女性の健康

出産後、実際に体験した痔の悩み…痔は妊娠中から始まっている!?

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心身ともに産後の悩みは数あれど、他人様に言える悩みであれば、話すことで多少気がまぎれる場合もあります。

問題なのは話せない悩み。気心が知れている間柄であろうと、「便秘」は言えても「痔」はなかなか言えません。

母になっても30歳になっても35歳になっても、そして筆者である私のように40になっても、消えることのない恥じらいが、ふだんお喋りな我々女性の口を閉ざすというわけです。

しかし、「痔」は二足歩行をはじめたときからの人間の宿命なんです。実は筆者も産後に「いぼ痔」を経験しました。

妊娠・出産時に「これがそうだったのか」と学び、改善した筆者の経験も交えてわかりやすくお伝えします。

産中産後は痔になりやすい?

なぜ産後は痔になりやすいのでしょう?理由は女性ホルモの変化にあります。

女性ホルモン増加の影響で腸の働きが悪くなり便秘が始まることで痔になりやすくなります。

そして妊娠後期には子宮が大きくなり肛門から心臓に血液を戻すための静脈が圧迫され、下腹部はどんどんうっ血のひどい状態に。

あげく、出産時は生涯一というほどのいきみで、肛門周辺のうっ血はクライマックスを迎えてしまいます。

ここで痔になったり痔がひどくなる方はとても多いといいますが、この時点で痔を免れても、次に産後というハードルが待っています。

産後ママは自身の体内の水分から母乳を作ることで水分不足になったり、赤ちゃんのことが気になって良いタイミングでお手洗いに行けなかったりと、便秘になる条件が揃いやすくなります。

便秘・硬い便・下痢などの排便の悪さは痔にとって大敵です。

妊娠・出産後の女性は、痔になる以外にないというほどの肛門環境におかれるのです。

出典:http://www.skincare-univ.com

痔の改善方法医療編

痔は放置するのが何よりも良くありません。長い間放っておいて悪化させない限り、痔は良くなります。

排便の改善や薬剤の塗布だけで治るケースも多い

結構ひどい痔になってしまった…と落ち込んでも、処方されたお薬の塗布(とふ)だけで産後1~2週間経てば自然に治ってしまうケースも多い痔。

通常でも切れ痔・外痔核(がいじかく)・内痔核(ないじかく)でも先ほどご紹介したⅡ度までの症状では、坐剤・軟膏で治ってしまう方も少なくないようです。

その他に生活上の注意で完璧なまでに改善させることもできます。

下半身を冷やさない・トイレでいきみすぎない・刺激物をとりすぎないなども大事。

便意は我慢しないようにして、いきむときは出産の要領で、波が来たときだけ短くいきみましょう!

手術が必要な場合

外痔核でも出血が多いと手術をした方が良い場合があります。

排便時に時々切れて肛門が痛いことがあり、少しずつ排便時に肛門外へ出てくるようになったいぼは肛門ポリープといいますが、このいぼが徐々に大きくなって自分の指でうまく肛門内に押し込めなくなった時は、手術をした方が良いようです。

ただ、すでに切れ痔のために肛門が狭くなって便が細くなっている場合は本格的な手術が必要になり、入院は1~2週間ほどになるとされます。

常に肛門が腫れているいぼ痔の場合は、痛み・出血があまりなければ坐剤や軟膏で経過をみますが、排便の時に肛門内から肛門外に脱出してきたり、立ったり座ったりすると脱出してくるものは手術が良いようです。

