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なかなか赤ちゃんが喋らない原因と対処法

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育児書に載っている言葉の発達目安を見てはため息をついているママさん。赤ちゃんはどの子も個性豊か、発達のしかたもスピードも千差万別です。

ただ、言葉の遅れには、ママの心の持ちようや工夫ではクリアしきれない心配が隠れている場合もあります。

何年か前になりますが、筆者である私もこの問題にふり回されたひとり。赤ちゃんの「言葉の発達」は、それ以来私にとって大きな関心事であり続けています。長らく言葉を扱う仕事をしてきたせいか、勝手ながら言葉で悩む方を放っておけません。

というわけで今回は、赤ちゃんのお喋りが遅れていることの原因と対処法を詳しく、わかりやすく解説致します。心配がない場合でも、働きかけによって言葉を促すことができる秘策もありますし、心身に少し心配がある方はどうしたら良いのか、など悩めるママに寄り添う内容をお届け致します。



赤ちゃんの言葉の発達段階

発達段階
https://thriving.childrenshospital.org

赤ちゃんはどのような段階を経て言葉を獲得していくのでしょうか。時期別にご覧いただきます。が、これはあくまで目安です。必ずしもご自分の赤ちゃんと比較なさることはありません。

生後2ヶ月頃の言葉の発達

この頃の赤ちゃんには、クーイング(キューイングとも)と呼ばれる発声が見られます。これは「クー」「アー」など言葉というよりも音に近いものですが、赤ちゃんはママの応答を期待してこんなふうに発声していると考えられています。

このくらいのこと、と思うなかれ。声を発することは、声帯・のど・口の中・唇などが複雑に連携して初めてかなうものであり、かなり高等な技術です。

こうした発声が言葉の始まりですので、どんどん話しかけたり答えたりをしてあげましょう。

【生後2ヶ月のクーイング動画】

生後4ヶ月頃の言葉の発達

この時期の赤ちゃんは、大きな成長の証拠として声を出して笑い始めます。これはのどが発達してきたことの表れでしょう。どんどん笑わせてあげることで、声とともに感情を引き出してあげてください。

【生後4ヶ月の笑う動画】

生後6ヶ月頃の言葉の発達

生まれて半年が経った頃には、「バ」「ダ」「パ」などのいわゆる破裂音が聞かれるようになります。だいぶのどが鍛えられてくることから、「バッバー」「ダダダダダ」などまとまった発音が可能に。こういった赤ちゃん語を喃語と呼ぶことは、ご存知の方も多いでしょう。

この喃語を発する段階で、すでに個人差は生まれています。4ヶ月、あるいはもっと前から喃語が聞かれる赤ちゃんもいれば、クーイングの時期が長いまま過ごす赤ちゃんも。

【生後6ヶ月の喃語動画】

生後10ヶ月頃

この頃になると、「指さし」の動作をする赤ちゃんが出てきます。この指さしは、言葉の発達上とても重要です。

これは明らかに意思表示・コミュニケーションへの欲求を示す行為だからです。指をさしながら、喃語やその発展系といった言葉を発したら、面倒がらずにどんどん応じてあげましょう。

1歳頃

1歳か、もう少し前から意味のある言葉を言う赤ちゃんが出てきます。パパ・ママ・マンマ・ワンワンなど。

【1歳2ヶ月のおしゃべり動画】

1歳6ヶ月以降

1歳6ヶ月では、ボキャブラリーが増え、10個程度の単語を言える子もいます。

また、2歳あたりには、ワンワン・キタなどの2語文、性別による語尾の使い分けが始まる子も。3歳ともなれば、過去・現在・単数・複数などを巧みに使える子も出てきます。

【1歳6ヶ月のおしゃべり動画】

言葉が遅い、という判断はいつ・どうなされる?

