早紀さん、奥山佳恵さん等、いらっしゃいます。

自宅出産が決まるまでの流れ(筆者体験談)

あなたが自宅出産を希望するなら、まずは対応してくれる助産師を見つけないといけません。

筆者の場合は、初期の妊婦健診を行っている近くのクリニックで妊娠が確定し、そこで母子手帳を発行してもらいました。(出産は対応してないクリニック)

その後2回、同クリニックで妊婦検診をうけ、並行して産む場所のリサーチをしていたのですが、近所に産院がほとんどない事にこのタイミングで気づく。

「どうしよう…」と路頭に迷ってたときに友人が、「自宅出産専門で、何千人もの赤ちゃんをとりあげてきた、凄腕おばあちゃん助産師がいる」と教えてくれました。

さっそく電話でその助産師に問い合わせし、住んでいる場所、自宅出産の希望、出産予定日、家族構成等をざっくばらんに相談しました。

はじめてその助産師の自宅で検診を受けたのは、クリニックでの検診で心音が確認された後、妊娠16週のことです。

尿検査、血圧、心音検査を受け、「塩分をひかえて」というアドバイスを受け帰宅。「うまくいけば、自宅出産できる」と決まり、ホッとしたのを今でも覚えています。

自宅出産を決める前に知っておきたいこと

自宅出産を選ぶ時、まず知っておきたいのは、助産院も自宅出産も「提携病院」があること。

そしてもう一つ。

助産師と提携病院の医師から決められた検診を必ず受けること。

また、逆子や体調不良などで、普通分娩ができないと医師に判断された場合は、35週くらいまでに提携病院での出産が決まります。

裏を返せば、自宅出産を望んでも、叶わない場合もあるのです。また、いざ出産がはじまってからも、妊婦の状態や赤ちゃんの心音チェックを行い、もし不測の事態が起きた場合は提携病院へ救急搬送される手筈(てはず) になっています。

現に筆者は、35週の最後の提携病院での検診ギリギリまで逆子で、助産師さんに逆子体操を教わり毎日必ず行っていました。最後の提携病院での検診で「逆子直ってるよ。自宅出産できるよ」と聞いたときは、ホッとしたのを覚えています。

自宅出産の費用

気になる自宅出産の出産費用ですが、筆者個人の経験で言えば、出産一時金の42万円内でおさまるどころか、数万円浮き、後で余った分が指定口座に振込されました。これは、自宅出産は入院費用がかからないことだけでなく、割増料金が発生する夜間出産や緊急の病院搬送などがなく、スムーズに出産できたためです。

しかし自宅出産の費用は引き受けてくれる産院や助産師さんによって、かなり幅があるので、きちんと問い合わせしておきましょう。多くは助産院で出産よりやや安いか、出張費がかかるためやや高い場合が多いようです。また費用や安全対策を問い合わせた時に、少しでも違和感や不信感を感じたなら、止めておいた方が無難です。

自宅出産のメリット

メリット1、上の子にとってストレスなく家族が増え、リラックスできる空間で出産できること

病院で出産する場合は、幼い上の子にとっては「突然見知らぬ赤ちゃんが出てきてママが抱っこしている」とショックをうけるものです。

これは筆者自身の体験談。筆者が3才の時、弟が産まれました。突然お母さんがいなくなり、病院で見知らぬ赤ちゃんを抱っこしていたのはかなりショックな出来事として今も強く心に残っています。

