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40代の出産リスク4つ

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37歳で第一子、40歳で第二子を出産した身としては、読者の皆さんに高年出産の素晴らしさばかりをお伝えしたいのはやまやまなのですが、経験者だからこそ考えてみていただきたいことがあるというのも本音です。

そこで、今回は40代の出産リスクなどの現状をご紹介します。お読みいただいた方の気持ちが前を向くような思考の運び方を交えていくつもりですので、よろしくおつき合いください。



まずは40代妊娠率の現実を知ろう

妊娠率
http://www.babycenter.com/
女性は生まれ落ちた時に、すでにその小さな卵巣に200万個以上の卵の原形を持っているといわれます。

そして、それはどんどん数を減らしていき、思春期に周期的な排卵が開始する頃には、30万個程度にまで減っているのだそう。さらに、たった1個の卵が排卵するときに、何と50個から100個(一説には1000個とも!)の卵が同時に消失するというのです。

このようにして卵の数は年々減少。思春期に30万個あった卵も、40代を過ぎると数千個にまで減り50歳を過ぎると1000個を切って月経周期を保てなくなります。これが閉経で、理屈上はそこで自然妊娠の可能性が絶たれるわけです。

卵は数が減るだけでなく、同時に老化もします。出生時にすでに持っていた卵ですので、20代の時の卵子と40代の卵子とはできた時期が同じ。衰えは防ぎようがありません。

こうして卵細胞質の機能は日々低下していきます。この数と質の問題により、36~37歳では21%だった着床率が38~39歳で11.6%に下がり、40歳以上では6.5%にまで減ります。

数字だけ見ていますと、40歳以上の妊娠はかなり高いハードルであるように思えますが、実際に近頃は40代出産経験者は非常に多いです。これもまた現実。では、高いハードルを乗り越えて妊娠・出産に至った場合のリスクについて考えてみましょう。

リスク1つめ、流産率の上昇

リスク1
http://by-s.me/
現在日本では、35歳からの出産を高年出産と呼んでいます。子宮環境や卵子は、確かにこの頃からどんどん衰えていきます。

一般的に、全妊娠の15%程度は流産という結果に終わることが統計的に明らかになっていますが、35~39歳ではこれが25%に上がり、40歳以上になると40%以上に上昇するのです。

また、流産物(育てなかった受精卵・胎児)の染色体検査で、60%以上に染色体異常が判明したという報告があります(別の調査結果では80%の数字も出ています)。

これは、流産の原因が胎児の染色体異常に多いことを示すだけでなく、卵子の老化がまねく質の低下によって受精卵が発育できない場合が一定数あることを意味しています。

筆者である私の周囲にも、私も含めて流産経験者は多いです。しかし、これについては年齢はかなりばらついているというのが実感です。

リスク2つめ・産科異常率の上昇

リスク2
http://www.nydailynews.com/
産科異常率とは、妊娠・出産時のトラブルとでも言い換えられるでしょう。どんなものがあるのか、次に示します。

1、妊娠高血圧症候群・妊娠糖尿病のリスクが高まる

妊娠高血圧症候群

「収縮期血圧が140mmHg以上」「拡張期血圧が90mmHg以上」「尿たんぱくが30mg/dl以上」になると診断され、重症化すると母体が危険にさらされることも。

妊娠糖尿病

血糖値を下げるインスリンというホルモンが不足して血中に糖が増加するのが糖尿病ですが、妊娠中だけにこれを発症する場合があります。

胎盤を通じて赤ちゃんにも大量の糖が送られるため、胎児が巨大児になるおそれがあるほか、重症になると、逆に赤ちゃんの内臓機能の成長を阻害するといわれます。

この2つの疾患は、妊娠前から持病のある場合や妊婦さんの体形・体質などによってもかかるリスクが上がりますが、高年出産の妊婦さんも同様にリスクが上がるといわれています。私の友達が1人、妊娠高血圧症にかかりました。ちなみに彼女は36歳での出産で、産後も2年ほど高血圧に悩まされました。

2、分娩時の異常!難産になりやすくなる

40歳を過ぎた妊婦さんの分娩時間は長くなる傾向にあるといわれます。若い層よりも難産になりやすいということです。

ちなみに、陣痛開始から初産婦で30時間以上、経産婦で15時間以上経っても赤ちゃんが生まれてこないことを遷延分娩と呼び、原因は産道が硬く開きにくいことなどです。では、分娩時、具体的にどのようなことが起きるのでしょうか。

分娩誘発・陣痛促進を必要とする率が上昇する

分娩時間が長引いて赤ちゃんの状態が心配になってくると、人工的に子宮口をやわらかくしたり開いたりして陣痛を誘発させる場合や陣痛促進剤を使用する場合がありますが、40歳以上の出産では、この率が上がります。

帝王切開率が上昇する

遷延分娩となって母子ともに危険とみなされると、帝王切開に切り替えられることがありますが、40歳以上の妊婦さんではこの率も上がるということです。

帝王切開には麻酔管理上のリスクがあるほか、お腹に傷跡が残る・術後合併症の危険・費用が高くなるという負の特徴もあります。

筆者である私の仲間内で、急遽帝王切開になった人・妊婦健診の初期段階で帝王切開を言い渡された人が3人います。3人いずれも高年出産で、2人は40歳を超えたお産でした。ちなみにどの方も元気な子を産んでいます。

