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男女の産み分け。実際どうなの?!ゼリー、パーコール法、着床前診断・・・etc.リアルな産み分け体験談付

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皆さんは、妊娠前に「男の子がいいな。もしくは、女の子がいいな」と希望を抱いたことはありますか?

元気な子を授かるだけでも十分有り難いことなのに、性別を期待するなんて、贅沢なことかもしれません。それでも、つい期待してしまう赤ちゃんの性別。

ママの高齢化や少子化で、1人の女性が子供を産む数が減ったため、余計に希望通りの性別の子供が欲しいと願う傾向にあるようです。

男女の産み分けは、実際に可能なのか。筆者も実際に体験した産み分けの方法や、高度生殖医療の産み分け、生み分けの費用について、お話しましょう。



筆者が産み分けを希望するようになったきっかけ

筆者の1人目の子は、女の子でした。お肌の曲がり角のアラサーから、こんなに艶々と玉の様な女の子が生まれてくるとは、生命の神秘・・・と感激して、夢中になりました。

同時期に友人達も子供を産んだのですが、全員が男の子を出産。そして皆、口を揃えて言うのです。「男の子は可愛い!」と。

■男の子は甘えん坊で、ママが大好きだから可愛い。小さな恋人みたい。

■旦那や元彼も含めて、こんなに必要とされて、愛されたのは、息子だけ。

■将来の嫁のことを考えると耐えられない。 ポッと出の女に奪われたくない!(子供はまだ0歳児)

私自身、娘のことは非常に可愛いと思っていますが、ここまでの激しい愛着は感じておらず、戸惑いを覚えました。

逆に旦那は、娘を溺愛。娘が抱きつけばデレデレになり、「ママがいい!パパいや!」と愚図るとしょんぼり。まるで恋人に振りまわされるように、娘のことで一喜一憂しています。

ずるい!私も、2人目は男の子を生んで、小さな恋人気分を味わいたい!これが、筆者の不純な産み分け希望のきっかけでした。

産み分けに否定的な病院と肯定的な病院

こうして始まった不純な男児の産み分け。ちょうど同時期に、妊活の結果が思うようにいかず、不妊治療を検討していた頃でした。

1人目を出産した産婦人科で、産み分けを相談しましたが、キリスト教系のクリニックだった為、「出産は神聖なもの。赤ちゃんの性別は、神のみぞ知る領域です」お叱りを受けました。

その後、実際に産み分けを経験した先輩ママから、産み分けに否定的な病院と、肯定的な病院があることを教えてもらい、生み分けと不妊治療に実績のある『杉山産婦人科』が情報提供をする『生み分けネット』にたどり着いたのです。

『杉山産婦人科』は、親子2代に渡り、20年以上生み分けをすすめてきたクリニックで、全国の産み分けに理解のある産婦人科医で構成されたSS(Sex Selection)研究会を主宰しています。

このSS研究会に所属する全国の病院は、こちらから一覧を確認できるので、興味がある方はお近くにないかご覧下さい。

筆者は、最初、不妊治療もかねて『杉山産婦人科』に通おうとしたのですが、子連れで通える距離ではなかったのと、あまりの人気で初診の予約がとれず、上記のSS研究会所属の病院の中から、自宅近くのクリニックを選びました。

果たして、筆者の産み分けはうまくいくのでしょうか・・・

産み分けについてよく分かる一冊!

さて、記事を読んでいただいた方の中で、産み分けに興味があるなら、ネットで「産み分け」と検索したことがあるでしょう。2017年2月末現在、Googleで「産み分け」と検索すると、なんと85万件もの情報が表示されます。

情報量の多さに、正直、どれが正解なのか困惑しますが、中国式産み分けカレンダーや迷信、おまじないなど、非科学的なものを除けば、生み分けは、精子の性質に合わて、精子をコントロールする方法が主流になります。

そこで、おすすめしたいのが、産み分けについてよく分かる『男の子が生まれるママ 女の子が生まれるママ 「産み分け」を考えたら読む本』です↓↓


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著者の池川明医師は、横浜市産婦人科『池川クリニック』の院長で、赤ちゃんの体内記憶や産み分けについて多数の著書を出す専門家です。

精子の性質に合わせた産み分け方法や、子供の性別が決まるメカニズムなど、産み分けについてイラストや図解入りで、分かりやすく紹介されているので、興味のある方は、ぜひ一度手にとってみてください。

