命名・名前

キラキラネーム改名の実例と改名の手続き方法

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2012年の流行語大賞ともなった『キラキラネーム』という言葉。

人とは違う、個性的な名前を考えることで、優越感や自信を感じる親がどんどん増えました。

それから4年の間に、キラキラネームは決して珍しいものではなくなり、それどころか批判する人もどんどん増えています。

当時、流行に乗って付けた名前に今になってから自信がなくなり、「恥ずかしい…」と改名を考える方、そしてある程度の年齢になり自分自身で改名する子供も増加。

幼い頃は可愛かった名前も、成長とともに精神的負担となってしまったり、受験の妨げになる等の問題が生じているようです。

ここでは、実際に改名したという方の実例と、どうしたら改名することができるのか、その方法についてご説明したいと思います。



改名は条件付きで可能!

正当な事由があれば、家庭裁判所の許可を得て改名することが可能です。その事由とは!?

戸籍法第107条第2項

改名したいと考える方には、様々な事情があるでしょう。しかし、簡単に名前を変えることは非常に難しく、家庭裁判所の許可を得られる事由が必要です。

戸籍法第107条第2項には、「正当な事由によって名を変更しようとする者は、家庭裁判所の許可を得て、その旨を届け出なければならない。」とあります。

この『正当な事由』とは、同じ事由であっても、個々に与えられた環境等も考慮され、家庭裁判所の裁判官の裁量により判断されたり、されなかったりします。

「改名しなければ、社会生活に負担を来す」と判断される自分なりの事由が必要なのです。

【正当な事由】とは!?

子供の改名に関して、正当な事由と認められるものには、次のような例があります。


    1.近隣に同姓同名者がおり、社会生活上支障がある。


    2.珍奇、難読、難解で社会生活上支障がある。世間一般常識に外れ、明らかに書き難い、読み難い名前である。


    3.異性や外国人と紛らわしい名前で、社会生活上支障がある。


    4.出生届時の名前に誤りがあった。人名用漢字の追加により、本来使用したかった漢字が使えるようになった。


    5.名前が原因で極度の差別を受けるなど、精神的苦痛に耐え難い。

ただし、これらはあくまでも例であり、すべての方にこの事由が適すると認められるわけではありません。また、この他の事由であっても、正当だと認められれば改名することが可能です。

改名が認められた実例

実際に改名を認められた実例をいくつかご紹介します。

珍妙な名前の改名実例

過去に改名が認められた名前には、次のようなものがあります。

改名が認められた男性名

前川、案山子、ベニ、田舎、喜代美、一江、〆男、春枝、又金、悪、と志ゆき、ヒモ、シキマ、岡茂樹、等…

改名が認められた女性名

パロ、カメ、ポン、メガ、ナベ、ゲンツル、もうし、おじゃう、カニ、サン子、デコ、セミ、吾郎、重幸久弥花、等…

いずれも人名としては珍妙であるがゆえに、改名が認められた例です。

命名に際し夫婦間の合意がなかった改名実例

子供の名前を決めるとき、母親の独断で「精子」と名付けた例がありました。

父親の意識に反する名前でありながらも届け出てしまった名前が、子供が成長しても社会生活上定着していないと認められ、 父母間で協議、合意できた名前への改名が認められました。

家庭生活を立て直すための改名実例

娘の名前に、昔の恋人と同じ名前を付けた父親。まだ思いが残っていることを知った妻が、「一生涯、子どもの名を呼ぶたびに、この耐え難い思いを呼び起こす。不愉快な記憶につきまとわれるのであれば、離婚して不愉快な感情と決別したい」として改名を求めました。

娘の名前は『京子』。決して珍妙ではありませんが、「家庭生活の円満を脅かし破壊を来しかねない」「子供自身の。幸せを阻害し、生活を危うくする可能性もある」という理由で許可されました。

通称が本名として認められた改名実例

普段の生活の中で、子供の頃から通称名(戸籍とは違う名前)を利用している方がいました。

成人し、身分証明の要請等が増えたことから、本名と通称名の間で混乱が起きる場面が多々あり、改名を求めました。子供の頃の年賀状等、証明できる物があったため、スムーズに改名が認められました。



