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羊水過多とは?原因と症状と治療方法について

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お腹の中にいる赤ちゃんを包み、守ってくれる大切な羊水。

妊娠中期頃になると、赤ちゃんは消化器官や腎臓、肺などの機能を成熟させるために羊水を飲み込んで排出する、いわゆる『飲む』と『排泄』の練習を繰り返すようになります。

その羊水の量は、多すぎても少なすぎても異常であり、常に適切に保たれるのが通常です。ここでは、羊水の量が多すぎてしまう『羊水過多』という症状についてご説明します。



羊水過多とはどのような状態?

羊水の量が多すぎることを『羊水過多』といいます。

羊水の量は最大で800ml!

羊水の量は、妊娠初期から徐々に増えていき、通常で500~800mlです。妊娠8カ月では最大800mに達し、通常はそれ異常増えることがありません。この量を超え、800ml以上になった場合に、『羊水過多』であると診断されます。

羊水の量はどうやって計測する?

実際の量を直接計測することは不可能です。妊婦健診の際に、エコー検査にて行われるのが一般的です。

直接計測するのではなく、羊水の深さや、子宮の壁と赤ちゃんとの間に存在する隙間の広さ等から、羊水量を割り出す計算式に当てはめて計測されます。したがい、自分で量が多いか少ないかを判断することはできません。

羊水過多になる原因は?

羊水過多の原因はわからないことが多く、実際になった妊婦さんの60%を占めます。

赤ちゃん側の原因が20%

まれに、赤ちゃんに染色体異常などの原因が認められる場合があります。

水頭症や無脳、脊柱破裂などの中枢神経系に異常がある、消化管閉鎖や腹壁破裂など消化器系に異常がある、その他、泌尿器や循環器の異常から起こることもあります。

多胎児妊娠の場合は『双胎間輸血症候群』といって、羊水の中の尿量が増えることが原因となる場合もあります。

その他の原因

糖尿病や心臓・腎臓・肝臓などの疾患を持っていたり、ウイルスに感染していると起こりやすくなります。胎盤の腫瘍、臍帯ヘルニアなども原因となりえます。



赤ちゃんにどのような影響があるの?

羊水量のバランスが崩れることで、赤ちゃんにどのような影響があるのでしょうか?

多くが軽度か一過性

羊水過多と診断されても、軽度であるか、一過性のもので、問題なく出産できるケースも多数あります。かといって、油断しては赤ちゃんに危険が及ぶこともありますので、定期健診を怠らず、問題が生じた場合は医師の指示に従いましょう。

状態が悪い場合は危険!

症状が進むと危険度が高まる可能性もあります。羊水量が多いことで赤ちゃんが動くスペースが広くなり、逆子になる確率が上がります。

お腹が張りやすくなり、早期破水、早産や微弱陣痛が起きることもあります。状態が悪ければ、胎児奇経、胎児性浮腫、中枢神経や消化器系の異常等、生涯が残る可能性もあります。また、常位胎盤早期剥離が起きることもあります。

羊水過多になったママの症状

早期に発見するためにも、ママに見られる症状を覚えておくことが大切です。

ママに見られる症状とは?

子宮が大きくなりすぎ、子宮底が増大して満腹感や呼吸困難、頻尿といった症状が見られます。これらの症状は、妊娠後期によくある症状ですが、急性羊水過多の場合は、お腹の膨らみ方や体重増加が著しくなります。

その他、嘔吐や動悸、腹痛、腰や背中の痛みが見られることもあります。症状が酷いときは、呼吸困難が起こることもあります。

治療方法はある?

ママに明らかな症状が見られる場合は、治療を施されることもあります。

一過性羊水過多の場合

一過性の場合は子宮の収縮により早産や切迫早産、破水の危険性が高まるため、入院して安静を保ち、様子を見ることがあります。状態によっては、子宮収縮抑制剤の投与で羊水量を安定させる治療が施されます。

他の疾患が原因である場合

糖尿病や胎児水腫などが原因の場合は、その疾患に対する治療を施すことで羊水量が改善されることがあります。

確率は低いですが、赤ちゃんの体の中に液体が溜まり、水膨れ状態になってしまう胎児水腫に対しては、ママのお腹を通して赤ちゃんに直接輸血するという処置を施されます。

重度な羊水過多の場合

『羊水穿刺(ようすいせんし)』という、羊水を抜く治療法で、重度な羊水過多症状を抑えることがあります。赤ちゃんに危険が及ぶと判断された場合は、早期に帝王切開に至る可能性も否めません。

予防法はなく、早期発見が大切!

残念ながら、羊水過多の予防法はありません。検診を怠らず、早期に発見することが大切です。

定期健診を怠らずに受けましょう。

羊水過多を発症する時期は妊娠後期に多く、その時期特有の症状と勘違いしやすいものです。また、半数以上が原因不明であることから、日頃から出来る予防法と断定できるものがありません。そのため、定期健診で早期発見することが最も大切であることを忘れてはなりません。


この記事を書いたママ

fami

小学生の女の子2人を子育て中です。仕事と家事・育児に奮闘しながら、毎日の何気ない出来事を大切に、楽しみながら過ごすことがモットーです。

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