自宅出産の場合それがなく、上の子へのストレスが軽減されます。

また、慣れた自宅の空間で、 夫や上の子の励ましに勇気づけられ、リラックスして出産に望めることもメリットでしょう。

メリット2、入院・退院準備が必要ない

お産がはじまっていざ入院となると、産院までの交通手段、上の子の保育園の送迎やご飯の準備、家事のことなどの日常のことが心配になってしまうことも多いでしょう。

自宅出産は、そもそも入院や退院の必要がないので、「自宅を離れることで発生する心配ごとが軽減」されます。

メリット3、上の子の赤ちゃん返りが比較的軽い

第2子以降は、上の子の赤ちゃん返りもママの心配の種……そんな赤ちゃん返りも自宅出産なら少しは軽減できます。

出産直後から家に赤ちゃんがいる状態を作れるため、上の子もすんなり赤ちゃんの誕生を迎え、お姉ちゃんお兄ちゃんの気持ちが養われることが多いようです。

メリット4、助産師さんが家に来てくれる

助産師さんが家まで来てくれるので楽ちんです。特に妊娠後期は少しの移動でも大変です。

自家用車がない、公共交通が発達していない地域の妊婦さんでも、家にいながらにして検診してもらえるのは、メリットでしょう。



自宅出産のデメリット

続いてデメリットを紹介します。

デメリット1、出産後、家事サポートをしてくれる人が必要

自宅の場合、入院がないため、産後の赤ちゃんとママの面倒をきちんと見てくれる人はいません。

筆者の場合は出産翌日と3日目、33日目に助産師さんが家に来て、筆者と赤ちゃんの様子をチェックしてくれましたが、家事をしてくれるわけではありません。

夫や家族の助けはかなり必要です。ただし、どうしても面倒を見てくれる人がいない場合は、地域の子育てサポートやママ友にヘルプを頼むのも1つの方法です。

デメリット2、もしもの時の不安

自宅出産では、“もしもの時”の不安を一番に挙げる方が多いです。ただし、これは前述のように、提携病院や、自身の体調管理、助産師さんの厳しい妊婦指導で体力をきちんとつけていればある程度防ぐことができます。

筆者の場合は、妊娠36週位の時に、不測の事態に備えて救急用の酸素ボンベが自宅に置かれました。また助産師さんの家から自宅まで車で1時間弱かかるため、自宅から徒歩10分ほどの距離に住む、産休中の助産師さんの協力も得られたのも心強かったです。

デメリット3、衛生面の心配

出血で布団が汚れるのでは?胎盤の処理はどうするの?など、衛生面も不安でしょう。

助産院での出産も自宅出産も衛生面では違いがなく、使い捨ての専用防水シートやビニール等を使い、サッときれいに処理してくれます。胎盤も助産師さんがきちんと処理してくれるので、とても衛生的です。

筆者が自宅出産を選んだ理由と自宅出産でよかったなと思うこと

正直筆者が自宅出産を選んだのは、「他に希望する自然分娩が叶う場所がなかったから」なのですが、自宅という自分が一番リラックスできる場所で、家族皆で赤ちゃんの誕生を迎えられたのは、かけがえのない思い出になっています。

長女は今も時々、成長した弟に「〇〇くんが産まれたとき、わたしがへその緒切ったんだよ」「〇〇くんが産まれたとき、最初に見たのはわたしなんだよ」と言っています。

長女がすんなり新たな命の誕生を受け入れ、喧嘩しつつも2人がすくすく成長しているのは自宅出産という経験があったからかもしれません。

また夫が家事や子育てに協力的で、核家族の我が家を心配したママ友や近所の方が、娘の幼稚園までの送り迎えやご飯の差し入れをしてくださったのも、とても嬉しくありがたいことでした。

自然分娩は、会陰切開や妊娠促進剤を使わない分、じっくり陣痛とつきあいゆっくりお産をすすませます。

経験豊富な助産師さんは厳しくも、やさしくお産を導いてくれますが、あくまでも主役は自分。

「筆者が産む」という覚悟が必要です。その代わり出産後はとても身体が軽く、助産師さんのサポートも受けられるのですんなり母になる自信も培われるでしょう。

自宅出産を家族に反対されたら伝えておきたいこと

「自宅出産したかったけど、家族に反対されて…」と、筆者も何度か打ち明けられたことがあります。家族が反対する理由を考え、


・病院でも事故がないとは言えないこと。

・提携病院のサポートがあること。

・病院での出産は、安易な帝王切開や陣痛促進剤の使用などのデメリットもあること。

・自分らしいお産をしたいこと。


などをきちんと伝えて、助産師さんにも会ってもらえば、家族の不安も和らぐのではないでしょうか。



【参考文献】
(※1)お産の移り変わり-お産子育て向上委員会

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