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妊婦も意外と知らない「羊水」6つの役割

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マタニティママこそ聞きなれている『羊水』という言葉。

しかし、その成分や量、どのような役割があるかを知らないまま妊娠期間を過ごしているママも多いと思います。

お腹の中で赤ちゃんを包み込んでいる羊水。その重要な役割についてご説明します。



赤ちゃんを細菌から守る!

抵抗力の弱い赤ちゃんを、羊水が細菌から守ってくれます。

羊水には抗菌作用があります!

通常は卵膜が細菌を防ぐ壁としての役割を果たしますが、何らかの原因で細菌が侵入することもないとは言い切れません。

その場合、羊水内にあるリゾチーム、トランスフェリン、ラクトフェリン等と呼ばれる抗菌作用のある成分が、赤ちゃんへの直接感染を防いでくれます。

例え羊水感染が起きたとしても、これらの成分が増加して赤ちゃんを守ってくれるのです。

分娩時の感染症も防いでくれます!

破水をする=卵膜が破れてしまうと、外から細菌が入り込む恐れがあります。

その際に、羊水が膣内に流れ出すため、子宮に入り込もうとする細菌を下へと流し、感染を予防する役割もあります。

クッションになり外界の刺激から守る!

羊水は99%が水分です。小さく弱い赤ちゃんと子宮壁との間に存在することで、赤ちゃんは外界からの様々な刺激から守られるのです。

赤ちゃんへのダメージが緩和

ママが転んでしまったり、お腹に物がぶつかる等の場面が考えられます。

それだけでなく、ママが歩く振動や、寝転んだときの動き等、些細な衝撃であってもお腹の赤ちゃんにとっては非常に大きなダメージとなります。

羊水が、このような衝撃を吸収し和らげてくれるため、赤ちゃんへのダメージが緩和されるのです。

ママの知らない間にも赤ちゃんに圧力が!

ママ自身が衝撃を受けることがなくても、子宮が収縮するだけで赤ちゃんには圧力がかかります。

羊水があることでその圧力が均等に分散され、赤ちゃんが穏やかに過ごすことができるのです。

内臓機能の発達に必要不可欠!

赤ちゃんは、お腹の中で羊水を飲み込み、尿として排出しています。

そのサイクルを繰り返すことで、肺や腎臓、消化管が形成されていきます。

羊水を飲み込むことで内臓が成熟します。

赤ちゃんが飲み込む羊水は肺に取り込まれ、腎臓が機能して尿を作り出し、羊水中に排出されます。

この繰り返しで赤ちゃんの肺機能が発達し、出産後に肺呼吸ができるようになるのです。

従い、羊水は肺を成熟させるために必要不可欠な存在と言えます。

生まれた瞬間から肺呼吸をするために、羊水は欠かせない役割を果たしているのです。

さらに、赤ちゃんが飲み込む羊水は、肺に取り込まれた後に消化管で栄養を吸収するため、消化管の発達にも必要な存在なのですす。

骨や筋肉の発育を促す!

子宮の中の赤ちゃんの様子を外界で例えると、お風呂の浴槽に溜めたお湯の中に潜った状態であると考えるとわかりやすいかと思います。

自由に動くための空間作り

お腹の中にいる赤ちゃんは、出産が近づいて頭が骨盤内に下がるまで、羊水の中でよく動きます。

骨や筋肉は、動かすことによって強化されます。

羊水は赤ちゃんが元気に育つために必要な、動く空間作りになっているのです。



赤ちゃんの体温を維持!

羊水の温度は人肌に保たれています。

外界の温度に影響されない!

赤ちゃんには、自分自身で体温を維持する力が備わっていません。

生まれてから少しずつ発達していく体温調節機能。

羊水の中では、赤ちゃんの体温を一定範囲内に保ってくれるのが羊水なのです。

ママの体温変化や、外気温の変化が赤ちゃんに直接伝わることを防ぎます。

こもる熱を放出する作用も!

人は物を食べ、その栄養素からエネルギーを生み出します。

お腹の中にいる赤ちゃんも同じです。

羊水を飲んだりママから栄養をもらうことで、胎内の細胞が手足を動かしたり内臓機能を動かすエネルギーに変えているのです。

赤ちゃんのエネルギー産生量は母体の2倍とも言われ、同時に生み出される熱が赤ちゃんの体にこもらないよう、羊水を通して放出しています。

良好な分娩を促す役割も!

羊水は赤ちゃんの成長に欠かせないだけでなく、産まれるその瞬間まで、とても重要な役割を担っているのです。

前期破水や早産の予防

羊水の中には、尿中トリプシンインヒビターという物質が含まれています。

この物質には、羊水中の炎症や子宮の収縮を抑える作用があります。

そのため、適量の羊水が存在することは、前期破水や早産の予防にもなるのです。

赤ちゃんが穏やかに出産を迎えられます。

分娩時、子宮が収縮することにより陣痛が起こります。

その子宮の収縮で赤ちゃんを苦しめないように、羊水は大切な存在であると言えます。

もし羊水がなくなってしまう(破水)と、へその緒の圧力で赤ちゃんが低酸素症になる可能性が高まります。

羊水があることで、子宮の収縮が強くなってもその圧力は赤ちゃんとへその緒に均等に分散されるのです。

分娩時の潤滑油に!

分娩の際には、卵膜に包まれた羊水が子宮口を押し広げ、赤ちゃんの通り道を作ります。

また、適時破水することにより、羊水は潤滑油としての役割も担います。赤ちゃんがスムーズに降りて来るために、手助けをしてくれるのも羊水の大切な役割なのです。

羊水は『量』がとても大切です。

羊水の量は赤ちゃんの成長に合わせ、妊娠週数に比例して増えていきます。

そして、出産が近くなると徐々に減っていきます。

羊水が多すぎる『羊水過多』や少なすぎる『羊水過少』は、危険を伴う場合があります。

妊婦健診を受けましょう。

妊婦健診では、羊水の量をチェックする検査も行います。

羊水は赤ちゃんにとって『命の海』と言われるほど大切なもの。

その量に異常があれば、赤ちゃんの発育にも妊娠そのものにも異常が生じる恐れがあります。

無事に元気な赤ちゃんを産むために、妊婦健診は必ず受けてくださいね!


この記事を書いたママ

fami

小学生の女の子2人を子育て中です。仕事と家事・育児に奮闘しながら、毎日の何気ない出来事を大切に、楽しみながら過ごすことがモットーです。

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