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女性なら知っておくべき!10種類の婦人科疾患それぞれの症状と治療方法

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婦人科疾患とは女性にのみ起こりうる疾患のことです。

女性ホルモンや加齢、ウイルスなど様々な要因で起こるといわれています。

ここでは女性のみなさんに知ってほしい、婦人科疾患について紹介します。



子宮筋腫

子宮に生じる良性の腫瘍のことで、筋腫のできる位置や大きさによって症状が異なります。

女性ホルモンが大きく関係していることから、閉経後には軽快するそうです。

症状は?

・過多月経

・月経痛

・腹痛

・腹部膨満感

・貧血

・不妊

治療は?

ホルモン療法と手術療法があります。

ホルモン療法

卵巣から出るエストロゲンというホルモンを止める方法です。

閉経後と同じ状態にすることで筋腫を小さくする目的なので、治療中は月経が止まります。

しかし、治療後に月経が再開されると再発することもあります。

手術療法

開腹手術か腹腔鏡手術にて行います。

筋腫のみ取る筋腫核手術か、子宮を全て取る子宮全摘術か、状態を見てどちらで行うかを決定します。

子宮内膜症

内膜に類似する組織が子宮内腔以外の部位で発生し、発育することにより起こります。

これが卵巣に発生すると、卵巣チョコレート嚢胞と呼ばれる病気になります。

年齢が高く、大きさが大きいと癌化することがあるので注意が必要です。

症状は?

・腹痛

・月経痛

・排便痛

・性交痛

・不妊

治療法は?

薬物療法と手術療法に分けられますが、再発率が高く、閉経まで管理が必要です。

どちらの方法を取るかは個々の状況を考慮し選択されます。

薬物療法

疼痛を緩和し、病状の進行を抑えます。

手術療法

患部の切除をし、疼痛を緩和します。

また、手術をすることによって妊娠の可能性が上がります。

性器脱

加齢による変化で骨盤底の筋肉が弱ることにより、子宮や膣壁が下垂し、進行すると子宮、膣、膀胱、腸管など骨盤内にある臓器が排出されてしまいます。

起きてすぐは症状が軽く、立っていたり歩いている時間が長くなると強くなるのも特徴です。

症状は?

・子宮下垂感

・排尿困難

・排便困難

・歩行困難

治療法は?

骨盤底筋訓練、手術療法、膣内に器具を入れて下垂抑えるペッサリー療法に分けられます。

子宮頸がん

子宮の入り口にできる癌で、ヒトパピローマウイルスに感染したことによる要因が大きいといわれています。

ガン検診で発見されることが増えています。

検査は?

子宮頸部を綿棒やブラシで擦って採取する細胞診であるスクリーニング検査をし、必要に応じてHPV検査やコルポスコピーという拡大鏡下で組織の一部を採取して調べます。

また、子宮頸がんであると診断された場合は進行度の診断と治療を兼ねて円錐切除術という、子宮頸部の一部を切り取る手術を行うこともあります。

症状は?

・不正性器出血

・おりものが増える

治療法は?

先ほども挙げた通り、円錐切除術など手術療法が基本となります。

子宮周囲の靭帯に深く浸潤がある場合には動注化学療法を行ったり、手術が不可能な場合や進行癌の術後、再発が起きた場合などは化学療法と放射線治療を併用することもあります。

乳がん

30代から増え始め、40代後半から50代前半が発症のピークとなります。

母や姉妹など身近な家族に発症したことがある場合や卵巣がんや良性の乳腺疾患の既往歴のある人は注意が必要です。

また、初潮年齢が早い、閉経年齢が遅い、出産・授乳経験がない、高齢出産、飲酒習慣、閉経後の肥満などもリスクとなるといわれています。

症状は?

・しこり

・血液が混じったような分泌物

・えくぼのようなくぼみ

・赤く腫れる

・皮膚の変化

・腕のむくみ、しびれ(リンパ転移の場合)

治療法は?

手術療法、放射線療法、薬物療法があります。

手術療法

状態により、乳房温存術か乳房切除術かを判断します。

また、術前に腋窩リンパ節への転移が認められるときにはリンパ節も切除します。

リンパ節への転移がないとされる場合や疑われる場合にはセンチネルリンパ節生検を行い転移の有無を調べ、転移がある場合は腋窩リンパ節を切除し、転移がない場合にはリンパ節の切除は省かれます。

薬物療法

薬物療法には化学療法、ホルモン療法、分子標的療法があります。

分子標的療法とはガン細胞が持つ特有の性質を見つけ、狙い撃ちにする薬です。

元気な細胞にも攻撃してしまう抗ガン剤に比べ、副作用が少ないのも特徴です。



子宮体がん

50代から60代に多くみられ、肥満、未産、月経異常などが高危険因子とされています。

子宮内から細い器具で細胞をすり取って来るスクリーニング検査と超音波検査にて判断することが重要となります。

前がん状態が疑われるときは内視鏡検査や内膜組織検査が必要です。

症状は?