どうなされる
http://www.everilluminated.com/

1歳6ヶ月健診での言葉テスト

1歳6ヶ月健診では、言葉の発達に関する聞き取り調査が行われることが多いようです。

母子手帳の保護者の記録欄にも「ママ・ブーブなど、意味のある言葉を話しますか」のアンケートがあり、実際に赤ちゃん本人には「ワンワンはどれ?」と質問して指を差させるといった簡単なテストが行われたりします。

【1歳6ヶ月健診の言葉テスト(筆者の体験談)】

筆者である私の長女は、この1歳6ヶ月健診を受けた頃、ほとんど言葉を話せませんでした。

2回くらい「アンパン」と言ったことがあったのと、時々私を「アーアン」と呼ぶくらいでしたので、担当保健師の方が要求する「意味のある言葉を5つ」には、とうてい達しませんでした。

ここで、もう「要観察」のハンコを押されてしまったのです。

つまり、一番はじめに言葉が遅れていることを指摘されるのは1歳6ヶ月健診です。ここから順次「遅れ」について意識させられてしまうママが増えることになります。

次にこの「遅れ」の原因を探りますが、これには心身の機能・発達に心配があるものとないものがあると考えられています。まずはその判断基準について、次にご説明致します。

赤ちゃんがなかなか喋らない、ここをチェックして

言葉チェックリスト
http://www.momtastic.com

心身の機能・発達は言葉の出方に少なからず影響するといわれます。チェックリストを用意しましたので、ご覧ください。なお、1歳6ヶ月程度のお子さんを想定しています。

【1歳6ヶ月頃の言葉発達チェックリスト7つ】

□ゴミをポイしてきて、ドアを閉めて、など簡単な指示・お願いに応じない

□背後から優しく呼びかけてもふり返らないことが多い

□手から何かを渡す「ちょうだい」遊び・くすぐり遊び・いないいないばあなどを、楽しまない・もっとやってほしそうにしない・要求しない

□こちらの話している内容が理解できていない気がする

□かたくなに1人遊びをする

□指さし行動が見られない

□ママ・パパと目を合わせることが少ない

上に挙げた中で複数あてはまる場合は、心身の機能・発達が言葉の遅れに影響していることも考えられます。

赤ちゃんがなかなか喋らない原因(心身の機能に心配がない場合)

心配ない
http://beautifulhdwallpaper.com/

赤ちゃんがなかなか喋らない原因には、身体的機能・心の発達に心配がないものとあるものとに大別されます。

心配のあるなしは主観ではありますが、便宜上そう表現させてください。ここでは、心身の機能に心配ない場合について解説致します。

心身に問題がないのに喋らない原因1、成長の個人差・性格差

「あの人にできて、あなたにできないことはない」という乱暴な理屈は、大人だけではなく赤ちゃんにも当然あてはまりません。

生まれたばかりとはいえ、いえ生まれたばかりだからこそ、それぞれのペースや性分は尊重されるべきかもしれませんね。考えられるそれぞれの「差」をお示しします。

【成長の個人差6つ】

・喋るために必要な、のど・声帯・舌・口周りの筋肉などの発達具合

・あふれ出してくるための、言葉のストック量

・言葉以外のコミュニケーションで満足している可能性

・喋ることへの関心の度合い

・他者の言葉・行動を観察することを優先させている可能性

・何事にものんびり向き合う性格かどうか
 

心身に問題がないのに喋らない原因2、コミュニケーション不足

忙しい毎日の中で、なかなか赤ちゃんとじっくり向き合う時間がないということは多くの方が抱える悩みかもしれません。また、性格的に寡黙で静かなママ・パパもいらっしゃるでしょう。

さらには、自分からもっと構ってと言葉で言えない赤ちゃんを傍らにおき、テレビ・パソコン・スマートフォンのお相手ばかりをしていませんか。

対赤ちゃんのみならず、パートナーなど家族とのコミュニケーション不足は、赤ちゃんが耳にする生きた言葉・会話の減少を助長してしまいます。

先ほどご紹介した言葉の発達段階の中で、赤ちゃんからの「もっと話しかけて」「もっと相手をして」というサインを見落としてはいませんでしたか?