分娩時に出血量が多い傾向にある

比較的ということですが、若い層に比べて分娩時の出血量が多くなるようです。誰であろうと、出産時には急に多量の出血をすることはありえますが、ひどい場合にはショック状態になることもあるといいます。ちなみに私は37歳初産の時は出血量が「少なめ」だったのに対し、40歳第二子出産時には「やや多め」と指摘されました。なんら問題はありませんでしたが。

リスク3つめ・染色体異常の発生率の上昇

3リスク
http://www.belfasttelegraph.co.uk/
40歳以上の女性は、卵子も40歳以上です。年齢が上がるにつれて染色体異常が発生する頻度が上がることは統計的に明らかであり、やむをえないことです。代表的なダウン症発生率について、妊婦さんの年齢別に示します。

【年齢別ダウン症発症率】

■25歳では、1250分の1

■30歳では、952分の1

■35歳では、378分の1

■40歳では、106分の1

■45歳では、30分の1


ダウン症とは、体細胞の21番目の染色体が3本存在する(通常は2本)ことで発生するといわれます。

筋肉の緊張度が低く、多くの場合に心疾患・知的発達の遅れが見られる先天性疾患です。

近頃はダウン症確率をはかる出生前診断が注目されていますが、高年出産の増加の現実と命の選別という観点でも、課題が多いですよね。

リスク4つめ・ライフプラン上のリスク

リスク4
http://www.theopedia.com/
出産してから始まる子育てにも、リスクはあるでしょう。体力的には、やはり若いママにはかないません。

へとへとになり、音を上げそうになるリスクは高いです。しかし、そのようなことは一時的かつ些細なことかもしれません。長い目で見た場合に、もっと重要な環境的リスクや経済的リスクがあります。

環境的リスク

筆者である私の場合、下の娘を40歳で出産しましたが、この娘が40歳になる頃、私は(生きていれば)80歳です。

仮に彼女が30歳で出産しても70歳。出産ひとつとっても、実際にどれほどの援助ができるでしょうか。今は頼るつもりはなくても、娘に子育てと介護の2足のわらじを履かせてしまうことも考えられます。

もしもすでに私たち親がいなくなっていたら、年齢に見合わないさまざまな心身の負担を、子供にかけることになりかねません。

仕事で要職に就かれている方などは、仕事上でもリスクがあるかもしれません。今あるポジションを、出産・子育てと並行しながら保つことができるか、質の良い仕事を続けられるか、不安要素は多いでしょう。

経済的リスク

私の場合、夫婦が年金生活に突入する頃、娘たちはまだ大学生の年代であることを思えば、経済的にもリスクが高いと思われます。家のローンも残っているでしょうし、学費・結婚費用、お金はまだまだかかります。

彼女たちが大人になる頃は、保険・税制も今よりさらに過酷になっているかもしれないのです。

ここまでの情報のとりまとめは、以下のサイトを参照しました。
出典:http://www.jaog.or.jp/

リスクマネジメント1つめ・すべて受け入れる

1マネジメント
http://www.continentalhospitals.com/
なぜリスクを語るのかというと、それが現実だからです。私は高年出産をするとなった時に「一応高齢出産だから、いろいろ気をつけてね」と何人かの知り合いに言われました。ナーバスになっていたこともあって、そういった発言を「意地悪だ」と受け取りがちでした。

いろんな方がいますから、悪意のあるなしにかかわらず、妊娠・出産・育児の長い過程では、こちらに年齢を気にさせるような言葉をかけてくる人に出会うことは、今後もあるかもしれません。中には、本当に心配してくれる方もいるでしょうが。

他人の言葉が気になるときは、あはは、と愛想笑いをして放っておきましょう。それが自分が望んだことであり、リスクも含めて自分の人生だからです。子供を産む決断をしていなかったら、子供がいないことに対しての不安・不満があったでしょう。何を選択しても、どのみち悩みは尽きないのです。望んで授かったことを感謝もしなければなりません。腹をくくり、すべて受け入れるのです。



リスクマネジメント2つめ・バランスをとる

2マネジメント
http://evergreenadvancedbodywork.com/
リスクがあると聞かされて不安にならない方は少ないですよね。そのような場合、思考をコントロールしてバランスをとりましょう。

出産本には、高齢出産のメリットに「精神的・経済的余裕がある」点が指摘されていることが多いですが、私は特に自分について、これには懐疑的です。長く自由を謳歌していたせいで、子育てでいらいらを感じることが多いですし、経済的余裕はありません。

でも、多くの人は余裕がないのが普通ともいえます。必死で生きる、これだけで十分だと考えても良いのではないでしょうか。傾きかけた負の思考は、自分の考え方で中立に戻すことができるのです。

妊娠・出産時のリスクについては、トラブルや異常発生率が少し上がるものの、それは単なるデータだとご自分に言い聞かせてみてください。300人に1人、というデータがあったとしても、300番目に必ず回ってくるのではありません。3000例のお産の中で、10例と思うと、印象が変わりませんか?

子供が親の援助を必要とする時期に、私はもう老齢になっている、どうしようと言って下を向いてしまわず、幼年期から自立性を促す教育方針を立てるのはどうでしょう。私に頼らなくても、温かい人脈をつくり、人生を切り拓いていける子供に育てよう、と。子供自身が本当に打ち込め、将来の生活にフィードバッグできそうな習い事や、それにつながるような遊び・学びを考えてみましょう。

最後に、妊娠・出産・子育て・男と女のすべてを描いた名作コミックをご紹介します。あらゆるトラブル・苦悩まですべて包容してしまう著者の大きさに、ひれふします。きれいごとなしです!

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トップ画像出典: http://www.gohealthinsurance.com/

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