出産後、赤ちゃんのお世話が始まって、まず驚くのがオムツ替えの回数の多さではないでしょうか?
赤ちゃんは一日に何度もゆるいウンチをします。それが、突然丸1日出なくなったり、2日もしくは3日経っても出なくなったら、心配になりますよね。
母乳やミルクが足りていないのか、何日間出なかったら病院に行けばいいのか、筆者も悩んだ経験があります。そこで、赤ちゃんの便秘の原因と解消法をご紹介していきたいと思います。
赤ちゃんの便秘の原因とは?
新生児~離乳食開始前の便秘の原因
一般的に母乳で育てている場合は、赤ちゃんの便は柔らかく、便秘になりにくいとされており、
混合やミルクのみで育てている場合は便の回数も少なく、便も硬めになると言われています。
しかし母乳育児の場合でも、生後1カ月を過ぎると赤ちゃんの腸内環境が整ってくるため、便の回数は減ってくるのが普通です。
また、ミルク育児の場合も便に柔らかさがあり、2-3日出なくても赤ちゃんの機嫌が悪くないようなら、心配はいりません。
ただし、
・お腹が張って苦しそう
・母乳やミルクの飲みが悪くなった
・時々泣きながらいきむ
などの様子が見られたら、便秘の疑いがあります。
ミルク育児の便秘の原因
ミルク育児の場合、ミルクが赤ちゃんに合っていないことも考えられます。
実際、筆者の息子も新生児の頃に便秘になりましたが、ミルクのメーカーを変えてみたとたんに、便秘が解消されました。
メーカーによって成分が違うので、サンプルをもらって試してみるのもいいかもしれません。
その他の原因
その他、新生児期の便秘の原因で考えられるのは、授乳量の不足です。
赤ちゃんの体重の増加が著しく低い場合などは、授乳量が足りていないことで便が出ないということも考えられますので、助産師さんに相談してみましょう。
離乳食開始以降の便秘の原因
離乳食が始まると、母乳やミルクを飲む量が減ってくるので、水分不足で便の回数が減ることが多いようです。
離乳食とともに母乳やミルクを与えたり、麦茶などで水分を十分に摂るようにしましょう。
離乳食初期には固形物はまだ食べられないので、ヨーグルトやプルーンジュースなどを積極的に与えてあげると効果的です。
離乳食中期以降は、サツマイモなどの食物繊維が豊富な食品を与えてあげましょう。
また、運動不足も便秘の原因となりますので、日中は十分にハイハイや伝い歩きをさせて、腸を動かすようにすることが大切です。
家庭で出来る便秘の解消法
1.「の」の字マッサージをする
赤ちゃんのお腹をおへそを中心に時計回りに、「の」の字を書くようにマッサージします。入浴後やオムツ替えの時にやさしく2-3回行いましょう。
【のの字体操のやり方動画】
以下の動画は解説つきでわかりやすいです。
2.砂糖水を与える
お湯の中に5%ほどの濃度で砂糖を混ぜ、赤ちゃんに1日1回飲ませます。入浴の後に飲ませる湯冷ましの代わりに与えると良いでしょう。
砂糖には「腸内の便を柔らかくする効果」があり、便秘に効果的です。
1 哺乳瓶に60度の白湯を100ml入れて、そこに砂糖5gを追加する。
2、哺乳瓶の底に砂糖が残らなくなるまで綺麗に溶かす。
2 人肌まで冷まして、1回あたり30〜50ml赤ちゃんに飲ませる。
3.体を動かしてあげる
赤ちゃんの足を持って、自転車のペダルをこぐように動かしてあげます。
寝たきりでまだ自分で体を動かすことの出来ない赤ちゃんの腹筋を動かして、腸を刺激してあげましょう。
ハイハイや伝い歩きをするようになったら、十分に体を動かせるようなスペースを作ってあげましょう。
4.綿棒浣腸をする
ベビーオイルやオリーブオイルをたっぷり含ませた大人用の綿棒を赤ちゃんの肛門に挿入し、刺激を与えます。
筆者は赤ちゃんの便が3日以上出なくなり、機嫌が悪くなったり母乳やミルクをあまり飲まなくなったらこの方法を行いました。
刺激を与えると、オムツ一枚では足りない位の便が面白いように出ましたので、大変効果的な方法だと思います。
ただし、あまり頻繁に繰り返すと癖になると言われていますので、これは最終手段として使った方が良さそうです。
まとめ
いかがでしたか?
赤ちゃんが便秘で苦しそうにしていると、ママもとても心配になりますが、便秘になる原因と家庭で出来るケア方法を知っておけば、それほど神経質になることはありません。
毎日の生活習慣で便秘を予防し、赤ちゃんが便秘になりかけていたら早めに解消してあげましょう。