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一人っ子政策が原因!?中国では毎年20万人の子供が誘拐され売られていた!

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インターネットは情報を発信・受信できる、非常に有効な手段です。自分の作品の発表、就職向けの自己アピール、社会活動、ニュース・・・

そして・・・人探し。



宝貝回家尋子網

宝貝回家尋子網」というサイトがあります。

「宝ものの我が子、帰っておいで」というその名の意味するとおり、中国で行方不明の我が子を探す親が情報提供を求めるサイトです。

増え続ける児童の失踪を受けて立ち上げられました。

なんのために

NHKの報道するところによると、中国の行方不明児童のうちには、誘拐組織によって連れ去られ人身売買されているこどもも多いのだそうです。

中国といえば、人口が多いイメージ。

あんなに人がいるのに、なぜさらなる「買う側」の需要があるのでしょうか。そこには、中国ならではの事情がありました。

男系社会

人身売買の原因のひとつは、中国の思想。

日本以上に男系の考えが強く、跡継ぎとなる男の子をほしがる人が後を絶ちません。実際、人身売買の相場も、男児のほうが高額です。

労働力として

農村部と都市部での経済的・環境的格差は広がるばかりです。都市部はますます近代化し、農村部は依然、貧しく前時代的なまま取り残されています。

一方で、都市部ではこれまで押し進められてきたひとりっこ政策が(表明上だけの場合があるとはいえ)厳しく遵守されている一方で、農村部では事情により優遇されている点も多く、さらにお金さえ払えば男の子の戸籍登録ができてしまうのだそうです。

そういった背景の中で、跡継ぎとして、そして労働力として、あまり抵抗を感じないままに男児を購入する農村部の人々がいるというのも事実のようです。

老後の面倒を見てほしい

ひとりっこ政策のため、こどもは一人しか産み育てることはできませんでした。しかし、老後の面倒を見てもらう前にこどもに何かあったら・・・

そうしたこどもを失った「失独家庭」で、老後の面倒を見てもらうためにこどもを購入するケースもあります。

政府も失独家庭の援助をしていますが、十分とは言えません。

こどもを誘拐して売るのは誰だ

大規模ネットワークを持つ誘拐組織人身売買の存在が確認されています。警察が摘発した組織は、十四の省に支部があり、数百人もの構成員がいたそうです。

中には産院と癒着していたり、養子縁組み支援の団体を装っていた誘拐組織人身売買もありました。

こどもを「買う」側は

跡継ぎ、農村部の労働力、老後の頼り。こどもを購入する人々の多くは、中国の文化的嗜好、格差、貧困、社会保障の不備などから生まれた弱者です。

なんといっても決定的なのは、ひとりっこ政策です。借金をしてまでこどもを購入することがあるのだそうです。

やむにやまれぬ事情があるのでしょう。しかし、決して許される行為ではありません。

裕福であっても

中には裕福であっても、こどもに恵まれず、誘拐されたと知りながらこどもを購入する夫婦もいます。



売られるこども達は

こども達の多くは農村部へと売られていきます。被害者となるリスクが最も高いと言われているのは、6000万人いると言われる「留守児童」達。

現在、中国の都市部では「農民工」と呼ばれる農村部からの出稼ぎの人々が大勢働いています。

しかし、農村部と都市部とで戸籍が異なり、農民工の人々は都市部の戸籍を持たないため都市部で社会保障が得られません。

無論、農村部のこども達は都市部では公教育を受けることすらできないのです。そこで、農民工達は祖父母等にこどもを託して出稼ぎに行くことになります。

残されたこども達が留守児童というわけです。格差が誘拐事件を発生させ、格差が被害者を生んでいる状況です。

売れば厳罰、買っても不問

人身売買をした場合、売った側は刑法二十条により、懲役五年から十年と罰金が科せられます。

ところが買った側は、虐待や拘束をしなければ特に罪には問われないというのです。こうした法律の不備を指摘する声もあります。

また、罪に問われるとは言え、刑法二十条は軽すぎるという声もあります。

その数、20万人

2013年に。中国で行方不明になるこどもの数は年間20万人にもなると中国中央人民放送は発表しています。

こんなに多くのこども達がいなくなる状況で、対策はとられているのでしょうか。

全国対誘拐特別部隊

中国公安部には全国対誘拐特別部隊というチームがあり、親子のDNA鑑定をするためのデータベースをつくっています。

前述した「宝貝回家尋子網」などの団体との協力も行われています。

問題も

しかし、警察はこどもがいなくなってから二十四時間経過しなければ、誘拐事件としてあつかってくれません。

その間に、広い中国、どんどん遠くへこどもは連れ去られて行ってしまうのです。地方都市では警察の怠慢、組織との癒着、地元の因習優先などの問題もあります。

インターネットが状況を変えつつある

その中で、インターネットが状況をかえつつあります。

スマホアプリ「ミッシングチルドレン」

中国のスマホアプリ「ミッシングチルドレン」は、撮影した顔を、登録されている行方不明児童のデータベースと照合してくれるもの。

町中でもすぐに確認でき、公開後半年ですでに複数の成果を上げました。

NGOによる「宝貝回家尋子網」

「宝貝回家尋子網」はインターネットで行方不明のこども達の顔写真を公開、情報提供を呼びかけるサイト。

通報があれば駆けつけてこどもを探し出します。そして、証拠とともに警察に働きかけることで、これまで多くのこどもが実親の元へ帰ることができました。

これは、国土が広大で管轄が細分化し、こどもが遠くへ連れ去られた場合には連携がスムーズに行われていなかった警察の弱点を補うものでした。

誘拐の背景にあるものを

さらに、「宝貝回家尋子網」を運営するNGOでは、誘拐の背景にある農村の貧困問題を解決することにも取り組んでいます。

農村ごとの特産品を見つけて支援したり、農村のこども達に「無料ランチ」をふるまったり。こうした社会活動により、誘拐事件を絶とうと努力しているのです。

また、こうした取り組みをインターネット上で報告することにより、都市部の人が農村部へ関心を持つきっかけとなります。

取り残されて行く農村部と都市部の人々をつなぐ役割を、インターネットが担い始めています。

終わるひとりっこ政策、終わらない格差拡大

2016年1月1日から施行された人口・計画出産法の改正案により二人目のこどもも戸籍登録がされるようになり、誘拐の大きな原因であるひとりっこ政策も終わりを告げました。

しかし、格差は広がるばかりです。まだまだ解決は難しそうな問題だと思います。ただ、インターネットを通じた試みには希望がありました。

インターネットによるバリアフリー化が世界を変えてくれるような気が、ちょっとしています。


この記事を書いたママ

厥日績

ゆったり系私立小学校へ通う娘とゆったり生活中のマイペースな専業主婦です。

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