心身に問題がないのに喋らない原因3、さまざまなメディアの視聴過多

テレビ・パソコン・スマートフォンなどの視聴が多いと、言葉の遅れにつながるという報告があります。

これについては研究途上の課題ではあるようですが、これからコミュニケーション能力を養っていかなければならない赤ちゃんが、受け身一方通行のメディアに浸っているのが良いことだとは、素人考えにも思えません。

この問題については、こちらの記事に詳しいです。たいへん興味深く読み応えがありますので、ぜひご覧ください。

【関連記事】
テレビの見すぎが子供に与える悪影響!心身の発達・運動不足・睡眠不足・コミュニケーション能力の低下…

心身に問題がないのに喋らない場合の対処法

新対処法
http://www.imgion.com

赤ちゃんが「ゆっくり行きたい」というタイプであれば見守る以外の対処法はないかもしれませんが、何かできることがあれば試みて言葉を促したいママさんは次にご紹介する対処法をお試しください。

だらだらと長い時間をかける必要はありません。1日の中で、短くても濃密な時間を赤ちゃんとのコミュニケーションにあててみましょう。

対処法1、引き込み現象を利用する

赤ちゃんを寝かしつけていると、リラックスしてお互いにうとうと…よくある光景ですが、これは無意識のうちに行動のリズムが似てくる「引き込み現象」というものによって起こっています。歩く速度や仕草など、目で見る情報もこの引き込み現象を起こすといいます。

寝る前に、寝転がりながらしっかりと赤ちゃんと目線を合わせ、優しく語りかけてあげましょう。

赤ちゃんはママの表情や口元から、何か楽しいお喋りや嬉しい言葉が向けられていることを読み取ります。

これにより、単純に口を動かして喋ることにつられたり、ママとお喋りしたい欲求を高めたりする効果が期待できます。

対処法2、手遊び・指さし絵本を利用する

赤ちゃんとの遊びは、ただ楽しいだけでなく、赤ちゃんの言葉の発達を促す大切な日課です。肝心なのは一緒にやることです。手遊びは、教育番組・CDなどを上手に利用しながら時折目を合わせて楽しみましょう。

指さし絵本は、動物・色・形などママの質問に赤ちゃんが指を差すことで答える遊びができます。いずれも、親子のコミュニケーションを活発にし、もっと関わりたい、そうするには発語することが必要だ、という衝動を赤ちゃんにもよおさせるでしょう。

【アンパンマン手遊び動画】

対処法3、同年代の赤ちゃんとのふれあいを増やす

社交的なママであれば難なくできる「ママ友」たちとの子供を交えた交流も、内気なママさん・一匹狼ママさんには難しいことかもしれません。

しかしながら、地域社会をよく見てみると、入園前の乳幼児のために施設を開放している保育園や、自治体が運営している乳幼児向けの遊興・教育施設などが必ずあります。

公園デビューなどという言葉がありますが、あまり気負わず、子供を遊ばせる目的で出かけてみましょう。

筆者である私はかなり一匹狼女なのですが、ある時から子供には子供の社会や人生を与えるべきだと思い立ち、いろんな施設へ足を運ぶようになりました。

他の赤ちゃんと遊ぶというのは小さい月齢では少し難しかったですが、よそのお子さんの遊び方やお喋りからだいぶ刺激を受けていたことは疑いようがありません。

保育園・幼稚園に入ったとたん喋り出したという話もよく聞きますので、やはり子ども同士の触れ合いは重要なのかもしれませんね。

対処法4、ママの独り言を増やす

年をとると独り言が増えるのですが、お若いママさんも、わざわざ独り言を増やしてみてください。赤ちゃんは言葉が満ちてくることで、あふれたものを発語する、という考え方が根強くあります。

ネガティブな独り言はお手洗いなどでこっそり済ませ、赤ちゃんの前ではポジティブな言葉・ひとつずつの物・行動を見ながら学べるような言葉をたくさん披露してあげましょう。

「さあ、お掃除しましょう、お掃除すると気持ちがいいね」

「おいしそうなお魚だね、このお魚をたべようっと」

「積み木遊びが上手ね、ママも積み木やりたいな」

など、ひとつずつの名称を印象づけるつもりで話すと良いかもしれません。

対処法5、口まわりの筋肉を鍛える

唇・舌・口まわりを鍛えることで、お喋りの準備を進められることもあります。おしゃぶり・笛・ラッパなどを使用してみましょう。月齢が大きく、注意点を理解できるお子さんであれば、シャボン玉遊びもおすすめです。



赤ちゃんがなかなか喋らない原因(心身の機能に心配がある場合)

Robin
http://www.overgaard.dk/

心配かどうかは、ママご自身の本能・直感に頼るところが大きいとは思います。耳の聞こえや脳機能・精神発達などで不安を感じる場合は、専門機関で相談されると良いでしょう。

