子供の健康・食事

カフェインは子どもに悪影響?いつから飲ませても大丈夫?

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エナジードリンクによる事故の影響で健康被害への不安が高まっている、カフェイン。

主に成長や精神に悪い影響を与えることがわかっており、こどもは摂取を控えるべきであると研究者は言います。飲み始めるなら、大人と同じ体格になる年頃からが望ましいと、業界団体が提案しています。

それはどうしてなのでしょうか。カフェインとはどうつき合えば良いのでしょうか。



カフェインとは?

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https://pixabay.com

カフェインとは一体どんなものなのでしょう?

カフェインはアルカロイドの一種

アルカロイドとは、有機化合物のひとつ。生物活性が強く、毒性や薬理効果を持つものが多くあります。

カフェインの他、モルヒネ、コカイン、コルヒチンなどがあり、トリカブトの毒もアルカロイドであるアコニチンです。

つまり、カフェインもまた、生体への強い作用をもたらすということです。

カフェインは薬物成分

強い作用があるカフェインは、薬物成分です。厚生労働大臣による医薬品の企画基準書である日本薬局方にも載っています。

無水カフェインという文字を、風邪薬のパッケージで見たことはありませんか?

また、ドーピング剤としてもメジャーな存在で血液1L中のカフェインが12mgを超えると、オリンピックではドーピングとみなされてしまいます。

カフェインの作用

カフェインには、次のような作用があります。

中枢興奮作用があり、覚醒作用、精神作業効率アップ、疲労感軽減の効果があります。血管の収縮作用は、利尿作用、頭痛の鎮痛に。

その他、解熱作用、筋肉の収縮作用、強心作用があります。

カフェインの副作用

もちろん副作用もあります。

カフェインを過剰摂取した場合、不眠症状を併発するおそれがあります。パニック障害の悪化に関与している疑いもあるそうです。

よく言われる依存性については、精神依存においてはごく弱いもので禁断症状もなく、診断名はありません。

身体依存においては、離脱症状として偏頭痛などがありますが、やはり依存性はごく弱いものです。

こどもとカフェイン

一般的に言われるカフェインの副作用や悪影響である依存性やカルシウムの流出は、ごく日常的な摂取量であればさほど問題のないものがほとんどです。

しかし、これは大人の場合。

こどもはカフェインの分解速度が遅く、体外へ排出されるまで時間がかかります。そのため、大人とは違う影響が考えられるのです。

カフェインによって大人と同じような影響がこどもにもあるのかは、現在よくわかっていません。

ですが、主に精神面、成長面において次のような影響が考えられています。



こどもへの影響 不眠症状

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https://pixabay.com

オハイオ州立大学は睡眠時間とカフェイン摂取について調査を行いました。対象は一日平均53mgのカフェインを摂取している中学生191人。

二週間にわたり、カフェイン摂取量と睡眠パターンを調べた結果、カフェインの摂取により、夜間の睡眠時間が減少することがわかりました。

夜間の睡眠が不足すると、成長ホルモンが分泌や脳の休息が不十分となってしまいます。

こどもへの影響 将来の依存

ワシントンポストの記事によると、カフェインの摂取と、将来、依存性のある物質の摂取の可能性には関係があるようです。

こども達が早くからカフェインを摂取すると、アルコール摂取・喫煙などをする可能性が高いということを、ボストン小児病院小児睡眠障害センター所長のジュディス・オーウェンス医師は指摘しています。

因果関係は不明だそうです。

こどもへの影響 うつ

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同じくワシントンポストによると、7才~17才の30人のうつ病と診断されたこども達は、一日に平均コーヒー5杯分ものカフェインを摂取していたそうです。
調査したのは、ピッツバーグ大学。

ジェニファー・シルク博士の報告では、うつ病のこども達は、多めにカフェインを摂取した日の方が不安を強く感じていたそうです。

いくつから?

