授乳・母乳・ミルク

それってウソ?ホント?母乳に関する様々なウワサの真実(授乳・母乳・ミルク)

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医学的なものから都市伝説的なものまで、母乳にまつわる噂を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

母乳の噂とその真偽について、ご紹介します。



噂その1 男性でも母乳が出る?

母乳の出る男性は、タブロイド紙のびっくりニュースや都市伝説の中の存在なのでしょうか、それとも実在するのでしょうか。

うそ?ほんと?

脳腫瘍の初期徴候のことも

「いるよね」とのことですが、もしも身近にいたら病院での検査をすすめましょう。
それは脳腫瘍の初期徴候のひとつかもしれません。

国立病院機構南和歌山医療センターによると、脳腫瘍の初期徴候として妊娠していない女性や男性でも母乳が出る(乳汁漏出)ことがあるのだそうです。

母乳の分泌を促すホルモン、プロラクチンの過剰生産による初期徴候で、視床下部・脳下垂体の機能障害によってプロラクチンが過剰生産されてしまうために起こるのだと言うことです。

母乳の出る男性の噂は本当だと言えるでしょう。
でも、いたら病院へ!

噂その2 赤ちゃんは母乳を嗅ぎ分ける?

赤ちゃんは母親の母乳を嗅ぎ分けることができるという噂があります。

「ごくり。ふむふむ。この母乳は『雨に濡れた子犬の匂い』・・・。お母さんだ!」

ソムリエみたいな感じなんでしょうか、赤ちゃん達は。

母乳の匂いに反応

国立岡山病院院長山内逸郎医師による「母乳の匂いに対する新生児の反応」によると、赤ちゃんが自分の母親の母乳を嗅ぎ分けることができるかは、1982年当時はまだ結論できなかったそうです。

しかし、新生児のころから赤ちゃんが母乳の匂いに反応すること、その反応は乳児期にはさらに良くなることは確かであり、研究を進めるべきだということでした。

痛み、ストレスを軽減

長崎大学大学院医歯薬学総合研究科の西谷正太助教授の「ヒト新生児に対する母乳の匂いの鎮静効果」によると、母親の母乳の匂いは新生児の痛み、ストレスを和らげることができるのだそうです。
他人の母乳では効果はないという結果にもなりました。

しかし、それがなぜかというところはわかっていないそうです。

噂その3 母乳で痩せる?

産後の授乳で戻るよ、という甘い言葉を妊娠中に何度聞いたことでしょうか。
でも確かに、そうだったような気もします。

母乳をあげることで自然に痩せるって、本当でしょうか。

85%が実感

東北文化学園大学医療福祉学部の木村涼子助教授による「産後10か月女性の体重復帰と母乳率、食習慣及び美容意識の関連」では、10か月児健診に来た母親を対象に調査を行ったところ、授乳は産後の体重復帰に影響があるという結果になりました。

体重が復帰したグループの母乳率は約85.1%。
体重未復帰のグループの母乳率約66.9%に比べ、体重が復帰したグループの母乳率は有意に高い数字です。

さらに興味深いのは、本調査対象者の実感。
体重が復帰したグループのうち85.0%が母乳育児はダイエットになることを実感すると答えたそうです。



噂その4 お餅はいいの?悪いの?

一方で・・・

大分の「子育てだんご汁」をはじめ、母乳の出が良くなることを願う類の郷土料理には、餅米を使ったものがみられます。

このように、古来より母乳の出のためには餅と言われる一方で、最近では乳腺炎になるからと餅を避ける傾向もあるようです。

餅は母乳にいいの?わるいの?

おすすめしている病院もある

群馬中央病院では、管理栄養士によって、産前産後に適切なメニューを提供しているそうです。
その上で、母乳を出すためにご飯や餅などの炭水化物を摂ることをすすめています。

飽食の時代

順天堂大学医学部附属静岡病院では、授乳中の栄養について「おいしい母乳は穀物と野菜をたっぷりとる食生活から作られます。授乳中は、食べる量全体の2/3程度を穀物から、残りをおかずから摂るようにします。」としています。

穀物でできている餅については、「食料がまずしかった時代、お母さんたちはお餅や鯉こくなどを食べておっぱいの出をよくしていました。しかし、「飽食の時代」と言われる現代では、あらためてそれらを食べる必要はありません。分泌のよい人はかえってトラブルを引き起こす原因になります。」と言うことなので、母乳分泌の状態によっても変わってくるようです。

噂その5 大きくなっても母乳育児?

内田百けん(門に月)なども、ずいぶん遅くまで母乳を飲んでいたと言うことですが、本当にそんなにいつまでも飲む(出る)ものなのでしょうか。

大きくなっても母乳の噂は、うそ?ほんと?

こころゆくまで

順天堂大学医学部附属静岡病院によると、世界各国の卒乳年齢の平均はなんと4.2才。
世界保健機構(WHO)が二歳以上の授乳を推奨していることも紹介しており、こころゆくまで母乳を与えることを順天堂大学医学部附属静岡病院でもすすめています。

卒乳年齢の平均が4.2歳と言うことは、平均でそのくらいまでは出るということなのでしょうか・・・。

長期間、母乳を与える栄養面の心配については、「6ヶ月からの離乳食(補完食)を適切に開始していれば栄養不足にはまずならないでしょう。」と問題とはしていません。

噂その6 母乳おばさん

デパートなどにあらわれるという噂の「母乳おばさん」。
親戚や実親にも予備軍が居ると言われています。

悪意じゃないとわかってはいるけれど

落ち込むことはありません。

「母乳?ミルク?」といきなり質問されるのは、どちらで育てていてもいらっとしたり悲しくなるものでしょう。

2016年の1月に放送された「NHKスペシャル ママたちが非常事態!? ~最新科学で迫るニッポンの子育て~」によると、産後はエストロゲンの急激な減少により、不安や孤独を感じやすい状態になるのだそうで、そうした母親たちは全体の七割。
不安を感じやすい時期ですので、より強く「母乳?ミルク?」に反応してしまうのでしょう。
産婦さんが産後に陥りやすい精神状態を自分把握しておくと、今はナーバスなだけなんだと受け流す気持ちの余裕が持ちやすくなるかもしれません。

「母乳おばさん」は悪意ではないこと。
心配してくださっていること、懐かしがっていること。
もしかしたら「母乳おばさん」も「共同育児」という本能にひっぱられているのかもしれない。
そういった「母乳おばさん」の気持ちや事情も理解してます。
しかし、その一方で、育児中の母親のことも理解してくださいますようお願い申し上げたいところです。

まとめ

赤ちゃんとのかけがえのない時間を、より良くお過ごしいただくヒントになればと思います。


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