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妊婦は五輪観戦自粛へ!ジカ熱で子供が小頭症になるリスク

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アメリカの経済雑誌Forbesは、その電子版で二人の科学者のコラムを掲載しました。

内容は、リオデジャネイロオリンピックは中止すべきというもの。理由はジカ熱です。



オリンピック中止はない

冒頭の米Forbes誌のコラムなどの報道に対し、ブラジルのイルトン・スポーツ相は残念であると述べた上で、WHOが渡航制限を出していないことから「大会中止は議論はしていない」と表明しています。

妊婦のオリンピック観戦、ブラジル政府の見解

あくまでも開催されるリオデジャネイロオリンピック。では、妊婦さんのオリンピック観戦について、ブラジル政府はどのように考えているのでしょうか。

WHOがジカ熱の感染拡大について緊急事態を宣言したことについて、ブラジルのワグネル官房長官は記者会見で「特に、妊娠している女性へのリスクは深刻だ」と述べました。

そして、妊娠中の女性のブラジルへの渡航は勧めないとし、妊婦の観戦自粛を要請しています。

ジカ熱、中南米地域で大流行

中南米地域でジカ熱が流行中。世界保健機構(WHO)は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」であると宣言しました。

緊急事態宣言は2014年のエボラ出血熱以来のことです。

昨年5月にブラジルで確認

今回のジカ熱は2015年5月にブラジルで確認された後、25の国と地域に拡大。

2016年2月4日には、スペインでコロンビアから帰国した女性他7人の感染が確認されています。

ジカ熱の感染者は最大400万人にも達するおそれがあるそうです。

日本でも4類感染症に指定

2016年2月6日、日本でも厚生労働省が4類感染症に指定。医師はジカ熱と診断したすべての患者を保健所へ報告する事が義務づけられました。

ジカ熱とは

ジカ熱とはジカウイルスによる感染症のこと。蚊が媒介します。

もともとアフリカからアジアにかけての限られたエリアの感染症でしたが、2013年以降、感染地域が広がり続けています。

ジカ熱の症状

ジカウイルスに感染してからの潜伏期間は十日間。

ジカ熱の症状は、38.5℃以下の軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、結膜炎、疲労感、倦怠感など。

血小板減少が認められることもあります。デング熱に似た症状ですが、軽めのことが多いそうです。

スペインの患者達も、体調は良好であるということです。

ジカ熱の感染経路

ジカ熱はジカウイルスに感染することで感染します。ジカウイルスを媒介するのはネッタイシマカやヒトスジシマカです。

特に活発に行動するネッタイシマカによる感染が多いとされています。

その他、わずかですが性的接触による感染が報告されている他、母子感染の可能性もあるとされています。

ジカ熱の致死率

2016年現在、ジカ熱での死亡例は報告がありません。

何が問題なのか

症状も軽めで、死亡例のない感染症、ジカ熱。では一体なにが問題なのでしょうか。

新生児への影響

ブラジルでは、今回のジカ熱の感染拡大にあわせて、疑いを含む4000人もの小頭症の新生児が生まれています。

妊娠中のジカ熱への感染が影響していると考えられています。

これについて、NHKのインタビューに応じたWHOのアンソニー・コステロ局長は「ジカ熱と小頭症の規模には明らかな関連があり、ほかの地域にも広がるおそれがある」と答えています。

ギランバレー症候群

ジカ熱感染後、ギランバレー症候群を発症するケースもあります。

ギランバレー症候群とは、身体に麻痺症状を起こす急性または多発性の根神経炎です。

フランス領ポリネシア、ブラジル、エルサルバドルで、ジカウイルスとギランバレー症候群の関連性が疑われる例がありました。

関連性は

いずれもまだはっきりとは証明されてはいませんが、強い関連性が疑われるほどに感染拡大と症例の増加が重なっているのは事実です。

妊娠中、または妊娠の予定のある人は注意をするべきでしょう。

ワクチンや特効薬はない

ジカウイルスのワクチンや特効薬は、今のところ残念ながらありません。

ジカウイルスはデータが少ないことなどからワクチン開発は難しいとされてきましたが、今回の流行に当たって、アメリカ国立衛生研究所、カナダ公衆衛生庁、ブラジルのブタンタン研究所、アメリカのニューリンク・ジェネティクス、フランスのサノフィ他がワクチン開発に取り組んでいます。

胎児への深刻な影響を疑われている上にワクチンが無いのがジカ熱

ジカ熱そのものは比較的軽症であるとされています。しかし胎児への深刻な影響が疑われています。

その上、予防に有効なワクチンがないことが問題なのです。



予防法

主な予防法は、ウイルスを媒介する蚊に刺されないことです。感染地域へ行かないことが一番ですが、やむを得ない場合は十分に気をつけましょう。

何度も言うように、妊婦および妊娠の可能性のある女性の渡航はすすめません。

滞在先選び

網戸や蚊帳の準備があり、防虫対策のとられた滞在先をえらびましょう。

長袖・長ズボン

現地では暑くても長袖、長ズボンを着用し、皮膚の露出を極力防ぎましょう。

忌避剤

DEETなどの有効成分が含まれているものを使います。日焼け止めと併用する場合、日焼け止めをつけてから、最後に忌避剤を塗りましょう。

赤ちゃんは

忌避剤をつけることのできない赤ちゃんは、ベビーカーにモスキートネットをぴったりと付けたり、蚊帳を利用します。

感染の不安がある場合

もし感染の不安がある場合。早めに医師の診断を仰ぎましょう。

また帰国の際に疑わしい症状がある場合、検疫所で相談しましょう。

外務省海外安全ホームページ

渡航にあたっての最新情報は「外務省海外安全ホームページ」で確認できます。

外務省海外安全ホームページ
出典:anzen.mofa.go.jp

まとめ

ブラジル政府の発表の通り、妊婦さんのオリンピック観戦は自粛し、テレビ観戦にしたほうが良さそうです。

妊娠の可能性、予定のある女性も注意しましょう。

しかし、ジカ熱自体は軽症で死亡例のない感染症です。常に最新の正しい情報を入手し、落ち着いて対応しましょう。


この記事を書いたママ

厥日績

ゆったり系私立小学校へ通う娘とゆったり生活中のマイペースな専業主婦です。

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