改名手続きの方法

改名の手続きには、2パターンあることを覚えておきましょう。

名前そのものを改める方法

【改名手順】

    1、正当な事由を添えて「名の変更許可申立書」に記入して申し立てをし、家庭裁判所の許可を得ます。


    2、許可が下りたら市町村役場に届け出ます。
    ◆申し立てをする人は、15歳以上であれば本人、15歳未満の場合は法定代理人(保護者など)になります。
    ◆申し立てには800円分の収入印紙、その他いくらかの連絡用切手が必要になる場合があります。

手続き自体はそれほど難しいことはありません。1の「正当な事由」で許可が下りるか否か、そこが最も重要であると言えるでしょう。

読みだけを改める方法

最近の命名は、漢字二文字を音読みする傾向にあります。それが非常に読みにくい“難読”であったり、また、関連する言葉を読みにする名前も増えています。例えば、『主将』と書いて「キャプテン」と読む名前は、ネット上では有名です。

この名前を、漢字はそのままで読みを「かずまさ・ゆきまさ」等と変更することは、改名よりも簡単な方で出来ます。なぜなら、戸籍には名前の文字(漢字)のみが登録され、読みについては登録されないからです。

自分が改めたいと思ったその時から、名乗りを変えれば済むのです。

ただし多くの自治体は、保険証その他の書類に必要になる読みを、便宜上、住民票に登録していますので、役所にて確認し、『住民票ふりがな修正申出書』の提出が必要になることもあります。

改名コンサルティングを活用

スムーズに改名したいと考える場合、弁護士による改名コンサルティングを活用する方法があります。

確実に改名したい場合におすすめ

改名に関する手続き自体は、それほど難しいことではありません。しかし、家庭裁判所で認められる『正当な事由』こそが大きな難関です。同一の名前、条件であっても、裁判官によっては許可が下りないケースもあるのです。

そこで、スムーズに改名するため、弁護士に適格なコンサルティングを依頼する人も多くいます。改名に関する知識が豊富で、実績に多い弁護士の力を借りることで、確実に改名できると考えても過言ではありません。ただし、平均で30万~50万円の費用が発生します。

改名できない場合…通称名はOK!?

実際に改名の申し立てをしたけれど、許可が下りなかった…という場合、通称名を利用するという方法があります。

通称名とは!?

通称名とは、戸籍上の名前とは異なり、自分自身で作り上げた架空の名前を日常的に使うことです。芸能人であれば『芸名』と言えばわかりやすいでしょうか。周囲には「改名した」と言いながら、実際は許可が下りなかったために、通称名を使っている方もいます。

通称名のデメリット

子供が普段、日常的に通称名を使うことには何の問題もありません。しかし、成長に伴い『身分証明書』を必要とする場面で混乱が起きる可能性は多々あるでしょう。

銀行で口座を開設するとき、パスポートを作成するとき、病院や役所、クレジットカードを作るときにも同様です。

就職する際にも、会社によっては厳しく確認を求められる場合があるかもしれませんね。最近は特に本人確認のチェックが厳しくなっています。

そのため、先にご紹介した改名事例のように、早いうちから通称を使い、実際に身分証明書が必要になる頃に改名するという方法もひとつです。

改名する必要のない名前を!!

名前に込める素敵な思いを、いつまでも大切にしてください。

改名する前に考えるべき事

たとえ世間にキラキラネームだと言われても、両親から付けてもらったその名前を心から気に入り、大切にしている方もたくさんいます。

名付けた当時、パパやママは、どんな想いでその名前を考えたのでしょう。どんな想いでその名前を呼んでいたのでしょう…。そこには、きっと親になった喜びと、素敵な想いがあるはずです。

子育てが始まったばかりの方は、これからずっと、その思いを大切に子供に伝えていってください。子供に改名を申し出された方は、その頃の思いを振り返り、しっかり伝えてください。

そして、これから子供の名前を考えようとしている方は、安易に決めないでください。名前は、その子の一生を左右する、たったひとつの宝物です。決して簡単に変えるべきではない、という点を重視し、どうぞ、素敵な名前を付けてあげてくださいね。


この記事を書いたママ

fami

小学生の女の子2人を子育て中です。仕事と家事・育児に奮闘しながら、毎日の何気ない出来事を大切に、楽しみながら過ごすことがモットーです。

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