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全妊婦の5~15%が発症する前期破水とは?37週以前なら命も危険!尿漏れとの違いは?発症したらすぐに病院へ

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妊娠中の『破水』と聞くと、出産が間際であることを想像させますね。破水とは、赤ちゃんが産まれるときに卵膜が破れ、羊水が流出することで、『適時破水』ともいいます。

この場合は、すぐに出産につながるため心配ありませんが、そうではない破水もあるのです。ここでは、妊娠中の思わぬトラブルのひとつである『前期破水』について詳しくご説明します。



前期破水とは?

陣痛が来ていない、つまり赤ちゃんが産まれる状態にないのに、羊水だけが先に流出してしまうことを『前期破水』といいます。

赤ちゃんは、どのような状況?

羊水とは、子宮の中で赤ちゃんを包み、守ってくれる大切な役割をします。また、出産時には赤ちゃんが産まれやすいよう潤滑油の役割もします。

赤ちゃんの出産準備が整っていないのに、羊水だけが先に流出してしまうと、へその緒が赤ちゃんの体と子宮壁に挟まれて潰れ、栄養や酸素が正常に行き届かなくなり危険な状態に陥ります。

また、赤ちゃんも子宮の壁に押されて苦しくなってしまいます。

状況が長引くと・・・

羊水のない状況が長引けば、赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼすことはもちろん、赤ちゃんの発育が不十分な時期、妊娠37週以前に起これば、命さえ危険な状態になりかねません。また、卵膜が破れてしまったということは、細菌にも感染しやすくなるのです。

赤ちゃんが助かる場合もある?

出産時期が進んでいても、陣痛が起こらずに破水してしまうと、同じように『前期破水』となります。

妊娠37週以降であれば、赤ちゃんがしっかり発育しており、臍帯からの血流にも勢いがあるため、問題なく出産できることもあります。この場合は、誘発分娩で陣痛を促すか、帝王切開で出産することになるでしょう。

前期破水の原因は?

出産準備が整っていないのに、なぜ卵膜が破れるのでしょう。

原因は解明されておらず・・・

明確な原因は解明されていません。そのため、適切な予防策や対処法がないのですが、考えられている要因がいくつかあるので、次にご説明します。

卵膜が弱まることが有力な要因

最も多いとされているのが、感染症や性病です。クラミジアが淋菌などにより膣内に炎症が起きると、その炎症が広がって卵膜が弱まってしまいます。

すると多少の衝撃にも耐えることが出来なくなるので、重いものを持ったり、咳やくしゃみ、胎動での衝撃や妊娠中の性交渉でも破れてしまうことがあります。

その他、羊水過多や多産、子宮頸管無気力症、子宮奇形で子宮内の圧力が下がることも要因だと考えられています。



尿漏れと前期破水との違い

お腹が大きくなると、症状のひとつに尿漏れがあります。尿漏れは臭いや色でわかると思いますが、前期破水には個人差があることを覚えておきましょう。

破水量と流出の仕方

プチッと切れるような音がして破水したり、大量の羊水が流出するなど、明らかに尿漏れとは違うとわかることもあります。

しかし、その量には個人差があり、ちょろちょろと少しずつ流れ出る破水もあることを知っておいてください。

破水したら病院で確認を!

尿漏れとの大きな違いは色や臭いです。匂いは尿の場合、アンモニア臭があります。また、破水の色は白っぽかったり、透明や薄い黄色、胎便が混ざっていると緑っぽかったり、おしるしが混ざっているとピンクかもしれません。

色や臭いで判断が付けば良いのですが、尿の量が少なかったり、またトイレに座った時に破水してしまう、破水に驚いて尿が出てしますなど、不明確な場合もあるでしょう。

尿漏れだと自己判断せずに、破水が疑われたときはすぐに病院を受診することが大切です。

前期破水してしまったら・・・!

突然のことに驚いてしまうかもしれません。しかし、慌てずに次の対処法を思い出してください。

病院に行くことが最優先!

赤ちゃんの状態をすぐに確認することと、感染を予防する必要があります。前期破水に気づいたら、また疑われたら、破水の量に関係なくすぐに病院に行きましょう。

その際、シャワーを浴びることは細菌感染につながるため避けてください。

すぐに出産に至らないこともあります。

妊娠37以前の前期破水であれば、赤ちゃんの発育が不十分なため、出産せずに様子を見ることもあります。また、前期破水が起きても、すべての羊水が完全に流れ出てしまうとは限りません。

赤ちゃんができるだけ長くお腹の中にいることを優先させながら、経過を確認するために入院します。

誰にでも起こり得ることです。

前期破水は、事前に予測することは不可能です。備えておくに越したことはありません。

万が一には備えが必要です。

全妊婦に5~15%の割合で起こると言われている前期破水。そのうち、正産期の前期破水は約30%だと言われています。

時期に関係なく、また誰にでも起こり得ることです。他の疾患が原因で起こることもありますから、定期的な妊婦健診を必ず受けることは大切です。

また、たとえ問題なくマタニティライフを送れていると感じていても、緊急連絡先を持ち歩いたり、タクシーの利用準備を整えるなど、万が一の事態に備えておきましょう。


この記事を書いたママ

fami

小学生の女の子2人を子育て中です。仕事と家事・育児に奮闘しながら、毎日の何気ない出来事を大切に、楽しみながら過ごすことがモットーです。

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