小学生・小学校

2019~2020年開校予定!ニュータイプの私立小学校

お気に入りリスト

会員登録するとお気に入りリストが作れます

Loading

会員登録をするとお気に入りができます

0

ユニークな私立小学校(認可校)が全国で続々開校予定です。

各学校の特徴をまとめ、どのような傾向があるのか、自由教育系の私立小学校に通う娘を持つ母親の視点で考えてみました。



日本初のイエナプラン校 佐久穂町の新設私立小学校

長野県佐久穂町に、日本初のイエナプラン教育の私立小学校が設立されます。

設立を計画しているのは、東京都千代田区の保育園運営会社「グローバルグループ」の中正雄一社長。

2019年度開校を目指しています。校舎は旧佐久東小学校跡地。一学年30人ほどで、首都圏から生徒を募集予定。幼稚園・中学校の設置も検討するそうです。(※1)

イエナプラン教育とは?

イエナプラン教育とは、異年齢クラスを構成し、ワールドオリエンテーション(総合学習)という形式を用いる教育。

ワールドオリエンテーションでは、学校全体で同じテーマを設けて、各年齢に応じた方法でテーマに取り組んでいきます。グループで問題を提起し、各教科で学んだ内容を総合的に活かして解決策を探ります。そのプロセスを通して、知識を増やし共同での学びを身につけていくことなどを目指しています。

イエナプラン教育はドイツで誕生しオランダで広がりました。対話・遊び・仕事・催しの活動を循環して行い、時間割はありません。

日本では日本イエナプラン協会が普及につとめており、佐久穂町のイエナプラン教育の小学校の設立にも協力しています。(※2、※3)

森のようちえんの活動がベース 高知こどもの森小学校

こちらも2019年開校をめざしている新設私立小学校、高知県吾川郡(あがわぐん)いの町に開校予定の高知子どもの森小学校(仮称)。

母体となるのは、医療法人恕泉会(じょせんかい)の内田泰史氏が理事長を務める学校法人日吉学園。

「森のようちえん」と呼ばれるスタイルのもと、自然の中で保育を行う認定こども園を運営しており、その成果から小学校を設立することになったそうです。

校舎は旧勝賀瀬小学校。(※4)

森のようちえんとは?

1950年代に北欧で始まったと言われる保育方法です。定義がはっきりとしているわけではありませんが、野外での自然体験活動の機会を積極的にあたえる幼児教育を「森のようちえん」と呼んでいるようです。

「ようちえん」とありますが、認可の幼稚園だけでなく、保育園、学童保育、育児サークルなども含まれます。(※5)

わたしからはじまる探求型学習 風越学園

新しい学校教育として、公教育のモデルとなるような学校を目指して設立予定の風越学園。幼稚園・小学校・中学校が設置されます。

風越学園では、従来型の一斉教育・画一的カリキュラム・固定クラスではなく、自己主導・協同・探求を軸とした教育を目指します。「わたし」主導ではじまり、助け合い、教えあう「わたしたち」の協同となり、教科や学年を越えて探求を深めていきます。(※6)

三人の発起人

風越学園の発起人の一人、本城慎之介氏は楽天株式会社の創業メンバーの一人。現在は株式会社音別代表取締役であり、「森のようちえんぴっぴ」の運営に関わっています。

岩瀬直樹氏は東京学芸大学大学院教育学研究科准教授。公立学校の教員を長く勤め、学級運営の本を多く出しています。

苫野一徳氏は、哲学者・教育学者で、熊本大学教育学部准教授。哲学や教育に関する多くの著書やテレビ出演があります。

教育の分野で注目を集める発起人による学校ということで、注目されそうです。(※7)

自然資源・生き物・作物に触れる 東京農業大学稲花小学校

23区内に半世紀ぶりの新設私立小学校が誕生します。東京農業大学稲花小学校です。

設置母体は学校法人東京農業大学で、小学校から大学院までの一貫教育体制となります。校舎は世田谷区の農大キャンパス隣接地に建設中。

男女共学2クラスで、一学年約72人。農大が母体であることを活かして、自然資源・生き物・作物に触れる機会を設け、特色ある初等教育を実践するそうです。

自ら学ぶ心を生む「冒険心の育成」を教育理念に掲げています。 ‘附属小’としないのは、こどもたちに農業以外の分野への進路の可能性を広げてもらうため。

開校は2019年の予定です。(※8)

東京農業大学とは?

