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注意!乳児がRSウイルスに感染した場合の症状と予防策!治療法はないの!?

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免疫力の弱い乳児を持つママの不安のひとつが感染症ですよね。中でもRSウイルスは小さい子どもほど重症化する手ごわいウイルスです。

そこで、今回は乳児がRSウイルスに感染した場合にどんな症状があるのか、また治療法・予防法はあるのか、などについて分かりやすく解説致します。特に、乳児の重症化については詳しくお伝えしますので、赤ちゃんのいるご家庭では参考になさってください。



RSウイルスの流行時期は?

RSウイルスは、毎年特に都市部で流行をくり返すとされ、日本の場合の流行時期は『11〜1月にかけての流行』が報告されています。しかし、日本でも年によっては6月下旬から流行る場合もあるなど、必ずしも寒い時期にだけ警戒していれば安心というわけでもなさそうです。(国立感染症研究所による)
出典:http://www.nih.go.jp/

RSウイルス感染経路は?

RSウイルスは、感染している人のせきやくしゃみなどがかかることによる飛沫感染でうつります。また感染した人と直接に触れることでもうつりますし、感染者が触れたものを舐めたりしてもうつってしまいます。麻疹・水ぼうそう・結核などのような空気感染は報告されていないとされています。

出典:http://www.mhlw.go.jp/

RSウイルスはそんなに怖いウイルスなの?

RSウイルスは、赤ちゃんがママからもらった抗体では防げない点や乳児がかかると重症化しやすいため注意が必要です。

感染の確率は、生後1歳までには50%以上が感染し、2歳までにはほぼ100%の子どもが感染します。逆をいうなら、感染して抗体を獲得することで強くなるわけです。

しかし、「生後数週間から数ヶ月の乳児は感染すると重症化しやすい」ですから、乳児を持つ保護者は予防をきちんとしましょう。予防方法については後ほどご紹介しています。



RSウイルスに感染した場合の症状とは?

RSウイルスに感染すると、多くは4~6日の潜伏期間を経て次のような症状が数日間続きます。

・発熱(38~39度程度の高熱であることが多い)
・鼻水
・せき

つまり、RSウイルス感染症の初期症状は、風邪とほとんど変わりません。しかも、主に2歳以上の子ども~大人の場合は、このような症状で終わってしまうことがほとんどです。

ただし、2歳未満の小さなお子さんは、この初期症状から変化を見せ、重篤な症状へと転じる場合がありますので、以下に乳児特有の重症例についてご説明します。

乳児に心配な重症化とはどんな症状?

先ほどお伝えしたRSウイルス感染症の初期症状を経て、乳児に次のような症状が見受けられたら、重症化のサインかもしれません。

・せきが悪化した
・「ぜーぜー」いう喘鳴が聞こえる
・呼吸困難を起こす

これらの症状はRSウイルス感染症にかかった乳児のうち、3割に見られるとされます。このような症状からは細気管支炎・肺炎へとつながることも多く、乳幼児の肺炎の50%、細気管支炎では実に50~90%がRSウイルスによるものだという報告もあるほどです。十分な注意が必要であることがお分かりいただけましたか?

RSウイルス感染症の治療法は?

RSウイルスには、これを完治させる有効な治療も特効薬もありません。症状を和らげる対症療法しかないのです。酸素投与・輸液・呼吸管理などが中心的となるでしょう。

特に感染に気をつけるべき乳児とは?

次のような乳児は、特に症状の重症化リスクが高いとされていますので、十分に注意してあげてください。

・早産で生まれた乳児
・生後24ヶ月以下で、心臓・肺に疾患を持つ乳幼児
・神経・筋に疾患のある小児
・免疫不全の診断を受けている乳幼児
・生後3ケ月以内の乳児

RSウイルスの予防法はある?

現在、RSウイルスには予防のためのワクチンがありません。予防は風邪やインフルエンザなどと同じく、生活習慣の中で行うしかないですが、これがたいへん重要ですので、家族中で徹底して励行しましょう。

【RSウイルス予防策としてできる事】

・帰宅時の手洗いとうがい
・マスクの着用
・部屋の湿度管理(50~60%が望ましいでしょう)
・部屋の換気
・赤ちゃんを抱く前にも、ぬるま湯と石鹸で手を洗う
・ウイルスの流行時期に、赤ちゃんを人ごみに連れて行かない
・赤ちゃんの周囲では喫煙をしない
・子どもが日常触れるもの、おもちゃやドアノブや手すりなどを、こまめにアルコール消毒する

ウイルス流行期もそうですが、流行時期でなくてもせきなど呼吸器症状が見られる人が身近にいる場合、症状のある本人はマスクを着用し、乳幼児との接触をなるべく避けます。

まとめ

2歳程度になれば、風邪と思ってやり過ごす程度の軽微な症状で済んでしまうRSウイルスも、1歳未満の赤ちゃんにとっては命の危険すらある恐ろしいものだということをお伝えしてきました。

月齢の小さな乳児は、胎内にいる時、あるいは母乳から受け取った免疫が効いているものだと過信している人もいるかもしれませんが、RSウイルスについてはそうとも限りません。

もともと呼吸器や心臓について何か指摘されたことがあったり、在胎期間の短めだったお子さんは特に警戒を強めましょう。

参考文献
・ウイルス感染から身を守る方法/河出書房新社刊
・病病 育育児典/岩波書店


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