こんにちは!4児の子育て奮闘中のヨウです。
子宮頸がんという言葉は誰でも聞き覚えのある言葉であると思いますが、軽度異形成とはなんなのか?私がはじめてその言葉を伝えられた時も3人目を妊娠中で全く聞いたことのない言葉で不安でした・・・
軽度異形成と診断された私の体験談とともに子宮頸がんついてお話しします。
子宮頸がんの異形成
子宮頸がんは20代~30代の若年の女性に多く、子宮の「入り口」にできるがんで、婦人科がんでは最も多いがんです。
また、子宮頸がんになる前の状態、前がん病変である異形成の方までいれると急速に増えてきている病気です。
最近では言葉こそよく聞きますが、子宮がん検診の受診率は42.1%とそこまで高くはありません。
どうやって発症するの??
正常な子宮頚部があり、そこに、性交渉などでHPV〈ヒトパピローマウイルス〉に感染、その後、前がん病変の軽度異形成となるのです。
異形成は正常細胞でもなく、ガン細胞でもない中間の細胞です。
軽度~中度異形成、高度異形成へと変化していき、その状態のままハイリスク型のHPVに感染、持続し続けると子宮頸がんへと移行していきます。
また、他の要因(喫煙、ストレス、免疫力の低下など)も関連があるといわれています。
検診での子宮頸がんの割合
一般的には、細胞診を受けた人の95%は陰性です。
5%は疑陽性または陽性ですが、このうちの20%が異形成、さらにそのうちの10分の1か半数ぐらいが子宮頸がんと診断されます。
子宮がん検診で異常を指摘されると、私のように、びっくりして心配される方が多いのですが、実際はがんと診断されるのは極少数で、大部分は自然に消える可能性のある異形成や良性の異常が大半なんです。
妊娠中にわかると・・・
私が軽度異形成と言われたときは、妊娠中でした・・・
妊娠する前に受けたのは、2年前・・・その時は「異常なし」だったので妊娠中の検査の時も何も気にせず受けました。検診の1か月後病院へ行き、話をされたのです。
担当医はこう言いました「今回、子宮頸がん検査に引っかかりましたので、再検査です、おそらく軽度異形成だと思います。HPVウイルスを保有しているかどうかも検査します」
との説明を受け、また2週間後再診することになりました。
自然治癒
再診のとき、医者から言われたのは・・・
「軽度異形成ですが、がんではなく、がんになる前の状態ですので妊娠して体質が変わったとかで異形成で出る方もいて軽度だと自然に治る方がほとんどですとのことでした。」
しばらくたって再検査すると正常で出る方がほとんどのようです。
妊娠継続
軽度異形成と診断をされても、ほとんどの場合自覚症状は何もなく、妊娠も継続して出産もできます。
出産方法
軽度異形成の場合は自然分娩での出産が可能です。出産の際に異形成部分に胎児が触れることになりますが、胎児に影響はないようです。
私も自然分娩でのお産が可能ということでその計画で進めていきました。破水→陣痛と順調に進みました。
(最終的には血圧が上がり、緊急で帝王切開となりましたが、軽度異形成が原因ではなかったです。)
治療はどうする?
妊娠の有無にかかわらず、軽度異形成は90~95%程度が自然治癒するため、治療は行わないのが通常のようです。3ヶ月か半年に一度くらいの間隔で細胞診を行いながら経過を診ていきます。
自然治癒しない場合
妊娠中、軽度異形成と診断された方の場合、ほぼ自然に治癒して産後再検査をしても正常になることが多いのです。
私の場合は、産後の1か月健診の時に再検査をしたのですが、軽度異形成のままでした。HPVウイルスも保有しており、ここからは、5か月おきの検診になると言われました。
異形成のままの妊活
軽度異形成から癌に進行する可能性はとても低く、その場合でもほとんどの場合、何年もかかります。
妊娠してからはじめて異常(異形成)が見つかった場合でも、分娩まで経過を見ることがほとんどです。私が3人目妊娠中の時も2度検査したのみで後は出産後で大丈夫という説明でした。
定期検診が大切
軽度異形成は、まだがんではなく安心できる状態であるということはわかったと思います。ですが、主治医の先生に相談し、きちんと定期的に診察、検診を受けていくことが重要です。
変化があるのはいつ頃?
これはとても個人差があります。産後から5か月おきに検診をきちんと受けてきていましたが、産後2年の時に中度異形成へと進んでいました。
症状は相変わらずなく何の自覚もないままでした。
私の通っている病院では次は3か月おきに検診するということになりました。3か月後の結果ではまた軽度異形成に戻っていました。
そこからの変化はおこってないです。なので、定期検診が本当に大切なのです。いつどう変化していくか、わからないからです。
できることを今・・・
免疫力・抵抗力を高めることでHPVを自然排除し、その結果異形成も治っていくこともあるようです。
考えすぎたり不安に陥らずに規則正しい生活や適度な運動、バランスの良い食事、そしてストレスをなるべく溜めずに解消できる生活環境を整えながら定期検診を受けていくことを心掛けるとよいようです。
そして、検診の間隔があいてしまっている方、行ったことのない方怖がらず恥ずかしがらず検診へ行きましょう。