不正性器出血

治療法は?

手術療法が基本となり、子宮全摘術、広汎子宮全摘術、両側付属器切除術とリンパ節郭清から個々の状況に合わせて選択されます。

術後に腫瘍の悪性度や浸潤の範囲によって追加療法が必要か判断します。

必要だと判断された場合には、化学療法や放射線治療を追加療法として行います。

また、ごく初期で条件を満たした場合、黄体ホルモン治療のみでの経過観察も可能となります。

卵巣がん

自覚症状に乏しく、子宮頸がんなどのように定期的にできる検査法がないため、腫瘍が大きくなってから発見されることが多いそうです。

超音波検査やMRI、CT検査で多くが発見され、CA-125やCA19-9、CEAという腫瘍マーカーで補助診断を行いますが、悪性度の高いものや低いものが様々なので最終的には摘出して病理検査に出すことになります。

症状は?

・腹部膨満感

・腹痛

進行すると…

・腹水が溜まりお腹が大きくなります

・胸水が溜まり咳が出ます

治療法は?

手術療法と化学療法が主体となります。

初期では片方付属器切除術、進行している場合には両側付属器切除術、単純子宮全摘術、リンパ節郭清、大網の切除が行われます。

また、腹水にガン細胞が見られる場合や、他に浸潤している場合には追加で化学療法が必要となります。

卵巣腫瘍(良性)

卵巣腫瘍は、内容に液体が貯留している卵巣のう腫と内容に硬い腫瘍が見られる充実性腫瘍に分けられ、超音波検査やMRI、CT検査で診断されます。

腫瘍が小さいうちには特に心配の必要なものではありませんが、大きくなると茎捻転といって、捻れてしまい狭い骨盤腔内で戻れなくなってしまい、血行障害で壊死してしまうことがあるので注意が必要です。

茎捻転が起こると強い下腹部痛が起きます。

症状は?

・無症状

・腹痛

治療法は?

腫瘍の大きさが5〜6cmを超える場合、茎捻転を起こした場合、悪性が疑われる場合には手術療法を行います。

条件を満たせば腹腔鏡下手術も可能です。

月経前症候群

月経の3〜10日前の黄体期に出る症状のことで、月経と共に消失します。

症状は?

・のぼせ

・いらいら

・下腹部膨満感

・腰痛

・頭痛

・むくみ

治療法は?

排卵周期のみで起こるため、排卵を抑える治療として、低用量ピルの服用、偽閉経療法などのホルモン療法を行います。

また、症状に応じて漢方や利尿剤を使用することもあります。

更年期障害

女性ホルモンの分泌が減る45〜55歳くらいに現れ、全ての女性に来るといわれていますが、軽さ重さには個人差があり、無症状なこともあるそうです。

日常生活に支障を来たす際には治療が必要となります。

症状は?

・ほてり

・のぼせ

・冷え

・動悸

・頭痛

・めまい

・うつ症状

・全身倦怠感

治療法は?

ホルモン療法

女性ホルモンの含まれる錠剤を服用するか、パッチ剤を貼ります。

長期間使用すると乳がんのリスクが上がったり、肝機能に影響を及ぼすことがあるので定期検診でしっかり観察しながら使用します。

漢方

効果が出るまで時間はかかりますが、体質改善の効果もあり、副作用も少ないお薬です。

自律神経失調薬

ホルモン療法より効果は弱いので、他の薬と合わせて使用します。

症状の軽い人や、ホルモン療法が出来ない方に向いています。

定期検診を大切に!

女性の体にはホルモンの関係だったり加齢によるものであったり、様々な変化の中で起こる病気がたくさんあります。

中にはお住いの市町村から補助の出る定期検診もあるので、うまく利用して自分の体に向き合いましょう。

生命保険や医療保険においても、女性特約などと称して女性特有の病気を手厚く保障されている保険もあります。

女性特有の病気を知って、それについて考える機会になればと思います。


この記事を書いたママ

TOMY

4歳の女の子が一人います!子育てに日々奮闘中ですが、毎日を楽しく過ごせるようにと邁進しています。ウォーキングが日課です!

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