美容法

アロマセラピーの基礎知識と使い方と注意点について

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アロマセラピーと聞いて、あなたは何を想像しますか?

すてきに部屋を香らせたり、手作りのローションをつくったり、虫よけスプレーや、お掃除で活用したり・・・気軽に楽しめて、生活を豊かにしてくれるイメージでしょうか?

アロマセラピーで使うオイルは、精油、またはエッセンシャルオイルと呼ばれていますが、正しい使い方を知らないと、思わぬトラブルが起こることもあるんです。

素晴らしい芳香植物のパワーをギュッと凝縮した精油を安全に使うために、ぜひ知っておいて欲しいポイントと、アロマセラピーのうれしい効果について、アロマインストラクター資格を持ち、アロマ愛好歴20年の筆者がお伝えします。



そもそもアロマセラピーってどんなもの?

文字通り、芳香療法のことです。(アロマ=芳香、セラピー=療法)毎日を快適に過ごすために、さまざまな方法で芳香植物のパワーを使います。

本場はイギリスやフランスなどですが、特にフランスでは、医療現場においても積極的に精油が使われています。

バラ精油が高い理由

香る植物の代表とも言える優雅なバラですが、バラの精油ってとっても高価ですよね。1mlが3,000円前後で、オーガニックだとその倍くらいの金額になることもあります。

値段については、産地、オイルの抽出方法、その植物から何%のオイルが採れるか(収油率)、オーガニックかどうか、その年にどれだけの収穫があったか、などで決まります。

ちなみに、1kgのバラ精油を得るのに、通常は3,300~3,800kgの花が必要とのこと。
出典:ブルガリア国立バラ研究所

つまり、1滴のバラ精油にはその3,500倍前後の重さの花が使われているということになります。値段が高くなるのも納得でしょうか?

しかも、1滴の精油の中にそれだけの量のバラの成分が凝縮されていることになるので、作用も強くなるのということが簡単に想像できると思います。

したがって、精油の取り扱いには細心の注意が必要となってきます。

アロマセラピーの使い方

ひとくちに精油と言っても、本当にたくさんの種類があって、どうやって使ったらいいか迷うことも多いかと思います。そこで目的別に、おすすめの精油を紹介します。

精油の香り成分は、空気中にサ~ッと広がって、鼻の粘膜などから簡単に吸収されますので、アロマランプやディフューザーで拡散させたり、テッシュなどに数滴含ませたりして使うのが、一番手軽な方法です。

リラックスしたい時

ラベンダー、カモミール、ネロリ(オレンジの花)、マージョラムなどは、副交感神経を優位にしてくれる精油なので、ストレスがあってイライラしている時などにぴったりです。

やさしく甘酸っぱい香りのオレンジ・スイートは、ほっとさせてくれて、安眠を誘います。

ダイエットのサポートに

グレープフルーツの精油はリンパ系を刺激して代謝を促すので、オイルマッサージによく使われます。

幸福感を感じるこの香りは、食欲も抑えるので、ダイエットの時におすすめです。むくみ対策のマッサージには、水分代謝を促進するジュニパー、サイプレスなどが使われます。

元気になりたい時

ローズマリー、レモングラス、ジュニパー、カルダモンなどは、ノルアドレナリン(覚醒中枢を刺激する成分)の分泌を促すので、元気を出したい時に使うといいでしょう。

集中力を出したい時

目の覚めるような香りのペパーミント、ローズマリー、ブラックペッパー、レモンなどがおすすめです。

殺菌に

ほとんどの精油は殺菌作用を持っていますが、その中でもキッチン用におすすめなのが、ペパーミントです。食品を扱うキッチンの中で、違和感なく使えます。

ロッテの中央研究所が行った実験では、ペパーミント精油0.04%の濃度で、0-157を死滅させるということがわかりました。

風邪をひきやすい季節に

殺菌作用が強く、呼吸器系にもよく働いてくれるティーツリーや、ユーカリ・ラジアタ、ラベンダーなどをディフューザーで部屋に拡散すると、すっきりと過ごすことができます。

美容に使う

毛細血管の弾力を増して、肌を強壮してくれるバラは、高価ですがおすすめの精油です。皮膚細胞の成長を促すとして、よく使われるのが、ラベンダー、ゼラニウム、フランキンセンス、ネロリ、ローズウッドなど。マッサージオイルや、ローションなどに配合されることが多いです。

マッサージで使用する場合は、キャリアオイルを使用して精油の濃度を1%以下に薄めましょう。

虫よけに使う

多くの精油は自己防御のためもあってか、虫よけ作用を持っています。

子どもに安全なものを、というニーズに応えて、レモンユーカリ(ユーカリ・シトリオドラ)などを使った蚊よけの商品が簡単に手に入るようになりましたね。

意外なところでは、ラベンダーの香りをゴキブリが嫌うらしく、キッチンで活躍します。

使い方は簡単で、コットンなどに数滴のラベンダー精油を含ませて、ゴキブリの出現しやすいポイントに置くだけです。おすすめの場所は、電気ポットの近辺です。(精油が直接つくとプラスティックなどは変性しますので、置き方には注意が必要です。)

