出産

難産による赤ちゃんの影響について

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妊娠中、ママ自身の体調管理や出産準備を整えることは大切です。

それと同時に、万が一難産になってしまった場合に、赤ちゃんにどのような影響を及ぼすかを知っておくことも必要です。

難産は予測のできない事態で起こる場合もあります。また難産体質ではないからと言って安心はできません。誰にでも起こり得るかもしれない難産が、赤ちゃんに及ぼす影響をまとめてみました。



新生児仮死(胎児ジストレス)

難産になった場合でも、出産方法は最終的にママと家族の意思が優先されます。その場合に、どうしても自然分娩を希望された場合は、赤ちゃんに危険が及ぶ可能性が高くなってしまうでしょう。

新生児仮死とは?

出産時に何らかの原因により赤ちゃんが低酸素血症、循環不全の状態になることを『新生児仮死・胎児仮死・胎児ジストレス』いいます。

出産時に起こる可能性があるのは、赤ちゃんの回旋異常、胎盤早期剥離、早産や過期産、長時間にわたる難産等が原因で起こります。

赤ちゃんの心拍低下、反射の有無、皮膚が紫色になるなどの状態が見られます。

新生児仮死の赤ちゃんへの対応

新生児仮死状態で産まれた赤ちゃんは、すぐにNICU(新生児集中治療室)に入ります。

適温環境で人工的に酸素投与や換気が行われるとともに点滴等を施し、24時間体勢で治療を受けなければなりません。

新生児仮死による後遺症

前進の酸素が不足し、循環器が機能しなくなる新生児仮死は、呼吸障害(胎便吸引症候群や心筋障害、腎不全、脳障害などを引き起こします。

中でも脳障害は、脳が機能しない状態になり、運動障害が知的障害を引き起こす怖いものです。出生後すぐにわからず、1~2歳頃の発達の遅れから発覚することもあります。

新生児仮死の状態が軽度であれは何の問題も残らないこともありますが、重度であるほど重い後遺症が残る確率は高く、最悪の場合は死に至るケースも否定できません。

吸引分娩と鉗子分娩

赤ちゃんがなかなか産まれて来ない場合、器具を使った吸引分娩や鉗子分娩が行われることがあります。

吸引分娩とは?

吸引分娩とは、赤ちゃんの頭にシリコン製または金属製のカップを装着し、引っ張り出すことをいいます。

赤ちゃんの体の機能に問題が生じたり、障害が残ることはありませんが、出産後は頭にこぶができる場合があります。これは2~3日で自然と消えるものなので、心配する必要はありません。

鉗子分娩とは?

鉗子分娩とは、ママに赤ちゃんを押し出す力(娩出力)がないとき、金属製のヘラで赤ちゃんの頭部を挟んで引っ張り出すことをいいます。

赤ちゃんの頭蓋骨損傷や頭・顔の変形になるのでは?と心配されるママもいるかもしれませんが、医師が的確な施す的確な処置のひとつですので、後遺症等の心配はありません。



分娩時骨折

自然分娩での出産時、赤ちゃんが骨折してしまうことがあります。

骨折の種類

鎖骨骨折・上腕骨骨折・大腿骨骨折

赤ちゃんの首が過剰に引き延ばされたり、ママの骨にぶつかるなどで赤ちゃんが骨折してしまうことがあります。出生時に触診で確認されますが特に治療せずとも1~2週間の間に回復し、後遺症は残りません。

頭蓋骨骨折

全分娩の10~20%の割合で起こります。産道を通るときの圧力や、鉗子分娩によって頭蓋骨にひびが入ったり、一部が陥没することがありますが、その多くは自然に完治します。

硬膜外出血を伴ったり、程度が強ければ手術が必要となります。また、脳挫傷を伴う場合は呼吸が止まったり、嘔吐、痙攣の症状が出る可能性もあります。

脊椎骨折

背骨の中にある脊髄が損傷を受けた場合、裂傷、浮腫、うっ血、出血が起こります。

自然分娩で逆子を出産した場合に、頭部がなかなか出て来られず、強く引っ張ることにより起こることがあります。

どの箇所の脊髄が損傷を受けたかにより症状が異なりますが、障害が残ったり、最悪の場合は死産となるケースも否めません。

産道感染症

難産に限りませんが、赤ちゃんが産道を通る際、感染症にかかることがあります。

ママが感染している!?

破水後に出産が遅れた場合や産道を通った際に、赤ちゃんが感染症にかかることがあります。

ヘルペスウィルス、B群溶血性連鎖球菌、C型肝炎、クラミジア、カンジダなどがあります。妊娠中にきちんと検査をして、ママが感染していれば出産前に適切な処置を受けましょう。

赤ちゃんが感染してしまえば、産後間もなくから赤ちゃん自身にも治療が要されます。

難産が必ず悪影響を及ぼすわけではありません!

難産と聞けば、出産時にトラブルが発生し、赤ちゃんもママも命の危険性が高まる、非常に怖い出産というイメージを持つ方は多いかもしれませんね。

的確な処置で安全なお産に!

難産が赤ちゃんの障害や仮死を引き起こす、危険な出産であるという意識付けは正しくありません。

たしかに、難産の赤ちゃんが正常に産まれて来ない時代もありましたが、それは医療機器や施設が今のように充実していなかった時代の話です。

現在は医療が発達し、危険性の高いお産が予想される場合は、赤ちゃんとママの命が助かるために最も安全な帝王切開出産が行われます。

また、赤ちゃんに何らかのトラブルが生じても、新生児集中治療の充実により命が助かったり、障害を回避する可能性は充分にあります。

的確な処置が施され、危険な出産も安全に進められる環境、そして医師を信じて出産を迎えましょう。

帝王切開も方法のひとつです。

帝王切開は麻酔を使用するため、怖いと感じるママは多いかもしれません。

帝王切開出産時の麻酔の危険性

麻酔は下半身のみでママに意識は残るため、赤ちゃんの産声を聞くこともできます。麻酔による悪影響はなく、出生後の赤ちゃんの成長も自然分娩と変わりありません。

命を守るために必要なこと

予め予測のつく事態であれば前もって帝王切開の日時を決めてお産に臨みますが、自然分娩予定であっても急な状況の悪化があれば、緊急に帝王切開に切り替えられる場合があります。

いずれにしても、赤ちゃんが無事に産まれて来ることと、ママの安全を確保することの両面から医師が判断し、ママ自身、そして家族の意思が尊重されて決定に至ります。

緊急を要する処置は、命を守るために必要なことだと受け止めましょう。

健全な妊娠生活と的確かつ早急な処置を!

出産には何が起きるかわかりません。だからこそ、妊娠中の生活の仕方と、出産時の的確かつ早急な処置が大切なのです。

どのような心がけを!?

難産は冷えや肥満などが原因となります。妊娠中は適度な運動や規則正しい生活を心がけましょう。

もちろん、飲酒、喫煙は厳禁です。気を付けていても難産になる可能性はないとは言い切れません。いざというときのための心構えと、何かあったときに信頼できる医師との関係を築いておくことも大切です。

現在の医療では、難産で赤ちゃんに万が一のことがあったとしても、

早急に処置を施せば命は助かり、後遺症をも回避させることができる可能性はかなり高いと言えますので、心配事があれば出産前に必ず医師に相談して出産に臨みましょうね!


この記事を書いたママ

fami

小学生の女の子2人を子育て中です。仕事と家事・育児に奮闘しながら、毎日の何気ない出来事を大切に、楽しみながら過ごすことがモットーです。

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