日本初の私立の農学校であり、‘農学’を専門に扱う大学としては日本唯一の大学である東京農業大学。

「人と環境との共生」「生物を対象とした自然科学」「食育および食の安全」を基盤にしています。

キャンパスは、東京都世田谷区の他、神奈川県厚木市、北海道網走市にも。附属学校は高等学校3校、中等部2校。



あくまで学力重視

今回紹介した各学校の特徴は”従来とは異なる学習スタイル”が特徴。しかし、注目したいのはあくまで「学力重視」であること。

一斉教育タイプの机上での学習ではないものの「ゆとり路線」でもなく、「総合的で主体的な学力路線」であり、学力はかなり重視しているようです。

2020年大学入試改革!

ご存じのように、2020年にはいわゆる大学入試改革が予定されています。

具体的に何が変わるのかというと、高等学校基礎学力テスト(仮称)と大学入学希望者学力評価テスト(仮称)、2つのテストが新たに実施されることになりそうです。

高等学校基礎学力テスト(仮称)は、高校在学中から受験できるテストで、高校で身につけるべき必要な学力について確認するもの。

大学入学希望者学力評価テスト(仮称)は、現行のセンター試験に相当すると考えられるもの。

複数の教科や科目で学んだことを総合的に使って答える「合教科・科目型」、「総合型」に基づいた問題が取り入れられることも検討されています。

そうなると、思考力や判断力、表現力が求められ、難易度もさらに高くなるとみられています。(※9、※10)

アクティブラーニングや探求型に注目が集まる

大学入試改革にあわせて、アクティブラーニング、探求型の学習が注目を集めています。

アクティブラーニングとは、能動的な学習のこと。探求型学習もここに含まれます。

座学によるインプット型よりも、ディベート、体験学習、グループワークなどを通じたアウトプット型をメインとし、主体的に学ぶ力が育つといわれています。

今回、紹介したいずれの学校も、こうした教育の流れの中にあるように思えます。

小学校から先にまたは小学校のみできている

また、稲花小学校以外は、中高大が小学校を作るのではなく、まず小学校ありきであること。幼少期の教育重視の流れなのかなと思います。

あるいは、義務教育以後の高校→大学という従来のルートにこだわっていないのかもしれません。

まとめ

我が家は、我が家の方針と娘の個性にあった教育を求めて、自由教育系の私立小学校という選択をしました。

日本の教育のまんべんない高品質ぶりは、素晴らしいものです。誰もが、高水準の教育を公教育で受けることができるという点においては、世界でもトップクラスであると思います。

一方で、こどもの凹凸にあわせて、教育の選択肢がもう少しあっても良いと思ってもいます。こどもが笑顔で通える学校が増えますように。


【参考文献】
※1日本イエナプラン教育協会 NEWS「【お知らせ】信濃毎日新聞掲載記事について」※2日本イエナプラン教育協会 | イエナプラン教育とは | オランダ・イエナプラン教育の特徴・キーワード※3仙波義規、イエナプランから学ぶ日本の教育の在り方 〜日本の将来を考えて〜※4こども園運営の「日吉学園」が高知県いの町に私立小学校を計画|高知新聞※5森のようちえん全国ネットワーク http://morinoyouchien.org※6一般財団法人軽井沢風越学園設立準備財団 – 幼稚園・小学校・中学校、2020年4月の開校を目指しています※7発起人- 一般財団法人軽井沢風越学園設立準備財団※8東京農業大学※9高大接続改革の進捗状況について:文部科学省※10こう変わる!大学入試 ~2020年度からセンター試験に代わる試験を実施~|Kei-Net


お気に入りリスト

会員登録するとお気に入りリストが作れます

Loading

会員登録をするとお気に入りができます

0

このママの記事が参考になったらイイネしてね!
最新記事をお届けします