女性の健康

しっかり寝ても眠い…「過眠症」とは?

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「春眠暁を覚えず」といった言葉がありますが、しっかり寝ているにも関わらす、昼間眠くてたまらない。

昼間の重要な会議中や営業で車を運転しているとき、耐えがたい眠気に襲われて眠りしてしまうことがある。それは原因がはっきりしていない「過眠症」の可能性があります。

ただの「なまけもの」といった固定概念を持つことで、その病気を見逃すこともあるので注意しましょう。



過眠症とは

日本人の約10%が慢性的な「日中の眠気」で悩んでいるといわれています。その多くはもちろん睡眠不足がほとんどです。

夜遅くまでゲームをしていたり、SNSをしていたりするのが主な原因です。このような睡眠時間の不足による日中の眠気は、十分な睡眠をとることで改善されます。

ところが過眠症は8時間程度の一般的な睡眠時間をとっているにもかかわらず、日中に眠気があらわれる状態のことをいいます。

睡眠が分断されている

夜中に何度も目が覚めるために、全体的な眠りが浅くなって日中に眠気があらわれるようになります。

原因となる病気としては「睡眠時無呼吸症候群」「周期性四肢運動障害」などが考えられます。

睡眠のリズムがずれている

1日のリズムをつくる体内時計がずれているため、睡眠と覚醒のリズムもずれてしまいます。

夜になかなか眠れなかったり、それが原因となる「概日(がいじつ)リズム睡眠障害」にかかっている可能性があります。

必要とする睡眠時間が通常よりも長い

通常成人で睡眠時間は8時間が理想だといわれています。

短時間で何ら問題のない人もいれば、10時間以上眠らないことには、スムーズな体の動きができないという人もいます。このように体質によっては過眠症と診断されることもあります。

脳を覚醒させる機能が弱い

脳を目覚めさせておくホルモンの分泌が少ないか、あるいはまったく分泌されなかったりした場合、突然眠気が襲ってきます。

さらに原因がはっきりしないものもあり、薬物治療などが行われます。

ナルコレプシーかも

ナルコレプシーというのは、日中、断続的に耐えがたい眠気に襲われて、居眠りを繰り返します。居眠りの時間は数分から15分ほどですが、1時間ほどすると再び眠気が襲うというのを1日に何度も繰り返します。

怠けているという誤解も

ナルコレプシーによる眠気は、場所や状況とは関係なくあらわれます。仕事の打ち合わせ中でも食事中でも、歩いている時でさえ眠気に襲われるのです。

話をしている時に急に居眠りを始めてしまうので、周りからは「怠けている」「失礼だ」という誤解を受けることもしばしばです。

笑ったり怒ったりしたときに脱力してしまう

ナルコレプシーでは、短時間の居眠りを繰り返す以外にも「情動脱力発作」という症状を伴う場合があります。

これは「怒る」「笑う」「驚く」といった感情が急に変化した時に、突然体の力が抜けてしまうことです。

膝の力が抜けて立っていられなくなったり、あごの力が抜けてろれつが回らなくなったりします。いずれの場合も、数秒ほどで自然に回復します。

周囲の理解と薬物治療

ナルコレプシーを発症している人の特徴として、覚醒を維持する「オレキシン」というホルモンの分泌が少ないか、全く分泌されていません。また免疫疾患であるとも考えられています。

ナルコレプシーの治療は、規則的な生活を送ることと薬物治療になります。基本的に慢性的な疾患であるため、薬をうまく利用しながらやり過ごすことになります。

また「怠けている」という周囲の偏見や誤解も多いので自分の病気について説明、理解してもらうことが大切です。



若者中心にこんな過眠症が

日中に強い眠気があらわれて居眠りしてしまうというという人は、ナルコレプシー以外にも「突発性過眠症」「反復性過眠症」という病気が潜んでいる場合があります。

これらは10代半ばから20歳くらいに発症するので、学校に行けないなどの登校拒否にもつながるので注意が必要です。

突発性過眠症とは

突発性過眠症は、昼も夜も長く眠るタイプと居眠りをするタイプがあります。居眠りをするタイプでの症状はナルコレプシーとよく似ていますが、ナルコレプシー特有の情動脱力発作は起こりません。

長時間睡眠を伴うタイプでは、1日の睡眠時間が非常に長いというのが特徴です。

夜も10時間以上、日中も2~5時間くらいの睡眠をとらないと強い眠気に襲われて、授業中でも自分に意志とは関係なく居眠りをしてしまいます。

反復性過眠症とは

中学・高校生など10代半ばごろに発症します。1日に18~20時間眠っている状態が3~10日ほど続きます。その状態が年に数回、突然起こります。食事やトイレ以外ほとんど寝ているという状態です。

多くの場合、引き金になるのが風邪などの感染症による発熱やストレス、寝不足、飲酒などです。受験などの強いストレスなどで発症するケースもあります。

反復性過眠症の多くは、20歳代くらいで自然に治癒するケースがほとんどです。ただ進路など大切な時期でもあるので、心配な場合は、薬物治療を受けます。

過眠症には周囲の理解が大切

不眠症に比べて過眠症は、どうしても「怠けている」という誤解や偏見を持たれがちです。本人はとても苦しんでいるのですが、周囲には理解できないのです。さらに本人自体もうまく説明がつかないため余計に苦しみます。

病院を受診することで初めて「病気」だと知らされ、ホッとする人も多いといいます。診断がつけば、周囲の理解も得られ、改善方法も見つかります。睡眠外来などを設置している病院か、精神科で診てもらいましょう。


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