子供の健康・食事

予防接種を受けない人の主張と受けないリスク

お気に入りリスト

会員登録するとお気に入りリストが作れます

Loading

会員登録をするとお気に入りができます

0

子供が生まれると、受けるものだと思っている予防接種

母子手帳にも接種券があり、どの時期に受けるのか、間隔はきちんと開いているかを考慮しながら、ママはスケジュールを立てていきます。

受けるように推奨されているもの、個人の判断で受けるものもあり、我が子はどうするか、判断に悩むところですよね。

そんな予防接種なのですが、「受けない」と決めて、あえて拒否している人もいます。

最近の予防接種の副作用で話題になった裁判とあわせて、どんな主張なのか、一緒に見ていきましょう。

予防接種の副作用-裁判に発展

2016年7月、娘を持つ親にとって、衝撃のニュースが報道されました。

子宮頸がんの予防接種を受けたことが原因で副作用が出てたとして、国と製薬会社を相手に薬害訴訟が起こったのです。

全身の疼痛、知覚障害、運動障害、記憶障害等の深刻な副作用の事例が報告されました。

子宮頸がんは定期的な検診で早期に発見できるものですが、内診があることから若い女性には抵抗感があります。

それが、ワクチンの摂取により60~70%が予防できるということで、2013年4月から、小学6年~高校1年の女子を対象に、子宮頸がんの予防接種は原則無料の定期接種とされていました。

しかし、接種後健康被害を訴える人が相次いだことで、わずか2ヶ月後に積極的推奨が中止されたという経緯があります。

因果関係についてはこれから裁判で明らかにされるところですが、国から推奨されている予防接種が、必ずしも安全とは言い切れないということが、この一件で明らかになりました。

予防接種とは

では、あらためて、予防接種にはどんな種類があるのでしょうか。

予防接種には「定期接種」と「任意接種」の二種類があります。

■日本で接種可能なワクチンの種類■

90wakuchin

出典:IDSC 国立感染症研究所 感染症情報センター

日本はまだ先進諸国と比べると公的に摂取するワクチンの種類が少ないのが現状です。

そのため、2013年の4月に予防接種法改正法が施行され、定期接種で受ける種類が増えました。

この時は、子宮頸がんも定期接種となっていました。

定期接種は国や自治体が費用を負担し、任意接種は各家庭の判断で受けるものとなります。

予防接種を受ける意味

予防接種とは、毒性を薄めた病原体などを抗体として体内に注入することで、長期間の免疫をつくり、感染症の発生・流行を予防します。

まず第一の意味は、予防接種を受けることで、感染症にかかるリスクを大幅に下げることができること。

そして第二の意味として、自分の身を守るためだけではなく、感染症によって周りへのも感染することを防ぐために、予防接種を受ける意味があります。

では、こんな目的を持って国が推奨していることを、あえて拒否するのは何故でしょうか。

拒否派の主張を見ていきましょう。

予防接種を受けない人の主張

①副作用が心配

冒頭に紹介した子宮頸がんの予防接種の副作用のように、その後の人生を変えてしまう程の重篤な症状に陥るケースもあります。

また、長年にわたって認定されている予防接種の中にも、水銀が入っていることにより、神経障害などの副作用を起こす可能性も指摘され、受けさせないという人もいます。

もともと予防接種のワクチンにより、接種したところが赤くなったり熱が出たり、時には病気を発症したり合併症が引き起こされることはあります。

こうした反応は、予防接種を受けなければ起こりえないことなので、予防のために受けた注射で、余計な症状を引き起こしたくないという考えです。

②自然治癒力を大事にしたい

人間には、もともと免疫力があり、治癒力があります。

予防をするのではなく、自然に病気にかかり、バランスのとれた食事とゆっくり体を休めることで、自分自身の免疫機能を働かせて治す。

そんなもともとある力が、ワクチンを摂取し、病気に体を慣れさせてしまうことによって、もともとあった治癒力が消えてしまうのではないか、という考え方です。

予防接種をしたとしても、その病気にかかる可能性がゼロになる訳ではないので、必要性を感じない、という意見もあります。

③受けられない体質

アレルギーなどがある場合は、予防接種を受けることがかえって危険になる場合もあります。

例えばインフルエンザの予防接種の場合、鶏の卵にインフルエンザを入れて増やします。

インフルエンザだけを精製し、卵の成分を除去。ウイルスの病原性をなくしています。

ここで卵の成分を除去しているとはいえ、完全ではない場合、重度の卵アレルギーがある場合は、アナフィラキシーショックに陥る可能性もあります。

予防接種を受けないリスク

①病気になった時の症状が重篤

副作用などが出ることを懸念して予防接種を受けずにいると、病気になってしまった時には症状が重症化してしまい、その方が危険度が高いという面があります。

そして、病気にかかると、自分がそのウイルスを人にばらまく感染源になってしまいます。

副作用のリスクと病気になった時に重症化するリスク。

どちらのリスクに重きをおくかは個人の判断によりますが、自分が選んだ洗濯で他人に迷惑をかけることがある、ということを頭に入れておかなければなりません。

②集団生活を送る上で問題になる

予防接種は、集団感染を予防するためのものです。

したがって、接種していない子供が保育園・幼稚園にいた場合、感染源になる恐れがあるとみなされ、入園を断わられるケースもあります。

強制力はないため、園側としては「あくまで推奨している」という表現しかできませんが、仮に入園したとしても、園の方針とずっと戦い続ける覚悟が必要です。

そして、予防接種で防げる病気が流行った場合、予防接種を受けていないと登園が禁止されることもあります。

集団生活を送る上で、周りの迷惑にならないように受ける予防接種。

個人の方針で受けないと決めたのであれば、それを周りにもきちんと説明する覚悟が必要となります。

③海外旅行・留学・就職で自費で接種が必要になることも

海外に渡航する場合、国によっては規定の予防接種を受けていないと、入国拒否されるケースも。

また、海外で感染性のある病気にかかってしまうと、隔離され、飛行機の搭乗も拒否され、完治するまで出国すらできない事態にもなります。

また、就職の際に医療関係の仕事に着く場合は、特に患者に必要以上の病気を近づけないよう、予防接種を受けていることが前提となっていることもあります。

これから成長して、お子さんが海外旅行をする機会があったり、留学したいという希望を持ったり、医療関係の仕事につきたいと思った時に、予防接種を受けていないことがハンデとなることがあるのです。

必要に迫られて接種することになった場合、推奨されている時期を過ぎているので、自費扱いで受けることになります。

予防接種-自分で判断する視点を持って

今回は、あえて予防接種を否定する意見から、リスクと合わせて受ける意味を考えてみました。

「定期的に受けるものだから」と何も考えずに受けていた予防接種。

そこに、リスクがあるということを、今回の裁判で知った人も多いのではないでしょうか。

案内が来たから受ける、というのではなく、受けることのメリットとそれに伴うリスクも知った上で、選択する必要性があります。

それは、予防接種を受けるかどうかという問題だけではなく、今後、子供が病気になった時、自分が病気になった時、「どのような医療行為を望むのか」を考える機会にもなります。

これだけ医療が発達した現代では、自分で判断するという視点を持つことが大切です。

それぞれのご家庭で、我が家の医療方針について改めて考えてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたママ

りぃ

中2娘と小6息子の母です。成長した子供と友達のように話せる今は人生の黄金期!大変な幼児期を乗り越えたからこそ見えることをお伝えしていきます。

お気に入りリスト

会員登録するとお気に入りリストが作れます

Loading

会員登録をするとお気に入りができます

0

このママの記事が参考になったらイイネしてね!
最新記事をお届けします