家族の実話エピソード

「子育てには終わりがある」恩師からの励ましの言葉

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初めて子どもが生まれた時に、
大学の時に、本当にお世話になった恩師から、不意にこう言われた。

『子育てには終わりがある』

先生は、ちょうど私たちと同じ年の息子さんを一人育てた母親でもあった。

かわいらしい容貌で背も小さい、女らしい先生は、とても若く見え
「とても子供を育てたようには見えないね。」
なんて同期の仲間とこっそり言っていた人でもあった。

先生からの言葉は、産んだばかりの私にはぴんことないもので
「確かに子育てはいつか終わるよねぇ…。」
という程度の実感しかなかった。

この言葉をふと思い出したのは、上の子がとにかく寝なかった時1歳ぐらいの時。
赤ちゃんは3時間おきに起きるものだ、と聞いていたものの
息子は、ほとんど1時間から2時間おきには泣いて、ずっと私の腕の中にいた。

布団におろすと泣いてしまうから、
抱っこしたまま椅子にすわり、そのまま背もたれを少し倒して眠ったりした。

最初はそれでもがんばっていたけれど、子どもが夜、寝室で泣くと、夫が寝られないと怒鳴る。
仕方なく、暗いままのリビングで、立ったまま何時間も子守歌を歌って、こどもをゆすったりしていた。

少しずつ大きくなる我が子は、それでも夜3時間おきぐらいに泣いた。

1歳を過ぎても夜泣きは終わらず、
周りのママ友に聞くと、
「うちの子は、眠ったら朝まで起きないよ」
なんて言う。

うちの寝かし方が悪いのか?
昼間の運動が足りないのか?
寝る環境が悪いのか??
…とあれこれ試すようになった。

そんな時に、先生にちょうど会うことがあって、もう一度
「『子育てには終わりがある』のよ」
と言われた。

「あまりにも、子育てって『今』がすごすぎて
いっぱいになっちゃうけどね。
いつか終わるのよねぇ…。」

とのんびりした口調で言われて
なんだか言葉が、頭じゃなくて、体の中にしみ込んできた。

「そうか~、うちの寝ない子も、いつか寝るようになるんだなぁ…」
となんだかとても納得できた。

それからは、この大変さも、そのうち終わるんだな…、とふと思う。
子どもの夜泣きも、大変だけどちょっといとおしくなった。

私の抱っこで寝てくれるのも、今だけ。

そのうち、息子が2歳を超えて、夜泣きをしなくなった。

当時は、眠らせようとあれこれやってみたけれど
成長してみたら、彼は眠りがちょっとで満たされるタイプの子供だったのだといまさらながら気が付いた。

彼は保育園でも、小学生になっても、昼寝はあまり必要なく、
朝もすっきりと目覚める人だった。

そのうち、下の子が生まれた。
二人を抱えて、家事と育児と仕事をがんばっていると
毎回悩み事が出てくる。

宿題をちゃんとしない
幼稚園になじめない
そろそろ反抗期。

そんな折に、ふと先生の言葉が思い出される。

『子育てには終わりがある』

そう思うと、ちょっと今の悩みがいとおしくなる気がする。

終わっちゃうのはちょっともったいない…かもしれない。


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