心身の機能に関わる心配の主なものは次の通りです

難聴の可能性がある

1000人に1~2人に起こり、先天性・後天性のものがあります。先天性では遺伝・体内感染・原因不明によって、後天性ではおたふく風邪などの後遺症として起こります。

精神発達遅れの可能性がある

主に記憶・言語・思考などの知的機能に障害が現れます。先天性の代謝異常・脳性まひ・脳炎等の合併症などのほか、原因不明に起こります。

自閉症の可能性がある

脳のある機能がうまく働かないことによるものといわれ、知的能力に問題のないケースから普通の生活を送れないほどの症状までさまざまです。

いずれも原因は特定できないこともあり、しつけや生活習慣から起こるものではないと考えられています。このような原因が可能性としてある場合でも、ママやパパは責任を感じて思い悩むべきではありません。

心身の心配・治療などはどこで相談すればいいの?

誰にきく
http://iconpediatrics.com/

言葉の遅れについては、各自治体の保健センターや療育センターなどでも相談に乗ってくれると思いますが、質問や相談に対して、より専門的に明解な回答を期待できる医療機関を頼りにしても良いのではないかと個人的には考えます。ひとまずかかりつけ医へ相談してみても良いかもしれませんね。

子供の発達について専門医が常駐する病院を、口コミなども含めた調査によりリストアップしてみました。よろしければご参考になさってください。

言葉の発達に関して専門医がいる評判の病院

言葉の遅れや発達に関して診療・プログラムがある病院ばかりです。ホームページを読んでいるだけでも、心強い気分になるような機関をピックアップしてみました。全国的にこのような病院はさまざまありますので、お近くで評判の良いところをお調べください。

北海道札幌市 北海道立子ども総合医療・療育センター

宮城県仙台市 宮城県立こども病院

 
東京都北区 王子クリニック 

・東京都府中市 東京都立小児総合医療センター

愛知県名古屋市 名古屋大学医学部付属病院小児科(親と子供の診療科もあり)

大阪府守口市 関西医科大学総合医療センター小児科 

香川県善通寺市 四国おとなとこどもの医療センター・リハビリテーション科 

福岡県久留米市 久留米大学病院小児科

熊本県熊本市 熊本大学医学部付属病院小児科

先輩ママたちの経験談

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http://www.sheknows.com/

インターネット上で言葉が遅いことを相談するママさんは多くおられますが、それに対する先輩ママたちの回答はさすがの安定感です。お読みになれば、心が和むでしょう。

ちなみにお子さんが喋り始めた時期は、実にさまざまです。1歳代、2歳5ヶ月、3歳8ヶ月など、いろんな例を教えてもらえるうえ、その後どうなったかの後日談も知ることができます。ぜひご一読ください。

発言小町/言葉の遅いお子さん、何歳何ヵ月で話始めましたか?

まとめ

今では「少し黙ってて!」というほどお喋りなわが家の長女も、今を遡ること5年前の1歳6ヶ月健診では、言葉の発達について「要観察」のレッテルを貼られてしまいました。

私がつらかったのは、娘の言葉が遅いことを悩んでいたからではありません。娘の言葉が遅いことに関して私は何の心配もしていなかったにもかかわらず、周囲から心配するよう促されたこと。それが何よりも悩ましく思えました。

私が娘の言葉が遅いことを心配しなかった理由は、彼女が私の言っていることを理解していると実感できたからです。そして、私が教科書どおりよりも、多少逸脱したものを歓迎する性分であるせいです。ただ、直感として「診てもらうべき」と思えば、そうしていた可能性もあります。

今現在ご心配な方は、赤ちゃんとの今しかない「言葉以外のコミュニケーション」をいとおしく感じながら、心配のある部分は行動でフォローする、というスタンスで前向きに進まれてみてはいかがでしょうか。

今回の記事で参考にしたサイトは以下の通りです。
出典:http://child-neuro-jp.org
出典:http://www.rogako.kai.ed.jp

参考文献
子どもの心の発達がわかる本/講談社

0歳~6歳 赤ちゃんと子どもの病気事典/ナツメ社


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トップ画像出典: http://www.theparentreport.com

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