ただ、やはり痛み・出血がなければ、そのまま様子をみていても問題がないとされます。

いずれにしても肛門はどうしても衛生環境が悪くなってしまいます。

そのため手術後も傷の治りが悪く、退院してから2週間ほどは安静を保つのが理想ですので、手術時期はご家族と相談しましょう。

肛門の傷は、手術後3~4週間で治るといい、本格的な手術を受けた場合でも4~6週間で良くなるそうです。

出典:http://www.omi-clinic.or.jp/

家庭生活の中でできる簡単な心がけを、次に詳しくご紹介します。

痔の改善方法生活編

筆者である私の経験と学習を総合して、痔の改善と対策のためにぜひ心がけていただきたい簡単な行動をお教えします。

自律神経の回復

血行・便秘の改善とひと口に言っても、おいそれとできるものではないかもしれませんよね。

大切なことはまず自律神経の立て直しです。

産後のホルモン変化や不安・イライラは、自律神経の均衡を狂わせ、それが血行不良をもたらし、腸をはじめとした内臓の機能を低下させてしまいます。

ここを少しずつでも回復させることが重要でしょう。

腸内環境が良くなれば、免疫機能が高まります。自律神経のバランスが整えば、心身の流れが一気に変わるのです。

赤ちゃんのお世話で規則正しい生活を送るのは厳しい状況ですよね。

ただ、朝はともかく1度早めに起きて、朝日を浴びながら無理のない範囲でストレッチ・ヨガ・踏み台昇降などの運動をしてみてください。

朝日を浴びて適度な運動をすることが、夜の快眠に直結することがわかっています。

また、浴槽にゆったり浸かる時間をなるべくつくりましょう。

一度赤ちゃんをお風呂に入れてへとへとでも、もし気が乗れば赤ちゃんが寝たあとに1人で体をあたためてください。

10分で良いので、好きな音楽を聴いたり本を読むリラックスタイムを設けること。

そして、赤ちゃんやパートナーとスキンシップを図りましょう(快いと感じる程度を心がけて)。

これらはすべて、自律神経機能の回復に役立つことといわれています。

そして、つらいと感じたときは涙を流すことも、精神衛生上有意義! 

感動が約束されている映画などを観て「わざわざ泣く」のもおすすめ。

極上のリラックス効果があることがわかっているんですよ。

出典:http://fufufu.rohto.co.jp/

食事で気をつけること

もちろん食事面も大切です。重要な食物繊維の摂り方は、水に溶けにくく大量接種は控えたい「不溶性繊維」と、水に溶けやすく便をやわらかく出しやすくしてくれる「水溶性繊維」のバランスに着目しましょう。

腸の健康にとっては、不溶性2に対して水溶性1が理想的といわれています。

ざっとで良いですので、これを目安に食事を摂ってみてください。

また、「週の半分は手抜きしてもいい」というルールを作る・宅配を利用するなど、気負わないように食事を用意しましょう。

ちなみに不溶性・水溶性繊維を含む食品例は以下のとおりです。

・不溶性食物繊維を多く含む食品 豆類・ライ麦・小麦・オートミール・ごぼう・ブロッコリー・切干大根・イモ類など

・水溶性食物繊維を多く含む食品 バナナ・りんご・かんきつ類・寒天・こんにゃく・海藻類・きのこ類

もちろん、水分はたっぷりと。ですが、あまりに摂りすぎると、尿などに水分を奪われて便がかたくなる場合もあるようです。

わざわざ摂る水分としては1~1,5リットルほどが良いのではないか、と経験的に考えます。

筆者の経験

実は私も上の娘の出産時に盛大な感じで、「いぼ痔」なるものに対面してしまいました。

産後に縫合した部分の傷の痛みなどわからないほどお尻の方が痛かったのですが、お恥ずかしいことに、その痛みがまさか肛門の痛みと気づかず、会陰のものだと思い込んで耐えていたのです。

そして、退院時の検査で「あれ?」と医師から指摘を受け、「痛かったでしょう。これはなかなか我慢できないよ」と褒められて少し喜ぶというまぬけな経験をしております。

だいぶひどかったようですが、軟膏の塗布だけで10日足らずで治まってしまうも、産後の便秘・ストレス・思うようにトイレに行けないなどもろもろの苦境が重なって、たまに具合が悪くなったりもしました。

手術をした人の話を人づてに聞いたりしましたが、何としても自力で治してみせると一念発起。

食事・運動など生活環境から見直していくと、1年がかりでほぼ再発はなくなりました。

ちょうど産後の体調・ホルモンバランスの回復期と重なっていたようにも思いますが、少し回復してきたあたりで「このまま良くなる、大丈夫だいじょうぶ」と良いイメージだけを持つようにしたことも影響があったと考えています。

しかしながら!次女の妊娠中期に再発、出産時はどうなってしまうのだろうと恐怖していましたが、妊娠中から便秘にならないよう努力をし、出産時にも「痔がこわいのでサポートしてください」と助産師さんに猛アピール。

「ねえ、コーモンどーもないから、娩出に集中して」と注意されながらも、「こわい、痔がこわい」と絶叫して度々さとされておりました。

しかし、このおたけびが功を奏したのか、2度目の出産では何事もありませんでした。

まとめ

お手洗いを我慢して先延ばししないというのはとても重要なことです。

したいと思ったら、抱っこひもで赤ちゃんを抱っこしてでもすぐにお手洗いに行きましょう。

先ほどご紹介した生活の中で努力できることをぜひお試しください。

痔は頑張って赤ちゃんを産んだ「名誉の負傷」です。

恥ずかしいけど、恥ずかしくない!きっと良くなりますので、あかるい気持ちで向き合ってみましょう。

それにしても「痔」というネーミングを変えれば、もう少しイメージが変わると思うのは、私だけでしょうか。

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