子供の性別が決まるメカニズム

まずは、子供の性別が決まるメカニズムを、本を参考に紹介しましょう。

人の染色体46本の中には、性別を決める性染色体が2体(XかY)あり、卵子から1体、精子から1体の染色体が組み合わさって、子供の性別が決まります。

元々、卵子はXしか持たないので、性別を決めるのは、実質、精子。

精子がXかYによって、性別が決まり、XXの組み合わせであれば女、XYであれば男になります。このことから、女の子を作るのはX精子、男の子を作るのはY精子と言われます。

続いて、X精子・Y精子の特徴と、受精の確率を高める方法を紹介します。

男の子希望の場合

【Y精子の特徴】

    ■アルカリ性の環境(膣内より奥の子宮頸管や子宮内部)に強い

    ■Y精子は、X精子の2倍以上の数がいるが、膣内に満たされた酸性の環境で淘汰されやすい

    ■寿命が短い

    ■泳ぐスピードが速い

    ■若干軽い

【Y精子の受精の確率を高める方法】

■普段は膣内は酸性に満たされ、Y精子にとっては過酷な環境ですが、排卵日は、酸性が弱まり、受精の確率が高まります。男の子希望なら、排卵日を狙い目です。


■元々数の多いY精子ですが、膣内を通る間に、その多くが淘汰されて死んでしまいます。より多くのY精子を送り込むために、排卵日の前、5日間は禁欲をして、精液を濃くしましょう。


■女性がオルガスムスを感じると、アルカリ性の粘液が分泌されて、膣内が中性になります。そこで濃厚なセックスをすれば、Y精子に有利だと言われています。

【さらにY精子の受精の確率を高める方法】

■男の子の出生率を高めると言われる、栄養補助食品で『リンカル』を2ヶ月以上服用します。リンカルは、微量の鉄分を含んだ天然カルシウムで、大きめのラムネのような錠剤を、1日4錠服用することがおすすめされています。


■膣内の環境をアルカリ性にするために、『グリーンゼリー』(アルカリ性)を使用します。注射器を使って、膣内に注入します。リンカルとグリーンゼリーは、産み分けを推奨している病院か、SS研究会の『生み分けネット』のサイトからご購入できます。



女の子希望の場合

【X精子の特徴】

    ■酸性の環境(膣内)に強い
    ■X精子の数は、Y精子の半分以下と少ない
    ■寿命が長い
    ■泳ぐスピードが遅い
    ■若干重い

【自分で出来る、X精子の受精の確率を高める方法】

■排卵日が近づくと、膣内の酸性が弱まります。そこで、膣内が強い酸性に保たれている、排卵日の2日前がおすすめです。


■排卵までの2日の間に、寿命の短いY精子は死んでしまい、寿命の長いX精子が残って、受精しやすくなります。


■精液が濃いと、元々多いY精子が増えてしまいます。排卵日の前は、頻繁に射精をして、精液を薄めます。


■女性がオルガスムスを感じると、アルカリ性の粘液が分泌されるので、あっさりとしたセックスがおすすめだと言われています。

【さらにX精子の受精の確率を高める方法】

■膣内の酸性度をコントロールする『ピンクゼリー』(酸性)を使用することがおすすめされています。ピンクゼリーは、性交の数分前に、注射器を使って、膣内の奥にゼリーを注入します。

ピンクゼリーは、産み分けを推奨している病院か、SS研究会の『生み分けネット』のサイトからご購入できます。

産み分けの必須条件!基礎体温と月経周期で排卵日を確定しよう

女の子希望・男の子希望、どちらも共通して言えることですが、大事なのは、排卵日を確定することです。病院で相談する前に、基礎体温と月経周期を記録して、排卵日の推定に役立てましょう。

生理が順調であれば、尿の排卵検査薬(L-Check)を自宅で使います。女の子希望の場合は、排卵日2日前、排卵検査薬が薄く陽性になった日が狙い目です。

男の子希望の場合は、排卵日当日、濃く陽性になった翌日にセックスをするとよいでしょう。

生理が不順の場合は、排卵日の確定が困難です。超音波検査で成長する卵胞を計測することで、排卵日を推測できますが、すべての病院で対応しているわけではないので、事前に確認しましょう。

産み分けにチャレンジしない方がよい場合

ここで話は戻って、産み分けをしようと息巻いていた筆者はどうなったか。SS研究会所属の病院で相談したところ、このような方は産み分けをおすすめしないと言われてしまったのです。

    ■不妊治療をしている人

    産み分けでは、産みたい性別の精子に、優先順位をつける行為です。産み分けをすると、さらに妊娠率が下がるので、不妊治療と産み分けを両立するのは難しいようです。

    ■初産の場合

    女性に排卵障害や、男性の精子に問題があって、不妊傾向にあったとしても、自覚症状がないことが多いでしょう。産み分けにチャレンジしていると、産み分けで妊娠しづらいのか、不妊の原因があるのか判定が難しくなります。そこで初産からの産み分けは、おすすめされないようです。

    ■授乳中の場合
    男児希望の際に飲む、リンカルは授乳中は服用できません。卒乳してから、産み分けにチャレンジしましょう。

筆者の場合、不妊治療を検討中で、授乳中でした。それでもせっかくなので、卒乳したらすぐに産み分けにチャレンジできるように、グリーンゼリーとリンカルを購入して、病院を後にしたのです。

産み分けを阻むのは旦那?!

