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牛乳アレルギーの原因と症状と対策

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身近な食品がアレルゲンとなるだけに悩ましいのが牛乳アレルギー。腸が丈夫になる三歳ごろには耐性獲得ができ症状が軽減されることが多いと言われています。

対策の要は除去。同時にカルシウムの補充を心がけるようにします。

我が家の娘も除去を続け、9歳になる今ではかなり耐性獲得をすることができています。

牛乳アレルギーの原因・症状・対策についてまとめてみます。



アレルギーの原因

牛乳にかぎらず、アレルギーは身体の免疫反応が特定の物質に対して過剰に働くことで起こります。

特定の物質そのものに毒性はなく、なぜ特定の物質に過剰反応がおこるのかはわかっていません。

免疫反応とIgE抗体

私達の身体の細胞ひとつひとつに、自己と非自己を見分けるための複合体が存在します。

そして、侵入してきたウイルスなどの非自己の物質である抗原を攻撃・排除する仕組みを免疫反応と呼びます。

体内に抗原が侵入するとIgE抗体という免疫グロブリンの一種と結合し、抗原を攻撃するためのヒスタミンなど生理活性物質を大量放出し、炎症をおこします。

通常、IgE抗体は他の種類の免疫グロブリンに比べてごく少量しか存在しません。しかしアレルギーを持つ人は血清中のIgE抗体の濃度が高めです。

そのため、ヒスタミンの過剰分泌がおこり、不快なアレルギー症状となるのです。

身体に必要な反応

アレルギーをひきおこす免疫反応は、もともとは身体を守るために必要な反応。ヒスタミンのおこす炎症も異物を排除し体内の恒常性を保とうとするものです。

反応自体が悪いのではなく、バランスが問題なのです。

牛乳アレルギーの場合

牛乳アレルギーは、過剰な免疫反応をひきおこす原因となる特定の物質が牛乳に含まれている場合におこります。アルファS1-カゼインというタンパク質の一種が主な原因物質です。

乳幼児に多い牛乳アレルギー

日本小児アレルギー学会によると、0歳~6歳までの全発生数における牛乳アレルギーの割合は、鶏卵に続いて第二位。

しかし、一定数は見られるものの、年齢を追うごとに割合は下がっていきます。牛乳アレルギーは乳幼児に特に多いと言えるようです。

乳幼児に多い理由は主に二つ考えられます。

腸の未発達

牛乳アレルギーの主な原因のひとつとして、乳幼児の腸の未発達があげられます。

そのため、成長とともに腸が充分に整うことで耐性を獲得し、アレルギー症状が軽減されたりあらわれなくなることも多いのが牛乳アレルギーの特徴です。

IgE抗体と分泌型IgA抗体

lge抗体と同じ免疫グロブリンのひとつに分泌型IgA抗体というものがあります。これが多いとアレルギーを抑えやすくなります。

しかし乳幼児期はIgE抗体が多く作られ、分泌型IgA抗体はわずか。この時期はIgE抗体濃度が高く、原因物質に反応しやすい傾向にあるのです。

新生児期にはほとんどなかったIgA抗体は成長につれて増加し、やがてlge抗体の値がさがり、耐性獲得ができることもあります。



牛乳アレルギーの症状

アレルギーを症状の出かたで大きく分ると、即時型と非即時型(遅発型、遅延型)の2タイプ。

牛乳アレルギーは、原因物質が体内に入ってすぐ~二時間以内には症状があらわれる即時型アレルギーの代表格と言われています。

ところが中には数日たってから症状があらわれるため、原因が牛乳にあることに気がつきにくいケースもあるのだとか。

主な症状

主な症状には、じんましんや発疹、下痢、便秘、嘔吐、胃の痛みなどがあげられます。

どれも一見すると原因が牛乳にあるとは気がつきにくい症状です。

こんなこと、ありませんか

赤ちゃんの夜泣き、泣きやまないなどはアレルギー症状の不快感によるものかもしれません。お腹を下しやすかったりするのも、実はアレルギーによるものかも。

いつもと様子が違うと感じたら、牛乳などアレルギーをおこしやすい物質を摂取していないか確認してみてください。

ぜんそくやアトピー性皮膚炎の併発

食物アレルギーと併発しやすいものに、ぜんそくやアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎があります。

