子供の教育・成長・遊び

大人も楽しめる!児童文学で親が得られる3つのメリット

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娘と一緒に読書を楽しむ母ライターです。

図書館や本屋さんで娘と一緒に本を選んでいると、本棚に懐かしいあの児童文学の背表紙。

ついつい手にとって読んでみると、そこには思い出と、そして母になった今だから見えてくる新しい発見が。

児童文学とはいえ、やはり名作にはあらゆる年代の胸を打つ力があります。

一遍がそんなに長くなく隙間時間に読了できるのも魅力的な児童文学、ちょっと手にとってみませんか?

ここでは児童文学をおすすめする3つの理由&それぞれの推薦図書をご紹介いたします。



女性の生き方が見えてくる~ちいさいモモちゃんシリーズ~

チャイムがなります。ママはとんでいってドアをあけます。

けれども、そこにパパは立っていません。

ただ、パパのくつだけがありました。

それで、おしまいでした。

ママは、とほうにくれて、くつをながめていました。

いったい、くつにどうやって、ごはんをたべさせたらいいでしょうか。

くつに、「おふろがわいていますよ。」なんていうのは、ばかげています。

ママは、しかたなくブラシでほこりをおとし、クリームをぬりました。

布でこすりました。

とってもながいあいだこすっていたので、くつはぴかぴかになりました。

その上に、ママのなみだが、ひとつぶ、ポトンとおちました。

(松谷みよ子/モモちゃんとアカネちゃん)

ちいさいモモちゃんシリーズといえば半世紀にもわたって愛される児童文学の金字塔。

幼子の日々のささいな出来事が、おしゃべりする猫のプーや双子の靴下タッタ&タァタなどの活躍とともに描かれています。

しかし同時に、まだ風当たりの強かった保育園&ワーキングマザーの悩み、松谷さんの私生活に併せて、

離職、離婚、パパの死など重い現実も描かれています。

児童文学は子供むけに書かれているだけに、子供にとってもっとも身近な存在である母親の生き方が見える作品もあります。

時に児童文学は母親の生き方について改めて考えるきっかけを与えてくれるのです。



静かに深く考えさせられる~ごん狐~

そして足音をしのばせてちかよって、今戸口を出ようとするごんを、ドンと、うちました。ごんは、ばたりとたおれました。

兵十はかけよって来ました。家の中を見ると、土間に栗が、かためておいてあるのが目につきました。

「おや」と兵十は、びっくりしてごんに目を落しました。

「ごん、お前だったのか。いつも栗をくれたのは」

ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。

兵十は火縄銃をばたりと、とり落しました。青い煙が、まだ筒口から細く出ていました。(新見南吉/ごん狐)

「ごん狐」は小学校の教科書に載っていたのを覚えている方も多いと思います。

新見南吉作品は純粋な物語が多いです。

気持ちのまっすぐな、胸の痛くほどの正直さがあります。

同時に厳しい物語です。

大きな特徴として許しはありません。

罪を償うことも許されない世界観なのです。

大人になって読み直すと、教科書で読んでテストで答えたあのときとは違う答えが出てくるのではないでしょうか。

美しい日本語を~小川未明童話集~

花園には、いろいろの花が、いまをさかりと咲いていました。

ひるまは、そこに、ちょうや、みつばちが集まっていて、にぎやかでありましたけれど、

いまは、葉かげでたのしいゆめをみながらやすんでいるとみえて、まったくしずかでした。

ただ水のように月の青白い光が流れていました。

あちらのかきねには、白い野ばらの花が、こんもりとかたまって、雪のように咲いています。

(小川未明/月夜と眼鏡)

小川未明作品は短い物語の中に美しい日本語が溢れています。

飾りすぎず、必要十分な言葉でくっきりと情景を描き出します。

日常の中に少しでもこういった美しい言葉を取り入れていくだけで、人生は豊かになると思いませんか。

お子様にも情緒ある言葉を選んで語りかけることで、伝わるものがあるはずです。

お子様と一緒に

大人になって読む児童文学。

懐かしいだけでなく新しい発見があるはずです。

お子様と一緒に是非どうぞ。


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