そもそも「産み分けにチャレンジしてみたい」という気持ちを、旦那に説明しないまま、病院に行った筆者。その晩、旦那から猛反対にあうとは、思ってもいませんでした。

旦那の言い分はこちら。

    ■絶対に二人目が欲しいから、妊娠率が下がる、産み分けはしたくない。

    ■セックスの前にゼリーを注入・・・という行為で、絶対に萎えてしまう。

    ■子供を作る目的だけのセックスを続けていたら、疲れてしまう。
     できるだけ自然な形でセックスをして、その結果、子供を授かりたい。

実際、この言い分を、周囲の男性陣や友人夫に聞いてもらったところ、おおむね納得・賛成という声が集まったのです。

また友人の女医に相談したところ、こうした産み分けの方法で、希望通りの性別に100%なるわけではないと諭されました。

SS研究会を主催する、杉山産婦人科の調査では、成功率は60〜70%程度であると言われていますが、自然妊娠の場合、男女の確率は、ほぼ50%。

それに比べれば、より希望の性別に近づけることはできますが、たった10〜20%可能性を上げるために、夫婦げんかをしてまで、産み分けをするのは本末転倒では?という友人女医の意見が、ストンと腑に落ちたのです。

結局、筆者の場合は、産み分けアイテムを手に入れたものの、開封することなく、妊活を続けることになりました。今、産み分けを検討中の方は、旦那としっかり話し合ってから、病院で相談してくださいね。

高度生殖医療の産み分け【①パーコール法】

さて、ここまでお話してきた、精子をコントロールする方法は、自然妊娠で産み分けする方法でした。

不妊治療と産み分けの両立は難しいと言われていますが、自然妊娠が難しい場合に、産み分けをすることはできないのでしょうか?

実は、可能性として、2つ方法があります。

まずは、日本で唯一許可されている、産み分けの高度生殖医療が、パーコール法です。

これは、X精子が重く、Y精子が軽いという特徴を活かし、特殊な液体に入れた精子を、遠心分離器にかけ、重く沈んだ方をX精子、浮いた方をY精子と分離します。そうして採りだした、X精子もしくはY精子を、子宮に注入して、人工受精をさせます。

元々は、日本産科婦人科学会が認めていなかった方法ですが、長年、安全性の検討を続け、パーコール法が無害で精子に影響がないと分かったことから、2006年にパーコール法が認められました。※1

パーコール法は、不妊治療を行う病院で、人工授精の技術を用いて行われますが、実施している病院の数は、そう多くありません。

というのも、パーコール法は、高度な技術を伴い、医師の裁量によって実施される治療法なので、すべての病院で実施しているわけではないのです。

不妊治療を行う病院で、さらに産み分けに好意的な病院では、パーコール法を受けられる可能性があるので、問い合わせをしてみましょう。

ちなみに、パーコール法は、不妊治療中の方向けの産み分け法なので、自然妊娠できる女性が産み分けのためだけに、パーコール法を利用することはできません。またパーコール法も、100%希望通りの性別になるわけではありません。

高度生殖医療の産み分け【②着床前診断】

国内の着床前診断の事情

次にご紹介するのが、不妊治療中の方は、割と耳にするであろう「着床前診断」です。

これは、体外受精(卵子と精子を体外で受精させて、その受精卵を子宮に戻す治療法)を前提として、着床前の受精卵を検査し、染色体や遺伝子に異常がないか調べる高度生殖医療です。

ところが、現在の日本では、着床前診断は、命をスクリーニング(選別・ふるい分ける)行為で、倫理的に問題があるとされています。そこで、着床前診断を行える条件として、日本産科婦人科学会では、以下のように限定しています。※2