アロマセラピーを安全にたのしむために知っておきたいこと



原液を直接つけない、飲まない

先に紹介したように、1滴の精油には芳香植物の成分がかなり凝縮されていますので、原液を直接肌につけてはいけません。(例外的に、ラベンダーとティーツリーは直接塗って使用する場合があります。)用途に応じて、植物性オイルなどで薄めて使うようにしましょう。

同様の理由で、原液を飲むことも禁止です。もし間違って飲んでしまった場合は、すぐに大量の水でうがいをし、病院を受診するか、「中毒110番」で情報提供を受けてください。

特に、目に入った場合は緊急処置が必要なので、水道水か目薬などで精油を洗い流してから、すぐに病院を受診してください。

公益財団法人 日本中毒情報センター:「中毒110番」
一般専用電話番号(相談無料)
「つくば中毒110番」029-852-9999(365日9時~21時対)
「大阪中毒110番」 072-727-249(365日24時間対応)

アレルギーについて

天然の成分である精油は、それぞれが多種多様な成分を含んでおり、思わぬアレルギー症状を起こす場合があります。

初めての精油は10倍にうすめて、腕の内側などでアレルギーテストをして、何も反応がでなければ使用するようにするとよいでしょう。

柑橘系の精油は、日光に含まれる紫外線に反応してアレルギーを起こすことが知られています。使用する時間帯などにも注意しましょう。

妊婦さんへの注意事項

ホルモンバランスに影響を与える精油があります。

そのため、月経時の不快な症状を緩和したり、分娩を促したりする際に利用されることもありますが、妊娠時の使用についてはかなり注意が必要です。

妊娠初期と中期・後期では、使える精油も違ってきます。
精油の禁忌表などで調べたり、詳しい人に聞いたりして、細心の注意を払いましょう。

特に妊娠初期は、胎児に対する影響が大きいので、使用可能とされている精油であっても、部屋で香らせるなど芳香浴だけにするのが、おすすめです。

妊娠中、全期間を通して使用しないほうがいい精油

アニス、アーモンド、アンゼリカ、オレガノカンファー、キャロットシード、クラリセージ、クローブ、シナモン、ジャスミン、スパイクラベンダー、セージ、タイムチモール、タラゴン、バジル、フェンネリル、ラバンジン(ラベンダースーパー)、レモングラス、レモンユーカリなどです。
参考文献:医師がすすめる「アロマセラピー」決定版(マキノ出版)

その他にも、通経作用(月経を促す働き)のある精油は避けるべきものです。

この一覧にバジルがあったからといって、食品のバジルを食べてはいけない、というわけではありませんので、安心してください。あくまで、精油の状態のものを指しています。

子どもやお年寄りへの配慮

子どもや、お年寄りは、精油に対する反応が敏感になります。部屋に香らせる場合でも、普段より薄めにするようにして、香りのせいで具合が悪くなっていないかなど、常に気をくばりましょう。

乾燥機や、引火に注意

アロママッサージでオイルをふき取ったタオルを、洗濯した後に乾燥機にかけたら発火した、という事例があります。洗い残った油が高温になったことが原因と考えられます。

精油は文字通り「油」なので、引火しやすい場所で使うのは禁止です。

精油の使用期限

精油にも使用期限があります。

ボトルなどに使用期限が書いてあれば、それを守りましょう。
書いていない場合の目安としては、未開封で3年、開封後は1年(柑橘系は半年)です。

それより早い時期でも、油が酸化したような臭いがしてきたら、劣化した証拠なので、使用をやめましょう。

精油の保存方法

精油は酸化することで、品質が下がります。
できる限り日光を避け、すずしい場所に保管しましょう。

でも、冷蔵庫に入れるのはおすすめできません。精油によっては粘度が増して固くなったり、品質に変化が起こったりする場合があるからです。

絶対外せないポイント!安全な精油を購入するには

信頼できるお店で購入しよう

精油は雑貨扱いで、薬事法などで規定されておらず、品質にはかなりばらつきがあります。
信頼できるお店で、混ぜ物のない100%天然素材の精油を選びましょう。

種類別、精油の値段相場を知っておく

よい品質の精油を選ぶためには、値段の相場を知っておくことも大切です。
極端な例だと、百円ショップのラベンダーオイルと、アロマ専門店のラベンダー精油の品質の違いは歴然です。ちなみにラベンダーは10mlで2,500円前後、オーガニックはそれよりも割高になります。

正しい知識と共に大切なこと

いかがだったでしょうか?

アロマセラピーをたのしむ時に、ぜひ知っておいてほしいことを、項目別にいくつかお伝えしました。でも奥の深い世界なので、とてもすべてはお伝えしきれません。興味があったらぜひ、これを機会にいろいろ調べてみてくださいね。

正しい知識があった上で、さらに大切なのが、自分の感覚です。

たとえ、使ってよいとされる用途の精油であっても、香りが苦手な場合は無理して使わないなど、上手に暮らしに取り入れていって欲しいと思います。


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