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ママは役員さん~家族におこる意外な変化~【体験エピソード】

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PTAの役員。そう聞くだけで、「あ~、大変そう」と思う人もいるのではないだろうか。

かく言う私もそうだった。

子供が幼稚園に入って初めて、自分が選んだママ友ではない「クラスの人間関係」というものを経験。

誰としゃべったらいいのか、どの程度自分を出したらいいのか、戸惑うことばかり。

こんな状態で、人をまとめ、園と交渉し、何かを成し遂げていく役員なんてとんでもない。そう思っていた。

入園から2年経ち、娘が年長になった頃。あるウワサを聞いた。



「子供が発表会などでいい役をもらうには、親が役員をやっていなければならない」

そんなバカな。初めて聞いた時には、にわかには信じられなかった。

でも確かに、発表会などで目立った役をやっているのは、お母さんが役員経験者のお子さんが多い。

その頃、娘には運動会の鼓隊で指揮をやりたいという思いがあった。

ただのウワサかもしれなくても、母として、できることはしておいてあげたい。

ええい、やってしまえば何とかなる!

そんな思いで、年長の時のクラス役員選出の時に、おそるおそる手を上げた。

結論から言うと。

残念ながら娘の願いはかなわなかった。

娘より活発で、お母さんが副会長までやった子が指揮をやることになった。

ごめんね、お母さん、そこまでやれる器じゃなくて。

娘に直接は言えないので、心の中でそうつぶやいた。

ただ、最後の大きな発表会で、娘の望んだ役がやれたということは、少しは力になれたのかもしれない。

もしかしたら全く関係なく、娘の実力だったのかもしれないけれど。

今思うと、まったくもって、不純な動機でなった役員。

戸惑ったりあせったり、感謝されて嬉しかったりやりがいを感じたり。

色んな思いで1年を過ごし、なんとか任期が終わって振り返った時。

意外に、やってよかったと思う自分がいた。

色んな人と知り合いになれた。幼稚園のことがよくわかって、恐れがなくなった。

あのまま役員をしなければ、幼稚園を楽しむことなく、卒園まで余裕のないままだったかもしれない。

役員に目覚めた私が次に引き受けたのが、小学校の役員。

その時は平部員だったため、幼稚園に比べると本当に軽い負担で、拍子抜けした程。

私の所属は広報部。学校の広報誌を発行する。

「パソコン使えます」と言うと、当時部長だった人から後を引き継いで欲しいとお願いされた。

次の年にも役員に立候補し、今度は部長としてまとめることに。

その時、広報誌の作成に夢中になった。

最初は前年通りに作っていたけれど、だんだんやりたいことがたくさん浮かんできた。

アンケートなどの企画を入れたい、レイアウトを一新したい、白黒の紙面をカラー化したい、ページを増やしたい、パソコン編集をプロ編集に切り替えたい。

そのためには、印刷所と打ち合わせしたり、会長と予算交渉したり、学校側の許可をとったり。

今までにないことをたくさん経験させてもらった。

大変だったけれど、この年になって夢中になれるものを見つけた!と思えるくらいのめり込んだ。

やりたいことが多すぎて、結果、娘が小学校を卒業するまで4年間広報部長を務めた。

そんな私に対する家族の反応は。

いつもパソコンにはりついて、あーでもない、こーでもないと紙面作成に頭を悩ませている母。

よく学校まで自転車をこいで行き、運動会や音楽会では、カメラ片手に走り回っている母。

だけど、なんだか楽しそう。

母が笑っていることが、家族には一番良かったらしい。

そして、思わぬ面でよかったことは、娘が広報の編集に興味を持つようになったこと。

家で編集作業をしていると、娘もその原稿を見る。そこで思ったことをビシッと言う。小学生ながら、娘の指摘は鋭かった。

全体のレイアウトや色合い、字のバランス、そして生徒ならではの視点で、内容の矛盾も指摘してくれる。

表の部長は私だったが、影の編集長は娘という状態。

学校の校正の前に、まず娘の校正を通さなければならないほどだった。

高学年になると、娘は広報委員会に入り、委員長を務めた。

母は広報部長、娘は広報委員長。

子供って、親の背中を見て育つのね、としみじみ思った。

娘の意見も織り込みながら発行された広報誌。母と娘の貴重な共同作業の記録として残っている。



一度役員を経験すると、他にも引き受けることに抵抗がなくなる。

今は役員はしていないものの、ボランティアサークルの代表と子ども会の代表を務めている。

仕切る・まとめるということは、本当に難しい。

あちらで通用していたことが、こちらでは通用しない、ということもある。

普通の主婦でいたら、こんなに人のことを考えるだろうか、と思う程、色んな人の立場を考えるようになった。

薄目を明けて見ていた世界が、やっと両目でしっかり見られるようになる。それぐらいの大きな変化。

そんな経験を積むうちに、意外な効果があったのは、夫の仕事の苦労話が心にスッと入ってくるようになったこと。

年齢を重ね、部下を持ち、人をまとめる立場になると、色々な葛藤が産まれる。

夫のそんな話を、ただ「ふーん」と聞くだけでなく、「その気持ちわかる!」と心から共感できていることに気づく。

子供以外の話で、夫といつまでも話をしていられる。役員をしていなければ、この感じは得られなかったかもしれない。

春になると、ママ友の間では、どうやって役員を免れようかという話でもちきりになる。

その中で、何年も役員や代表をやり続けていると言うと、「変わってるね...」とちょっと呆れられてしまう。

そう、私はちょっと変わってる。

ただ、そのちょっと変わっているおかげで、娘や夫との関係にも変化があった。

役員の仕事でお金が稼げる訳ではないけれど、お金以上に価値のあるものを、私にも、家族にも、もたらしてくれたと思う。

娘の幼稚園時代にあった「役員をやらないといい役につけない」というウワサ。

何が人生の転機になるかわからない。

あなたが今、イヤイヤ引き受けた役員も、楽しんでやることで、あなたにも、家族にも、いいことがあるかもしれません。


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この記事を書いたママ

りぃ

中2娘と6年息子の母です。成長した子供と友達のように話せる今は人生の黄金期!大変な幼児期を乗り越えたからこそ見えることをお伝えしていきます。

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