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実はこどもへのカフェインの影響と同じで、いくつからカフェインを摂取して良いかというのはよくわかっていません。

というのも、倫理的に実地での調査が難しいからだと、帝京科学大学教授の上田玲子先生は言います。

カフェインがこどもに与える影響についてアメリカの研究者達は、こどもはカフェインを摂取すべきでないと言っています。

日本コーヒー協会の見解

では、コーヒーに関わる人たちはどのように考えているのでしょう。UCC上島珈琲のホームページのFAQに、その答えがありました。

    個人差、状況によって違いますが、一つのめどとして次のように言えます。12~15歳以上で大人なみに体重が50kgを超えていたら、大人と同じようにコーヒーを飲んでもかまいません。10歳以下の子供には、基本的に控えた方がよいかと思います。しかし、6歳ぐらいから上の子でしたら、ミルクで1/4程度に薄めれば大丈夫でしょう。((社)全日本コーヒー協会「珈琲と健康」より)
    出典:知識について | よくあるご質問 | コーヒーはUCC上島珈琲

全日本コーヒー協会という団体の見解を回答として掲載しています。体重が目安になるようです。

国の基準

日本ではカフェインの摂取についての食品健康影響評価は実施されていません。

平成21年度に食品安全委員会が「食品から摂取されるカフェイン」を評価の案件候補として検討したものの、見送られることとなりました。

しかし、妊婦やこどもへの影響を心配する声があることから、情報収集とリスク情報の提供が重要であるとし、国内外のカフェイン事情について調査・公表をはじめています。

カナダにおけるこどものカフェイン摂取基準

カナダではこどものカフェイン摂取量に基準を設けています。

    悪影響のない一日あたりの最大摂取量

  • 4歳~6歳 一日あたり45mg
  • 7歳~9歳 一日あたり62.5mg
  • 10歳~12歳 一日あたり85mg

欧州食品安全機関

また、欧州食品安全機関(EFSA)ではこどものカフェイン摂取量は、一日につき体重1Kgあたり3mgを超えるべきではないとしています。

カフェインと上手に付き合う

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こどもの精神と成長に影響を与えるカフェイン。カフェインが含まれるものを知って、上手につき合いましょう。

カフェイン含有量

カフェインは、コーヒーノキ、チャノキ、ガラナ、カカオに含まれています。チャノキのカフェインは、タンニンと結びつくため、コーヒーに比べて興奮作用は弱めです。

それぞれのカフェイン含有量は以下の通りです。

  • 緑茶(玉露) 150ml中に180mg
  • コーヒー 150ml中に100mg
  • ココア150ml 50mg
  • 抹茶 150ml中に48mg
  • コーラ 350ml中に34mg
  • 紅茶 150ml中に30mg
  • 緑茶 150ml中に30mg
  • ほうじ茶 150ml中に30mg
  • ウーロン茶 150ml中に30mg
  • マテ茶 150ml中に15mg

ノンカフェインのお茶

麦茶、ルイボス茶、黒豆茶、甜茶、杜仲茶などが、入手しやすく飲みやすいノンカフェインティーです。紅茶のブレンドされていないハーブティーもノンカフェインですが、ハーブの効能に注意して選びましょう。

妊娠中や授乳中、カフェインは気になるけれどどうしてもコーヒーを飲みたいという場合には、たんぽぽコーヒーのような代替品もあります。

息抜きに

私は娘が赤ちゃんの頃から一緒に、スターバックスコーヒーをよく利用するのですが、キッズメニューにはジュース、ミルクなどノンカフェインのドリンクがあります。

フルーツフレーバーのフラペチーノ、バニラクリームフラペチーノはノンカフェインです。

大人がカフェインを控えるなら、デカフェにできるメニューもあります。

金沢大学が開発し、厚生労働省にも高度先進医療として認められたカフェイン併用療法をはじめ、抗がん作用が注目されるなど、大人が適切に摂取すれば、カフェインは決して悪いことばかりではありません。

「カフェインを避けなくてはいけないから妊娠中・育児中はコーヒーショップへ行けない」などと悲観せず、お店のサービスや代替品を利用して、上手に楽しむことも時には必要かなと思います。

特に禁煙のコーヒーショップは、妊婦や子連れにとっては助かるものですしね。


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トップ画像出典: https://pixabay.com

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