これらの症状があって改善がみられない場合にも、食物アレルギーについてお医者様に相談されることをおすすめします。

アナフィラキシー

もっとも恐ろしいのはアナフィラキシーショックです。

学校給食の食物アレルギーによる死亡事故は、牛乳アレルギーのアナフィラキシーが原因でした。

非常に強いアレルギー反応が全身に同時多発的または連続しておこり、血圧が低下したり、呼吸が困難になったり、意識がなくなったりし、生命の危険を伴います。

対策としてエピペン携行薬がありますが、あくまで一時的なもので、緊急で受診する必要があります。

牛乳アレルギーへの対策

日常的な不快感から命の危機まで、牛乳アレルギーが身体に与える影響は重大で広範囲です。対策はないのでしょうか。

初乳を与える

TGF-β(トランスフォーミング増殖因子-β1)という増殖因子が注目を集めています。細胞や組織の増殖・合成を促進、または抑制する働きをし、癌、アレルギー性疾患に有効であると言われているのです。

このTGF-βは母乳、特に初乳に多く含まれており、経口接種でもアレルギー性疾患予防に有効であることが山梨大学の先生の研究で明らかになりました。

さらに分泌型IgA抗体も初乳に多く含まれています。

つまり、アレルギー性疾患の予防にはTGF-β、分泌型IgA抗体を多く含んだ初乳をはじめとした母乳を飲ませると良い、ということになります。

基本は除去

アレルギーの原因物質となるアレルゲンは、熱によって変化することの多いタンパク質がほとんど。ところが牛乳アレルギーの主なアレルゲンであるカゼインは耐熱性であるため、加熱しても変化せず、発症します。

また、抗原性はどんな種類の牛乳でも、大きな違いはありません。

加工や調理は牛乳アレルギーの対策にはなりません。牛乳アレルギーのもっとも重要な対策は除去です。

一歳までは完全除去

特に一歳までの間は完全除去が推奨されています。

この時期にアレルゲンとなる物質に多く触れると、アレルギーの症状が強く出るようになると言われています。

牛乳アレルギーをはじめ、アレルギーの疑いがある場合は早めに医師に相談し、必要があれば指導の元、アレルゲンの除去をはじめましょう。

母乳育児の場合、お母様も牛乳を控えるようにします。

アレルギー専用ミルク

ミルク(人工乳)には通常、乳が使われています。そのため、牛乳アレルギーの赤ちゃんのアレルゲン完全除去のためには、アレルギー専用ミルクをあげることになります。

アレルギー専用ミルクは一般的に使用されることの多いカゼイン加水分解乳、肝臓に負担がかかるので長期は避けますが重篤なケースに使用されるアミノ酸乳、大豆を使用し乳製品をまったく含まない大豆乳があります。

注意すること

乳製品の除去において、注意するポイントです。

カルシウム不足

乳製品の除去はカルシウム不足になりやすくもあります。離乳食以後は小魚、大豆製品、小松菜などを多く摂るようにしましょう。

豆乳は調理の面でも牛乳の置き換えに使えます。母乳のため乳製品を控えているお母様も同様です。

他の乳

植物性ミルクでは、ココナッツミルク、アーモンドミルク、豆乳などが代替品として知られていますが、これらのアレルギーにも注意して与える必要があります。

動物性の代替品としてよくあがるのは山羊乳。

大丈夫だと言う意見もありますが、「国立成育医療センター」による研究報告では、牛乳アレルギーを持つ場合、山羊乳でもアレルギー反応(交差反応)がおきる可能性があるということです。

ビオチン欠乏症

ビオチンは水溶性ビタミンの一種で体内で作り出すことのできないものです。

しかし2014年まではビオチンは、日本では添加物として認められていませんでした。

もちろん、乳製品アレルギー専用ミルクにも添加は認められておらず、かつてはビオチン欠乏症が心配されていました。

現在は状況が改善しつつあります。

まとめ

 「私のことを知って、少しでも誰かが励まされ、参考にしてもらえるなら。そう思って公表することにしました」

そう語るプロゴルファーの岡村咲さんには遅延型食物アレルギーがあり、牛乳アレルギーもお持ちです。キャンピングカーのキッチンで除去食を作り、遠征をこなしているそうです。

アレルギーが可能性を奪ってしまうことはあるかもしれません。けれど、全ての可能性が奪われるわけではないと思って、牛乳アレルギーの娘を育てています。


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