妊婦の健康・食事

妊婦の1割が発症する妊娠糖尿病とは?原因と症状と胎児への影響について

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妊娠前には何の異常もなかったのに、妊娠したことで糖尿病になってしまうことを『妊娠糖尿病』といいます。

妊婦さんの8~10%がかかると言われており、その数はひと昔前に比べて増加傾向にあります。

原因と、そしてどのような症状が出るのか、無事に出産するには何に気を付けたら良いかなど、ここでは『妊娠糖尿病』について詳しくご説明します。



妊娠糖尿病とは?

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iesphotography.co.uk

通常の『糖尿病』とは違う『妊娠糖尿病』。その症状についてまとめてみました。

妊娠糖尿病とは?

妊娠前から糖尿病だった、また妊娠中に糖尿病になった。これらは一般的な『糖尿病』であり、成人病や生活習慣病に分類されます。

糖尿病を持った妊婦さんは『糖尿病合併妊娠』と呼びます。これとは別の『妊娠糖尿病』は、妊娠することにより体調が変化し、一時的に起こるものです。

症状が軽ければ産後は正常に戻ります。しかし、症状が重ければ、通常の糖尿病に移行してしまう恐れがあり、その割合は妊娠糖尿病にかかった人の約半数だといわれています。

妊娠糖尿病のメカニズム

通常、食べたものは吸収消化され、『ブドウ糖』となり血液中に入ります(血糖)。

そのブドウ糖は、膵臓から分泌される『インスリン』と呼ばれるホルモンにより、全身の細胞に取り込まれます。そしてエネルギー源として使われたり、肝臓・筋肉・脂肪組織に蓄えられます。

妊娠中は赤ちゃんの成長に伴いエネルギーの消費量が増えますが、それと共に胎盤からインスリンの働きを抑える『インスリン拮抗ホルモン』や、インスリンを破壊する酵素が作られるため、インスリンが効きにくい状態になります。

そのため血糖値が上昇しやすくなるのです。

妊娠糖尿病になる原因

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tanyarey.com

食べ過ぎや運動不足が原因だと思われる方が多くいますが、妊娠糖尿病の場合は通常の糖尿病とは少し異なった原因で発症します。

原因は元々の体質もある!?

糖分を代謝する機能が正常であれば、ホルモンバランスが崩れてもそれに伴いインスリンの分泌量が増えるため、血糖値は上昇しません。

しかし、元々インスリンの分泌量が少なかったり、インスリン抵抗性が強い体質の人は、血糖値が上昇しやすく妊娠糖尿病にかかりやすくなります。

かかりやすい人に見られる傾向

次の項目に思い当たる方は注意が必要です。

体重が重い、糖尿病の家族がいる、尿糖に陽性反応が見られた、先天奇形や巨大児を出産した経験がある、高齢妊婦である、肥満体質である、妊娠してからの急激な体重増加、赤ちゃんの体重増加が早すぎる、羊水過多である、妊娠高血圧症候群である、習慣流産・周産期死亡の経歴がある

妊娠初期に問題がなくても、妊娠が進むにつれてインスリンが効きにくくなり、中期以降にかかることは充分にあり得ることも覚えておきましょう。



もしかかってしまったら・・・症状は?

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妊娠糖尿病にかかってしまうと、次のような症状が起こります。

ママに起こる具体的な症状

高血糖、妊娠高血圧症候群、脱水、意識障害、昏睡、羊水過多、羊水過少、網膜症、腎症、肩甲難産、胎盤早期剥離など

このように、多くのリスクを引き起こすことになり兼ねません。そのため、自然分娩が不可能となり、帝王切開を要することにつながります。

赤ちゃんに起こる具体的な症状

流産、奇形、心臓肥大、心臓病、低血糖、多血症、電解質異常、黄疸、胎児死亡、巨大児など
ママに起こる様々な症状が、赤ちゃんへ多くの悪影響を与えてしまいます。

上記は妊娠糖尿病になった場合の赤ちゃんの症状ですが、糖尿病合併妊娠になると、ママの体に血流障害が起こり、赤ちゃんへ充分な栄養が送られなくなります。

そのため、発育不全や未熟児になってしまう確率が高まります。糖尿病につながりやすい妊娠糖尿病にかかってしまったら、早期に治療を施しましょう。

治療方法は?予防はできる?

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westcoastdhb.org.nz

妊娠中は基本的に、食事療法と運動療法で改善していきます。

治療法①食事療法

食事の量に限らず、内容を工夫します。脂っこい動物性蛋白質を控え、赤身肉や大豆やナッツ類、白身魚などからたんぱく質を摂取します。

甘いものを控えるとともに、パンや白米を玄米に変えると良いでしょう。油の多いこってりとした食事を避け、蒸しり茹でた野菜を中心に、薄味で栄養バランスの整った食事を心がけていきましょう。

また1回の量を減らし回数を6~7回に増やすことで、食後の血糖値上昇を抑え、過剰なブドウ糖が赤ちゃんに行かないようにすることができます。

病院により、1日の摂取カロリーを厳しく指定されることもありますので、相談してみてくださいね。

【関連記事】
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治療法②運動療法

妊娠中は体を動かしにくく、汗をかくような運動はなかなか出来ません。無理のない範囲内でウォーキングやお散歩、ストレッチを継続するのは良い方法です。

ただし、高血圧など他の疾患に悪影響を与える場合もありますので、運動内容は医師に相談してからにしましょう。

治療法③投薬療法

食事や運動で改善が見られない場合は、投薬治療が必要になる場合もあります。飲み薬の他、インスリンの自己注射など、その内容については症状の重さにより異なります。医師の指示に従ってください。

将来の糖尿病予防を始める良い機会です!

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100layercakelet.com

妊娠糖尿病を患わないよう気にかけることは、将来的な糖尿病を防ぐためにも役立ちます!

妊娠糖尿病になったら、糖尿病になりやすい!

もし妊娠糖尿病にかかってしまったら、将来的に糖尿病を患ってしまう可能性は高まると言われています。

ですから今、妊娠糖尿病を防ぐための食事療法や運動、また生活リズムを見直すことは、産後の体調管理の習慣付けにも繋がるのです! 自分の生活を見直すチャンスだと、前向きに考えてみてくださいね。

母乳育児は赤ちゃんの糖尿病を防ぎます!

産後に母乳育児をすることは、赤ちゃんの将来的な糖尿病をも防ぐと言われています。

さらに、糖尿病のママが投薬治療を行いながら授乳することは、赤ちゃんの健康を守るのはもちろん、ママの回復にもつながると言われています。産後の授乳育児についても、一緒に考えてみてくださいね!


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この記事を書いたママ

fami

小学生の女の子2人を子育て中です。仕事と家事・育児に奮闘しながら、毎日の何気ない出来事を大切に、楽しみながら過ごすことがモットーです。

トップ画像出典: 100layercakelet.com

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