    ■原則として、重篤な遺伝性疾患児を出産する可能性のある、遺伝子変異や染色体異常を保因する場合。

    ■重篤な遺伝性疾患に加え、均衡型染色体構造異常に起因すると考えられる習慣流産(反復流産を含む)になっている場合も対象。

    ■着床前診断を行う医療機関は、日本産科婦人科学会に施設認可申請を行い、施設審査を経て、許可が必要。

    ■着床前スクリーニングを目的としない。

つまり、日本では重篤な遺伝性の病気や、流産が続く場合のみ、着床前診断が許可されています。

実は、禁止されている着床前スクリーニングを推奨している病院もありますが、日本では、わずか数件だと言われています。

そのうちのひとつ、神戸の『大谷レディスクリニック』では、着床前スクリーニングを行うことで、高齢出産の流産率を引き下げることに成功したと、2015年6月に発表し、大きな話題になりました。※3 

ちなみに、『大谷レディスクリニック』も、男女の産み分けは推奨していないため、国内で産み分けのために、着床前診断を行うことは、ほぼ不可能と言ってもよい状態です。
                                                                                      

海外での着床前診断

そこで、新たに注目を集めているのが、海外で受精卵の着床前診断を行うサービスです。

行っているのは、海外医療検査代行会社「セル・アンド・ジェネティック・ラボラトリー(CGL)」

日本の医療機関で、冷凍した受精卵を米国の検査機関へ輸送し、遺伝子を調べて男女を判定。日本の医療機関に戻ってきた受精卵の中から、希望の性別の受精卵を子宮に移植します。

CGLによると、2013年にサービスを開始し、2017年1月時点で、695組の夫婦が登録し、180組以上の夫婦が受精卵の検査を受けたとされています。

こうした海外での受精卵着床前診断にも問題点はあり、もっとも大きな問題は、費用が不透明なこと。CGLのサイトにも費用の明記はなく、他の海外医療検査代行会社でも、数百万円にもおよぶ費用が請求され、トラブルになっています。※4

産み分けには、意外とお金がかかる!?費用の目安

ここまで、様々な男女産み分けの方法を紹介してきました。産み分けは、保険対象外なので、すべて実費が原則です。

比較的安価な、精子をコントロールする産み分け方法でも、ピンクゼリーやグリーンゼリーは1万800円(5回分)、2ヶ月以上飲み続けなければいけないリンカルは3780円(30日分)

排卵日を調べるための、排卵検査薬(L-Check)は、1万円前後(6回分)で販売されています。

いかがですか?思った以上に高額ではないでしょうか。

さらに、パーコール法は、人工授精とパーコール法の費用がかかります。金額は病院によって異なりますが、1回につき10万円前後が目安になるでしょう。

産み分けの着床前診断は、国内では禁止されているので、実質選べるのは、海外での着床前診断のみ。費用は数百万円もかかると言われています。

ここで思い起こされるのは、夫婦げんかをしてまで産み分けをするのは、本末転倒ではないのか?という友人女医の言葉です。高額な費用をかけて、希望の性別を選別しようとするのは、親のエゴかもしれませんね。

男女の産み分け、あなたならする?

最後に、旦那の反対で産み分けを断念した筆者は、どうなったのでしょう。高かったゼリーとリンカルは、お蔵入り。でもこっそりと、排卵検査薬を使って、排卵日を見極め、運良く男の子を授かりました。

あんなに妊娠中は、「男の子がいいな」と思っていたのに、よその姉妹を見て「やっぱり姉妹は可愛いな。いやいや、男の子でも女の子でも、我が子は可愛い」と、ない物ねだりをしています。

そして残念なことに、「男の子は、小さな恋人」という感覚は一切ありません。怪獣のような息子に手をやき、ヘトヘトの毎日です。

あのまま産み分けに高額をつぎ込んで、男の子を産んだとしたら・・・「男の子ってこんなに大変なの?!聞いてない」と、ガッカリしていたかもしれません。

逆に高額な産み分けをして、女の子だったら・・・「絶対男の子がよかったのに・・・」と未練が残ったかもしれません。

もちろん、産み分けをせずに希望の性別とは違った時、「やれることをやってみればよかった」と後悔するかもしれません。

どの選択肢を選んだとしても、想像を超えて、大変だったり、喜びをもたらしてくれるのが子供達です。さあ皆さんは、男女の産み分けに、チャレンジしますか?しませんか?


【参考文献】
※1 日本産科婦人科学会会告「XY精子選別におけるパーコール使用の安全性に対する見解」(2017/2/26アクセス)※2 日本産科婦人科学会「着床前診断に関する見解」(2017/2/26アクセス)※3 女性セブン「着床前スクリーニング 禁止されても実施する医師が理由解説」(2017/2/26アクセス)※4 AERA「受精卵渡航で産み分け 生殖資本主義と欲望の果て」(2017/2/26アクセス)


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